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パブリックライフ 人とまちが育つ共同住宅・飲食店・公園・ストリート | 青木純・馬場未織 著
¥2,640
孤独化する社会、ちょうどよい湯加減で頼り・頼られる先を複数持つことは、自立や幸福感につながる。だからパブリックが必要だ。人もまちも勝手に育つものだから「育む」なんていうのはおこがましいけれど「耕して」いこう。という本。事例をじっくり紹介。 ーーー (出版社による紹介文) 賃貸住宅、飲食店、公園、ストリートの業界常識を変えてきた「まちの大家」の10年以上にわたる濃密な活動。住人と大家が共同で営む「青豆ハウス」、地域の食生活を支える「都電テーブル」、まち再生の起点となった「南池袋公園」、愛のある大家を育てる「大家の学校」などで実践してきた「パブリックな日常」のつくりかた。 【目次】 1章 大家という仕事をひらく―高円寺アパートメント、大家の学校 1 家と人の関係を変えるために大家業へ飛び込む 2 大家業を変革するマインドセット 3 高円寺アパートメント:持たない大家業に挑戦する 4 大家の学校:愛のある大家を育てる 5 大家として大切にしている、六つの向きあい方 2章 家をひらく―青豆ハウス 1 大家業の未来を賭けた土地 2 集まって暮らす価値をデザインする 3 無理せず、気負わず、楽しむ暮らしぶり 4 地域とつながりあって暮らす 5 8世帯の住人たちと、8倍濃い人生を送る 6 地域が幸せでごきげんな日常を営む 3章 飲食店をひらく―都電テーブル 1 飲食店は幸せを生みだす現場 2 まちの“もうひとつの食卓”をつくる 3 まちの居心地を温める仲間と働く 4 コロナ禍を乗り越える新しい挑戦 5 サービス産業ではない飲食業の未来 4章 公園、ストリートをひらく―南池袋公園、グリーン大通り 1 公園の未来を体感してもらう1日からすべてが始まった 2 「賑わい」創出とは何なのか? 3 「まちをリビングにする」という新しい価値の発明 4 立ちはだかる壁に穴を開けるプロセス 5 「まちが喜んでいる」風景が見たかった 6 台風の試練で研ぎ澄まされた、本当に欲しい未来 7 池袋のまちが変わり始めた 8 日常づくりは、非日常づくりより難しい ーーーーー 四六判 ソフトカバー 368ページ 送料:300円
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ジカツデザイン
¥2,750
地元で自ら仕事を作り出して活躍している全国各地のデザイナー8名の活動をまとめた本。勉強になります。仕事、つくっていきましょう。栃木からよく来てくださるお客さまも載ってました! ーーー (出版社による紹介文) 地方創生、地域活性化により日本全体の活力向上がさけばれるなか、グラフィックデザイナーにもこれまでのように仕事を待つのではなく、自分で考え、動き、つながり、仕事を生み出す「ジカツ」が求められている。 全国のグラフィックデザイナーを会員とする日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)では、地元で自主的な活動を行っているグラフィックデザイナーたちの働き方を知るため、全国各地で活躍する会員たちを訪ね、実践を取材した。その成果は8人のグラフィックデザイナーの活動を記録した動画としてYouTubeで公開され、2022年8月26日~9月25日までの約1か月間、東京ミッドタウン・デザインハブで展覧会『ジカツデザイン』として紹介された。 本書はこれら一連のプロジェクトの活動記録であり、動画に収録されたインタビューや関係者コメントを再録したもの。JAGDA会長の佐藤卓を迎えた鼎談も新たに収録した。 企画・編集 : JAGDA展覧会委員会 編集長・表紙デザイン : 福島治 発行 : (公社)日本グラフィックデザイン協会 (JAGDA) ーーー A5判 ソフトカバー 232ページ 送料:300円
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みんなの社会的処方 人のつながりで元気になれる地域をつくる | 編著:西智弘
¥2,200
地域につながりを持たない人がさまざまな困難を一人で抱えてしまう「社会的孤立」に対し、薬ではなく「地域とのつながり」で人々の問題を解決しようとするアプローチが「社会的処方」。その重要性、各地の取り組み、具体的なヒントを記す。2020年刊行『『社会的処方──孤立という病を地域のつながりで治す方法』の続編。 ーーー (出版社による紹介文)孤立という病に対し薬ではなく地域の人のつながりを処方する「社会的処方」。日本での実践はまだ始まったばかりだ。いま孤立しているかどうかや、病気や障がいの有無、年齢に関わらず、「誰もが暮らしているだけで自分の生き方を実現できるまち」をどうつくるか。世界と日本の取り組みに学び、これからのビジョンを示す一冊。 ーーー 四六判 ソフトカバー 256ページ 送料:300円
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北欧のパブリックスペース 街のアクティビティを豊かにするデザイン
¥3,630
ーーー 北欧のパブリックスペースは、自然環境に配慮し、個人の自由に寛容で、人間中心の包括的な発想でデザインされる。本書は、ストリート、自転車道、広場、庭園、水辺、ビーチ、サウナ、屋上、遊び場の55事例を多数の写真・図面で紹介。人はどんな場所でどのように過ごしたいのか、アクティビティが生まれる都市空間を読み解く。 ーーー B5・176頁 送料:300円
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『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた』
¥2,640
環境にも良く、健康にも良く、街の小さなお店にも寄りやすい。実は未来の乗り物は既にあった、それは自転車。水素自動車でも空飛ぶ車でもなく。 世界の自転車先進都市の事例、滋賀県の事例、これからの日本の自転車空間への提言、自転車空間設計のノウハウ図解まで、写真や図もたくさん使いながら解説。すばらしい本です。 地方の人は「車がないと生きていけない」という固定観念にとらわれていますが、高崎・前橋をはじめとした群馬県平野部は地形的にアップダウンも少なく、積雪も少なく、自転車向きの土地です(唯一強風があるのですがまあなんとかなります)。日常の足は自転車があれば事足りるという地域も少なくありません。事実私はそのように生活しています。これからの街のあり方を考えるうえで自転車は必須の視点だと思います。 ーーー (出版社による紹介文)子どもも大人も使える便利でエコで健康的な移動手段、自転車。その利用を伸ばす環境整備が、車より人が中心の交通への回帰のため、持続可能な社会のために、世界で進められている。各地の「おのずと自転車が選ばれる」まちづくりを、ニーズ、デザイン、都市戦略から解説し、自転車×まちの未来を展望。設計カタログも収録。 ーーー 四六判 ソフトカバー 256ページ(カラー64ページ) 送料300円
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クリエイティブデモクラシー : 「わたし」から社会を変える、ソーシャルイノベーションのはじめかた
¥3,080
『「プロジェクトにより社会を変えていくこと」を通して、手触り感を失いつつある社会とわたしたち自身をつなぐオルタナティブな民主主義を提案』する。「行政/企業/住民それぞれの立場から一歩目を踏み出すための思考と実践の手引き」。とても気になる本です。 ーーー 民主主義とソーシャルイノベーションについての「デザイン書」 本書は、行政でのイノベーションラボ立ち上げや、地方自治体・企業・住民とともに社会課題に向けた共創に取り組む「一般社団法人 公共とデザイン」が案内する、自分の足元から社会変革への第一歩を踏み出すための思考と実践の手引きです。他者と出逢い、対話し、関わり合うなかで生まれる自身の衝動や好奇心を表現した活動(ライフプロジェクト)を通じて、オルタナティブな民主主義のかたち「クリエイティブデモクラシー」へと至る道筋を示します。国内外20の事例を掲載。パーソンセンタード・リビングラボ「大牟田未来共創センター(ポニポニ)」、デザイン思想家エツィオ・マンズィーニのインタビューも収録。 ーーー 【目次】 はじめに CHAPTER 1 クリエイティブデモクラシー 1-1 デモクラシーの危機とはわたしの危機でもある 1-2 わたしの生き方と民主主義 1-3 クリエイティブデモクラシーとは何か:民主主義と創造性 1-4 クリエイティブデモクラシーとは何か:活動・実験としての民主主義 1-5 クリエイティブデモクラシーとは何か:プロジェクト型の民主主義 CHAPTER 2 ソーシャルイノベーション 2-1 ソーシャルイノベーションとは何か 2-2 デザインとソーシャルイノベーション:社会のリデザインに向けて 2-3 本書におけるソーシャルイノベーションの再定義 2-4 「わたしたち」から始まるソーシャルイノベーション 2-5 ソーシャルイノベーションの発展過程 Chapter 3 イネーブリング・インフラストラクチャ 3-1 人々を「可能にする」インフラストラクチャ 3-2 専門家デザイナーの役割:共通言語としてのカタチづくり 3-3 専門家デザイナーの役割:実験的な文化を醸すためのプロトタイピング 3-4 専門家デザイナーの役割:他者と出逢うためのうつわを編む 3-5 可能にするためのエコシステム構築に向けて 「わたし」から始まる、クリエイティブデモクラシー CHAPTER 4 ケーススタディ 4-1 日常生活のコミュニティ 4-2 うつわとしての行政府 4-3 企業 4-4 マルチセクター インタビュー 1 大牟田未来共創センター(ポニポニ) インタビュー 2 エツィオ・マンズィーニ 著者3人による、もやもや鼎談 あとがき ーーー A5 ソフトカバー 320ページ 送料:300円
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『みんなのまちゼミ 頼りにされるお店と街をつくる方法』
¥1,980
商店街の店主たちが先生となって講座を行い、お店とまちのファンを増やす「まちゼミ」、全然知らなかったのですが、2003年に最初に始めた愛知県岡崎市のまちゼミは10店舗参加者190人から今や100店舗1000人以上の参加者を集めるまでになり、商店街には当時よりも活気があるらしいです。全国450地域2000商店街で行われているそうです。気になる方はぜひ本書を読んでみて。 ーーー 商店主や店員などが講師となり、プロならではの知識を少人数・無料のゼミ形式でお客様に伝え、店とまちのファンを増やす「まちゼミ」。2003年に愛知県岡崎市で始まり、今や450地域、2000商店街、3万事業者にまで拡大中。しくみや始め方、続け方といった基本から、新事業展開や地域づくりまで、まちゼミのすべてがわかる本。 ーーー 四六判 ソフトカバー 240ページ 送料:300円
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マニア流!まちを楽しむ「別視点」入門
¥2,200
方を変えると世界が変わる。視点を変えるだけで日常はもっと面白くなる。マニアたちの別視点から世界の見方のヒントを得られる本。 ーーー 「うちの地域には何もない」なんて本当だろうか?いつもの何気ない風景も、マニアたちの「別視点」で見ればおもしろさにあふれている!片手袋、電線、路上園芸、小屋、ゴムホース、珍スポットから「火曜サスペンスごっこ」まで?!「別視点」で観察・発信するコツを身につけて、まちの魅力を発掘し、世界をもっと楽しもう! ーーー 第1部 「別視点」でまちが変わる? ・何もない地域なんてない!/・「別視点」が観光需要を生み出す!?/・マニアの「別視点」が一堂に会する場──マニアフェスタ/・「別視点」は誰にでも見つけられる 第2部 「別視点」を見つける3つの方法 方法(1) そのもの自体を深掘りする TYPE 1: まちのレアものを掘り当てる 片手袋マニア・石井公二──あらゆる事例に接してはじめて見えるレアもの TYPE 2: まちのミステリーを推理する 珍スポットマニア・松澤茂信──「なんだこれ?」はミステリーゾーンの入口 TYPE 3: まちの歴史に注目する 峠の鉄道の歴史マニア・上原将太──時代を超えて祖父の想いを伝える TYPE 4: DIY的な営みを見つける 野良サインマニア・ちかく──力作にあふれる個性と気づかい まちのチャーミングマニア・木村りべか──無意識のこだわりを愛でる 方法(2) 自分の感覚で楽しむ TYPE 5: まちの中の美を愛でる 小屋マニア・遠藤宏──働く小屋の、取り繕わない経年変化の美 電線マニア・石山蓮華──見えるインフラ・電線の魅力を言葉と写真で伝える TYPE 6: まちの変化を楽しむ 歩行者天国マニア・内海皓平──「ホコ天」から人の生活を見つめる 方法(3) 自分を関与させる TYPE 7: 物語を空想する ゴムホースマニア・中島由佳──見立てて、まちと共感する 落ちもんマニア・藤田泰実──道に落ちているものから見える、まちの人間ドラマ TYPE 8: まちを舞台にする 電気風呂マニア・けんちん──電気風呂に人間味を見出す 火曜サスペンスごっこマニア・さかもツインねね──各地を舞台に死んだふり 36人のマニアの「別視点」を紹介! マニア名鑑 ドジっ子看板マニア・赤沼俊幸/商店街マニア・あさみん/片手袋マニア・石井公二/電線マニア・石山蓮華/路線図マニア・井上マサキ/空想地図マニア・今和泉隆行(地理人)/バックヤードマニア・今井夕華/峠の鉄道の歴史マニア・上原将太/歩行者天国マニア・内海皓平/顔ハメ姿マニア・裏パネの人/いぬくそ看板マニア・うんこ看板/小屋マニア・遠藤宏/カラーコーンマニア・おかだゆか/鉄塔マニア・加賀谷奏子(鉄塔ファン)/ガラスブロックマニア・ガラスブロックマニアック/まちのチャーミングマニア・木村りべか/旧町名マニア・旧町名をさがす会 102so/電気風呂マニア・けんちん/室外機マニア・斎藤公輔(NEKOPLA)/電飾マニア・サイバーおかん/火曜サスペンスごっこマニア・さかもツインねね/顔ハメ看板に自分がハマって写真を撮るマニア・塩谷朋之/アート系壁マニア・シガキヤスヒト/野良サインマニア・ちかく/ゴムホースマニア・中島由佳/松田ペット看板マニア・新稲ずな/ドボクマニア・八馬智/道に落ちているもの(落ちもん)マニア・藤田泰実/珍スポットマニア・松澤茂信/マニアのマニアによるマニアのためのアパレルマニア・マニアパレル/野良イスマニア・Mr.tsubaking/路上園芸マニア・村田あやこ/街角狸マニア・むらたぬき/ドネルケバブマニア・メルツのドネルケバブログ/散歩マニア・ヤスノリ/平成レトロマニア・山下メロ 第3部 「別視点」の伝え方 ・写真や文章で伝える/・話して伝える/・創作物で伝える/・アウトプットによって起こること/・アウトプットについて、マニアに聞いてみた ケーススタディ 実際にまちを歩いてみよう! 第4部 「別視点」を広げよう ・事例(1):お散歩ゲーム型イベント(まちの視点の百貨店/渋谷neo散歩) ・事例(2):SDGs発見クエスト(松坂屋neo散歩) ・事例(3):地域スクランブル大作戦(福島県猪苗代町1ヶ月住みます会社/地域スクランブル大作戦) ーーー 四六判 ソフトカバー 224ページ 送料 300円
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空き家になる前の空き家対策 所有者とともにまちを変える方法
¥2,200
ーーー 住宅所有者の行動変容を促す実践的ステップ これからの空き家対策は、空き家になる前に動き出すことが欠かせない。岡山県を中心にその実践と検証を繰り返してきたプロジェクトチームによる、住宅所有者の行動変容を促すステップやノウハウを事細かに解説。空き家対応の成功・失敗事例や、全国の先進的取り組みもわかる。早め早めの行動が、街の空き家を一つずつ減らしていく。 ーーーー 四六判 ソフトカバー 160ページ 送料:300円
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『フランスのウォーカブルシティ 歩きたくなる都市のデザイン』
¥2,970
ーーー フランスの街は今、歩く人や自転車で賑わい劇的にウォーカブルに変わっている。なぜ、スピーディにダイナミックに街を変えられるのか?歩行者空間の創出、自動車交通の抑制、自転車道・公共交通の整備、移動のDX等の方法論、制度・組織・実装のしくみを、多数の事例で紹介。15分都市からスマートシティまで、最前線に迫る。 ーーー 【目次】 はじめに 1章 パリ:ウォーカブルシティの最前線 1 ロックダウンで再認識された歩行中心の都市環境 2 世界とフランスの15分都市 3 パリのウォーカブルな都市再編 4 イダルゴ市長による「深呼吸するパリ」プラン 5 自動車交通を抑制するモビリティ政策 6 歩行者空間化は近隣商業を伸ばす 2章 なぜ、歩きたくなる都市が実現できるのか 1 ストラスブール、マルセイユ、ニース:観光都市のウォーカブルな水辺 2 ラ・ロシェル:70年代から取り組むカーフリーの発祥地 3 歩きたくなる都市を実現できる背景 4 車とどのように共存するか 3章 日常の移動を豊かにするモビリティ基本法 1 公共交通と歩行者空間をセットで都市を再編 2 公共交通の推進を支える法整備とプロジェクト支援 3 新しい時代の移動の哲学を示すモビリティ基本法 4 エコロジカルなモビリティへの移行 4章 ディジョン:MaaSの活用と統合型スマートシティ 1 行政が主導するMaaS 2 行政とコンソーシアムが協働するスマートシティ 5章 なぜ、都市政策をダイナミックに実装できるのか 1 広域で包括的な実行体制 2 政治家の高い意識と能力 3 行政の領域横断と機動力 4 財源の自立性と人材のダイバーシティ 5 税の再配分に見る社会の連帯 6 少子化対策にも貢献する住みやすい都市づくり 6章 ナント:15分都市エリアを創出したマスターアーバニストたち 1 中ノ島の造船所跡地の複合開発 2 都市開発におけるマスターアーバニストの役割 3 産業都市から環境・文化都市へ 4 マスタープランと建築許可によるコントロール 5 3代のマスターアーバニストが実現したこと 6 職住近接のライフスタイルを実現 7章 アンジェ:人々を巻き込む河岸駐車場の歩行者空間化 1 多様なステークホルダーとの合意形成を可能にする制度 2 市民に開かれた駐車場の広場転用プロセス 3 フランスの合意形成の特徴と意義 終章 フランスで主流になった「穏やかな街」 1 道路空間を共有するという発想が出発点 2 都市を車に適応させるプランニングからの脱却 3 穏やかな街を実現するステップとメリット 4 自分たちの住みたい都市を実現するために おわりに ーーー 四六判 ソフトカバー 272頁(カラー16頁) 送料:300円
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地域主権という希望:欧州から杉並へ、恐れぬ自治体の挑戦 | 岸本聡子
¥1,760
ーーー 世界各地で起きている自治体からの変革=ミュニシパリズム。新自由主義による 経済と政治の劣化を止め公共を再生する希望の指針。 ー 注目の杉並区長はいかなるビジョンに基づき、何を実現しようとしているのか?政治・行政経験ゼロ、地縁・血縁なし。異色の経歴と劇的な僅差の勝利で、一躍全国からの注目を集めた杉並区長・岸本聡子。その型破りな政策ビジョンは、20年あまり在住したヨーロッパで調査研究してきた「ミュニシパリズム(地域主権主義)」に根ざしている。 地域住民が主体となって市民政党を形成し、首長や議員を送り出して自治体の政策決定に参加する。住民生活を守るために政治の力を最大限に活用し、政府や企業の圧力にも決然と立ち向かう「恐れぬ自治体(フィアレスシティ)」。99%の人々の生活を守り、危機的な気候変動を食い止めるために、「公共(コモンズ)」の力を回復していく――。 この新たな潮流は日本でも実現できるのか?ヨーロッパや中南米の各地で展開するミュニシパリズム自治体の草の根ムーブメントを多数紹介。新自由主義とパンデミック、そして排外主義の台頭から人々の生活と自由を守る、グローバルな挑戦の息吹を伝える。 ーーー 四六判 ソフトカバー 240ページ 送料:300円
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どこにでもあるどこかになる前に
¥2,090
地方でメディアなど携わる人必読、面白すぎて一気読み。東京で雑誌編集者として働いていた著者が地元富山に戻って紆余曲折を経ながらも地元ネタを扱うライターとして、テレビやラジオのパーソナリティとして活動するに至るまで。地元をどう取り上げるかというのは難しくて、一歩間違うとウケを狙ってスベったり、お高くとまって反感買ったり、ありがちなオシャレっぽい雰囲気に終始したりする可能性も大いにあるわけですが、そのどれにもハマらずに面白いものを作るためのヒントがここにあります。地方都市在住者は、街と店と人のことなど、自分のことと照らし合わせながら様々な刺激を受けるはず。地方で売れることに意味がある本。みなさんぜひ! 【送料300円で全国発送】
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『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる 地域×デザインの実践』
¥2,640
全国の各地域で仕事をする21人のデザイナーによる仕事の事例。敏腕な方ばかり。商品開発、ローカルメディア、ブランディング、場をつくる等、地域で何かやっている/やりたい人のヒントが満載です。 ーーー 全国各地21人のデザイナー自ら記した、地域をおもしろくする工夫 わずかな予算、想定外の作業、地域の付き合い。そんな状況をおもしろがり、顔の見える関係で仕事したり、自ら店に立ったり、販路を見つめ直したり。ディレクションも手仕事も行き来しながら現場を動かし、その土地だからできるデザインを生む。きっかけ、仕事への姿勢、生活の実際、これからの期待を本人たちが書き下ろす。 ーーー 四六・192頁(96頁カラー)・ソフトカバー 送料:300円
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『北欧のスマートシティ テクノロジーを活用したウェルビーイングな都市づくり』
¥2,970
ーーー 北欧の人々は理想の生活を追求し、知恵を持ち寄り、テクノロジーを活用して新しいしくみを次々に実験する。オープンデータ、電子政府、リビングラボ、グリーンモビリティ、クリーンテック、ヘルステック等を実装し、多様なプレイヤーが共創する、サステイナブルな経済と環境をいかに実現するか、世界が羨む辺境の実践に学ぶ。 ーーー 出版社による詳細紹介ページ https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761528386/ ーーー 四六・288頁・ソフトカバー 送料:300円
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都市デザイン 101のアイデア
¥1,980
シンプルで楽しいイラストと、想像力をくすぐられるセンテンスで、本質をわかりやすく学べる〈101のアイデア〉シリーズの都市デザイン編。 ーーー 都市計画やまちづくり、アーバンデザインについて知りたい学生や初学者にとって、専門的な学術書は難しく、高いハードルに感じてしまうかもしれません。そこで本書では、実際のデザインプロジェクトで使用できる具体的なツールを厳選し、複雑なコンセプトを明確で簡潔にまとめています。 都市空間、街路、歩行者体験、デザインプロセス、物理的なデザインの決定などがもたらす、心理的、社会的、文化的、経済的な影響について、大学やデザインスクールで教壇に立つ経験豊富な講師が解説していきます。 学生だけでなく、経験豊富な専門家、デザイナー、プランナー、都市管理者にも、そして日常生活や社会をよりよく生きていきたいと願う私たちにとっても、都市や地域への視座を更新する、多様なアイデアや思考をもたらしてくれるはずです。 【項目例】 ◎都市デザインは建築ではない ◎街区ではなく街路をデザインする ◎都市は親しい人と見知らぬ人のためにある ◎乗車方法が交通システムを動かす ◎秩序は多様性を渇望する ◎時速5kmに合わせて設計する ◎都市には裏庭が必要だ ーーー 四六判横 ソフトカバー 244ページ 送料:300円
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わたしのコミュニティスペースのつくりかた みんとしょ発起人と建築家の場づくり | 土肥潤也・若林拓哉
¥2,420
ーーー 完全民営・黒字経営の、本を中心としたコミュニティスペース「みんなの図書館さんかく」を立ち上げた(その後全国約50館にまで拡大)コミュニティファシリテーターの土肥潤也さんと、新横浜の旧郵便局を「シェアキッチン」「マドグチ(一窓貸し&チャレンジショップ)」「シェアラウンジ」「フローズンカフェバー」「屋外出店スペース」「シェアハウス」が複合する複合文化拠点へと変貌させた建築家 若林拓哉さんによる共著。コミュニティスペースづくりを具体的に解説。ヒントが満載。 ーーー 《主な内容》 Ⅰ 悩み相談 ・なんかやってみたいなあ 01 場づくりをしたいと思っています。まずは何から始めたらよいですか? |02 手持ちの物件をどんなふうに使えますか?|03アイデアはありますが、うまくいくでしょうか…。不安です。|04家族から反対されているのが悩みです。|05自分で運営するか、それとも誰かに任せるか? ・よし! やってみよう 06どうしたら仲間が集まりますか?|07チームで運営するときに気をつけないといけないことは?|08公共性と事業性のバランスはどうやって取ればよいですか?|09用途に応じて、それぞれどんなことに気をつけなければならないですか?|10コンセプトをデザインにどう表現すればいい? ・これ、困ったなあ 11不測の事態に陥ったらどうしたらいい?|12中学・高校生に来てもらいたいと思っています。どうしたらいいですか?|13ご近所さんとの付き合いがうまくできません。地元からの理解も得られていないようです。|14仲間内だけで盛り上がっているように感じます。内輪ノリにしないためには?|15利用者や外部からの提案をどこまで実現すべきですか?|16場を開いたけど人が来ません。どんな宣伝をしたらよいですか?|17行政からの支援はどうしたら得られますか? 行政との付き合い方を教えてください。|18困ったひとが入り浸っています。どうしたらよいでしょう?|19やっている意味がわからなくなりました。疲弊してしまったようです…。|20やりたいことと求められること、どちらを優先すべきですか? ・アドバイス事例 場所はあるけれど、忙しすぎて。どうしたらいいのか、わからなくなってしまいました。 「暮らり」をつくる@広島県三原市 橋本康太/「暮らり」主宰 知名度の高い場所か、事務所に併設するか。オープンするならどちらがいい? 「みんなの図書館 本と一筆」をつくる@鹿児島県錦江町 馬場みなみ/NPO法人たがやす 短期間で場をつくるにはどうしたらいい? 「みんなの図書館 ぶくぶく」をつくる@新潟県燕市 白鳥みのり/「みんなの図書館 ぶくぶく」館長 中学・高校生に来てもらうにはどうしたらいい? 「放課後スペースINBase」をつくる@岡山県備前市 守谷克文/備前若者ミライプロジェクト Ⅱ プロセス ・民営図書館「みんなの図書館さんかく」をつくる ・地域の文化複合施設「ARUNŌ」をつくる ・場をつくる15ステップ 01事例収集を始めよう |02物件を探そう|03予算を準備しよう|04事業計画をつくろう|05コンセプトを考えよう|06 ターゲットを定めよう|07スケジュールを組もう|08不動産契約を結ぼう|09場のハードをつくろう|10名称を考えよう|11宣伝しよう| 12取材対応について考えよう|13イベントの企画を考えよう|14運営しよう|15事業の継続性を考えよう ーーー A5変判・ソフトカバー・184頁 送料:300円
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グリーンネイバーフッド 増補改訂版 | 吹田良平
¥2,420
日本でポートランドが注目されるきっかけとなった一冊。僕もこの本を読んでポートランドに実際に行った一人です。10年経って格差の拡大、ジェントリフィケーション(人気エリアの家賃の高騰)など課題も多く噴出しているのを踏まえての増補改訂版。もう一つの関連良書『ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる』の著者山崎満広さんとの対談も収録。判型小さくなって本棚に収まりやすいのもグッド。旧版を持っていても改めて買う価値あり。 ーーー 日本におけるポートランドブームの火付け役、街づくり・コミュニティづくりのバイブルとして長年愛読されてきた「グリーンネイバーフッド」が、発売10年を経て増補改定版となってカムバック。 パンデミックを体験し、今世界中で新しい働き方やライフスタイルが模索されている。これまで都市の特徴であった、「近接性・高密性・革新性」が封じられた今、都市はいかにイノベーションを創発し、経済のダイナミズムを起こしていくのか、いけるのか。そんな時、かねてよりポートランドが実践してきた「20分生活圏」や「起業都市 -挑戦するものに開かれた街」の取り組みは、まるで、現状を先見していたかのように参考となる。 そこでは、テレワーク時代を見越したように、「ワークとライフ」が融合し、都市一極集中に頼らない分散型の街づくり、暮らし方が実践されている。 新たなニューノーマルを見つけるまで、まだしばらく思考錯誤が続くであろう我々にとって、ワークスタイル、ライフスタイル、街づくり、産業・経済振興策等、数多くのヒントが含まれているポートランドから、我々が学べることは多い。 ポートランドを通して、これからの日本の生き方、街のあり方を深く考察しニューノーマルを見つけることを加速させる一冊。 ーーー A5判 ソフトカバー 240ページ 送料:300円
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シティ・カスタマイズ 自分仕様に「まち」を変えよう
¥2,200
まちを観察してもっと面白くなりそうな余地を見つけたら、イスとかテーブルとか屋台とか色々D.I.Y.して設置してみよう!というコンセプトで実践例を紹介。作るための材料、その寸法、つくり方を図面付きで詳しく解説しているところが画期的で面白いです、作ってみたくなります。まちを自由に使いたい人、D.I.Y.に興味がある人必読。 A5判 ソフトカバー 216ページ 送料:300円
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ネイバーフッドデザイン | 荒昌史
¥2,640
同じまちに暮らす人々が、暮らしを楽しみ、いざという時に助け合える関係性を作ること=ネイバーフッドデザイン。都市部において子育てや高齢化などの問題に対応し、防災能力を高め、地産地消を促進するなど、様々な社会課題に対して有効に機能する思想と、その実践の方法論。「ご近所さん」とともに暮らしをより良く、より安全にしたい全ての人へ。著者は都市の社会環境課題の解決に取り組むHITOTOWA INC.の代表としてねイバーフッドデザイン事業に携わる。 A5判 ソフトカバー 320ページ 送料:300円