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ぼくのコーヒー地図 | 岡本仁
¥2,420
意外にも「家ではコーヒーを飲まない」という編集者・岡本仁さんが、全国の58都市のカフェ・喫茶店166軒を紹介。豊かなコーヒー&カフェ&喫茶店エッセイであり、ガイド本でもある。写真多数、全部カラー。コーヒーを飲みながらゆっくり楽しみたい一冊。 B6変型判 ソフトカバー 328ページ 送料:300円
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喫茶店のディスクール | オオヤミノル
¥1,870
『珈琲の建設』から6年を経て刊行となった著者新刊。前作にも増してアクの強い語りが繰り広げられるが、金言も次から次へとこぼれ出すため、最後までぐいぐいと引っ張られるように読んでしまう。いい店とは何か、仕事とは、価格とは、ローカルとは。線を引きつつ、批評的に読むことで真価が発揮される一冊。 ーーー われわれは一体誰と契約をしているのか? SNSとグルメサイト、クラウンドファンディングとポイントカードに骨抜きにされた消費者万能の暗黒時代に模索する「いい店」の条件。自身の迷走を振り返りつつ、犬の目線で語る、経済、仕事、メディアにコミュニティ。金言だらけの与太話再び。 京都出身の焙煎人であり、京都[KAFE工船]、倉敷[カフェゲバ]などのカフェを営む著者が、街場の語り口で考える、この時代いかにして「いいお店」が成立するか。 情報消費、権威主義、労働者と消費者の物象化と疎外、シェアという名の労働力搾取まで、昨今の小商いにまで侵食する不可解な現象を、社会契約論にまでさかのぼり、共有地、贈与、ローカルなど広範囲にわたるキーワードとともに考察した、痛快かつ深い喫茶・小商い論。 ーーー 四六判変型 / 143P / 仮フランス装 送料:300円
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珈琲の建設 新装版 | オオヤミノル
¥1,870
京都の誠光社から2017年に出て当店でも好評だった本、このたび続編の刊行に合わせて新装版として復刊。 ーーー 野蛮なエスプリと高邁な屁理屈で語り尽くす、珈琲の技法、美味しいの境界線、喫茶店という文化。読むものを挑発し、苛立たせる、堂々巡りの「反=珈琲入門」。「ドリップなんてする必要ない」、「味には一点など存在せず「間」があるだけ」、「味なんか三流でもサービスがいいところを選ぶ」、「資本は常に「美味しさ」のた めに資本を投下するわけではない」、「お料理とか味とかって形而上と言われる世界と一緒で、複雑だからこそ素晴らしい」などなど、挑発的で、鮮やかなアフォリズム満載の独り語り。答えではなく思考を、誰かが決めた価値観ではなく、価値を共有するコミュニティを。コーヒーの本を装った思索の書。 ーーー 四六判変型 / 96P / 仮フランス装 送料:300円