THIS ONE SUMMER

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夏休み。母親がもうひとり子どもを望んでいたことに、ローズは気づいている。それで両親がぎくしゃくしていることにも。友だちが子どもっぽく見える時があるし、雑貨店で働くダンクがなんだか気になって――。湖岸の別荘地で過ごす、夏のできごと。思春期の入り口でゆれる心に寄り添う、傑作グラフィック・ノベル。

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無邪気な時代を経て、成長し、世界の解像度が少し上がり、色々見えたり感じられるようになってくる、そんな時期の心のざわめきを描いた作品。木漏れ日や水のゆらめきが感じられる絵がとても良いです。

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作・マリコ・タマキ
カナダ出身の作家。1975年生。ハーレイ・クイン：ガールズ・レボリューション』（スティーブ・ピュー画、高木亮訳）ほか、アメリカン・コミックの原作を数多く手がける。グラフィック・ノベルの作品に、『GIRL』（ジリアン・タマキ画、谷下孝訳）、『Laura Dean Keeps breaking up with me』（Rosemary Valero-O'connell画、未邦訳）など。

画・ジリアン・タマキ
カナダ出身のイラストレーター。1980年生。マリコ・タマキはいとこにあたる。ニューヨーク・タイムズの挿絵や、『秘密の花園』『黒馬物語』『レ・ミゼラブル』のペンギン・クラシックス豪華版の装画などを担当。

訳・三辺律子（さんべ・りつこ）
翻訳家。白百合女子大学大学院修了。訳書にラドヤード・キプリング『ジャングル・ブック』、アディーブ・コラーム『ダリウスは今日も生きづらい』、ユニティ・ダウ『隠された悲鳴』ほか多数。海外文学ブックガイド「BOOKMARK」の編集人も務める。


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A5版・320ページ

送料：300円