-
さよならのあとで | 著:ヘンリー・スコット・ホランド/絵:高橋和枝
¥1,430
「死はなんでもないものです。 私はただ となりの部屋にそっと移っただけ」 百年前の一編の詩を、ゆったりとしたページ使いで、時に静かな静かなイラストを挟みながら、一冊を費やして読む本。1ページに書ける長さの詩ですが、このリズムでなければ、これだけの深さをもって味わうことはできないでしょう。夏葉社創業のきっかけとなった、死別の悲しみに寄り添う一冊。 四六判上製 120頁 送料:300円
-
レンブラントの帽子
¥1,760
1975年に刊行された同名の短編集から3編をセレクトし、復刊。人と人とのすれ違いを描いた表題作はアメリカ文学史に残る傑作。何度も読み返したくなる一冊です。 四六判 ハードカバー 160ページ 【送料300円】
-
本屋で待つ | 佐藤友則 島田潤一郎著
¥1,760
広島県庄原市にある書店「ウィー東城店」。店長の佐藤友則さんは赤字続きだったこの店を、「お客さんの要望にこたえる」という姿勢を徹底して貫くことで、黒字化させます。こわれた電気機器の相談や、年賀状の宛名書き。山間の田舎の書店に望まれることの多くは、高齢者たちの生活の相談にのることでした。それだけでなく、店は美容院を併設し、エステルームをつくり、コインランドリーをもつくります。本書はそうした「書店の複合化」の物語である一方、引きこもっていた若者たちが書店をとおして成長していく物語でもあります。ある日、「学校に行けなくなった子どもを働かせてほしい」と相談され、それからウィー東城店にはそうした若者たちが次々とやってきて、レジを担当し、棚を担当します。彼らはお客さんと接し、本と接することで次第に快復し、何人かは社員となり、そのうちのひとりは佐藤友則さんの次の店長となって、店を支えます。装画、挿絵は『急がなくてもよいことを』で注目を浴びる漫画家、ひうち棚さん。本屋の可能性を伝える、感動的な一冊です。 四六判変形 ハードカバー 208ページ 送料:300円
-
長い読書 | 島田潤一郎
¥2,530
吉祥寺のひとり出版社夏葉社の代表、著書も多く、その語りかけるようにスッと入ってくる文章のファンも多い島田潤一郎さんの読書にまつわるエッセイ集。ご本人曰く「力作」とのこと。個人的にも刊行を楽しみに待っていた一冊です。 ーーー (出版社による紹介文) 小説を読みはじめた子ども時代、音楽に夢中でうまく本が読めなかった青年期から、本を作り、仕事と子育てのあいまに毎日の読書を続ける現在まで。 吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」を創業し、文学をこよなく愛する著者が、これまで本と過ごした生活と、いくつかの忘れがたい瞬間について考え、描いた37篇のエッセイ。 本に対する憧れと、こころの疲れ。ようやく薄い文庫本が読めた喜び。小説家から学んだ、長篇を読むコツ。やるせない感情を励ました文体の力。仕事仲間の愛読書に感じた、こころの震え。子育て中に幾度も開いた、大切な本…。 本について語る、あるいは論じるだけではなく、読むひとの時間に寄り添い、振り返ってともに考える、無二の散文集。 「ぼくは学校の帰りや仕事の帰り、本屋や図書館で本を眺め、実際に本を買い、本を読んだあとの自分を想像することで、未来にたいするぼんやりとした広がりを得た。」 ーーー 四六判 ハードカバー 256ページ 送料:300円
-
『電車のなかで本を読む』島田潤一郎
¥1,760
夏葉社・島田潤一郎さんによる読書ガイド。本当に毎度のことながら島田さんの文章は流れるように入ってきます、心地よいです。読みたい本がどんどん増えてしまう本です。 ーーー 良いと思うものだけを刊行してきた、ひとり出版社・夏葉社の代表が、これまでに読んできたなかから、自分の体験をまじえつつ、珠玉の49冊を紹介します。著者は、鬱屈としていた20代、すがるように本を読みました。本のなかには、自分と同じように、思い通りにいかない人生にもがいている人がいたり、自分の狭い考えを広げてくれる先達がいました。本書は、高知新聞別刷り「K+(ケープラス)」に連載された選りすぐりの寄稿文を加筆・修正し、さらに書き下ろしを3編加えました。「ぼくは電車のなかでは原則、スマホを見ずに、本を読んでいました。そうすると、だいたい1週間で1冊本が読めて、年間で50冊本が読めました。10年電車で本を読めば500冊もの本が読めます。それは間違いなく、人生を豊かにしてくれます」(著者)。誰かの人生を支える本を作りたいと願う著者が、読書の素晴らしさを伝えます。 ーーー 四六判 ソフトカバー 200ページ 送料:300円
-
夏葉社日記 | 秋峰善
¥1,650
ひとり出版社夏葉社で1年間働いた秋峰善さんの日記。代表島田さん以外の目線で綴った夏葉社の日常という意味でも興味深いですし、なんというか、「弱さ」を肯定しつつよく生きることってできないのか?弱くて強いみたいなの、あるんじゃないか?という問いについて考えたりしました。読み始めたら止まらなかったです。文庫サイズのハードカバー、美しい装丁。 ーーー 出版社2社から「戦力外通告」を受けたぼくには行き場がなかった。藁にもすがる思いで、夏葉社に電話をかけ、手紙を書いた。幸運なことに、憧れのひとり出版社・夏葉社で約1年間、代表の島田潤一郎さんと働くことになる。そんな宝物の日々をここに綴る。第2の青春、再生の物語。 ーーー 文庫サイズ ハードカバー 200ページ ★「アルバイトの秋くん」というエッセイが掲載されている夏葉社・島田潤一郎さんの著書『長い読書』もおすすめです。 https://rebelbooks.theshop.jp/items/85412862
-
山の上の家 庄野潤三の本
¥2,420
ーーー (出版元による紹介) 庄野潤三(1921〜2009)は山の上の一軒家で、家族のことを約50年間にわたって書き続けました。あたたかく誠実な文章とテーマは、多くの読者に愛され、いまも毎年のように作家の本が復刊されています。 本書はその作家の全キャリアを見渡す、初めての庄野潤三のブックガイドです。冒頭32ページにわたって作家が暮らした一軒家をカラーで紹介し、単行本未収録の傑作中編や、随筆、作家のデッサンを収録しています。 その他、佐伯一麦、岡崎武志、宇田智子、北條一浩らが、作家論を書いたり、生前に刊行した全67作品の詳らかな紹介をしたりと、全ページにわたって、庄野潤三の仕事を丁寧に紹介しています。 読後に残るのは、あたたかな気持ち。「陰惨なニュースを聞くたびに、私は『あーあ、庄野潤三を読めばいいのになあ』と思う」岡崎武志さんの気持ちは、ほんとうです。 ーーー A5変型 ハードカバー 240ページ
-
東京の編集者 山高登さんに話を聞く
¥2,530
ーーー 新潮社で長く編集者をつとめた山高登(やまたか・のぼる)さんの談話をまとめた一冊。志賀直哉、内田百閒、尾崎一雄、上林曉。あの本も、この本も、みんな山高さん。秘蔵のモノクロ写真も多数収録。 ーーー A5変型 ハードカバー 148ページ
-
ふたりっ子バンザイ | 石亀泰郎
¥2,200
成長していく兄弟の様子を撮影した、小さな写真集。写真家である父の眼ざしは、永遠とよびたくなるように、いつまでもみずみずしい。一九六五年にこども部屋社から刊行されていたものを復刊。 新書判 ハードカバー 120ページ 送料:300円
-
ふつうの人が小説家として生活していくには | 津村記久子
¥1,760
夏葉社の島田潤一郎さんが聞き手となり、小説家・津村記久子さんがどのように暮らし、どのように小説を書いてきたのかを、共通の趣味である音楽やサッカーの話を交えながら根掘り葉掘り聞いた本。 「元気が出て、なにかを書きたくなる、ロングインタビュー。名言がたくさんです」 四六判 ハードカバー 208ページ 送料:300円
-
万感のおもい | 万城目学
¥1,760
「小説と同じくらいすばらしい」と言われる万城目学さんのエッセイを42編。横長・ハードカバー、唯一無二の装丁。 四六判変型 横長 ハードカバー 176ページ
-
神様のいる街 | 吉田篤弘
¥1,760
ーーー (出版元による紹介) 著者の自伝的エッセイ。なにももたなかった若者が、神保町と神戸のふたつの街に惹かれ、あてもなく歩き回る。そこで発見したいくつかのこと。幻の処女作『ホテル・トロール・メモ』を収録。 ーーー 四六判変型 上製本 128ページ
-
レコードと暮らし | 田口史人
¥2,200
ーーー (出版元による紹介) レコード、ソノシート、フォノカード、ラッカー盤。二三五枚の音盤に耳を傾けることで見えてくる、戦後の人々の気持ちと暮らし。「もの」とのつきあいかたを教え、糺してくれる、ほんとうのレコード案内。快著です。 ーーー 四六判 ソフトカバー 192ページ
-
私の文学渉猟 | 曾根博義
¥2,530
ーーー (出版元による紹介) とめどない、文学の話、本の話、雑誌の話、昭和の話。 曾根博義先生(1940-2016)は知る人ぞ知る古書マニアです。内澤旬子さんの『センセイの書斎』(幻戯書房)の大トリを飾る塀式の書庫は圧巻で、特に昭和初期のモダニズム関連の書籍・雑誌を集めてらっしゃいました。 本書はその曽根先生の遺稿集です。先生は近代文学、なかでも伊藤整を専門とする学者ですが、今回の『私の文学渉猟』では、研究色の強い原稿の収録は避けて、文学、古本探訪、雑誌収集といった、読み物としておもしろい原稿のみを集めました。 「索引がこんなに面白くていいのかしら」、「芥川龍之介と宇野千代」、「文芸評論と大衆―昭和三〇年代の評論の役割―」、「『新日本文学全集』と戦争下の出版状況」、「第一書房版『ユリシイズ』の怪」など、大盛りの48編収録の読み物アンソロジー。 装画は「toji」などで活躍する樋口達也さん。文学好き、古書好きのみなさんがきっと喜んでくださる、やや厚めの1冊です。 ーーー 四六判変型 ハードカバー 400ページ
-
第一藝文社をさがして | 早田リツ子
¥2,750
ーーー 映画と詩と生け花の本を刊行した、戦前のひとり出版社の評伝。 第一藝文社(1936-44)は主に京都で活躍した戦前の出版社です。社主は中塚道祐。彼のほかに社員はいませんでした。伊丹万作の最初の本(『影画雑記』、1937)や、アニメーション映画の評論の嚆矢ともいえる今村太平の『漫画映画論』(1941)、杉山平一の詩集『夜学生』(1943)などの名著を刊行した第一藝文社とはいったいどんな出版社だったのか? 著者は遺族に会いに行き、図書館と古書店をとおして、その秘密を時間をかけて、ひとつひとつ解き明かしていきます。 そこにはひとりの編集者と作家たちの出会いがあり、大きな戦争がありました。 地味で、無骨で、読み応えのある類書のない評伝。装幀は、なんとオールカラーの布装。小川哲さんの絵を布に印刷し、本に貼り付けます。さらにそこに半透明なカバーという凝った造本。きっと、美しい本です。 ーーー 四六判変型 ハードカバー 312ページ
-
小さなユリと | 黒田三郎
¥1,760
ーーー (出版社による紹介) 現代詩史に残る傑作詩集を完全復刻。詩人と、小さな娘、ユリとのかけがえのない日々。 黒田三郎(1919-1980)の名は「詩の作者」として国語の教科書に度々あらわれます。「紙風船」「支度」「夕方の三十分」などの詩は平易で、親しみやすく、それでいながら、詩の美しさを子どもたちに伝えます。詩集『小さなユリと』は 1960年に昭森社より刊行された、現代詩史に燦然と輝く一冊です。父親と3歳の娘の日々を描いた 12 篇はどれもあたたかく、いつまでも心に残ります。弊社は 2015年にこの小さな詩集を、できるかぎり当時の形のまま復刻いたしました。装画は娘、ユリさんによるもので、解説は荻原魚雷さんが書いてくださいました。長く品切れていましたが、読者のリクエストにこたえて重版いたしました。 詩を読むよろこび、詩集を持つよろこびが味わえる1冊です。 ーーー 四六判 ハードカバー 64ページ 送料:300円
-
美しい街 | 著/尾形亀之助 , 画/松本竣介
¥1,760
ーーー 版元 夏葉社さんによる紹介文 ーーー 戦前の詩人、尾形亀之助の選詩集です。 この素晴らしい詩人をどう伝えればいいのか、 いつも迷うのですが、 眠らずにいても朝になったのがうれしい 消えてしまった電燈は傘ばかりになって天井からさがっている 街が低くくぼんで夕陽が溜っている 遠く西方に黒い富士山がある というような短いを詩をいくつも残しています。 哀しみがあって、さみしさがあって、笑いがあって、 凛とした孤独がある。 何回読んでもあたらしさを感じる詩です。 読む人の孤独を支えてくれるような詩でもあります。 『美しい街』では尾形亀之助の初期から晩年まで 全作品のなかから55の詩を選んでいます。 作品の合間々々には、同じ時代に活躍した夭折の画家、 松本竣介のデッサンが入ります。 巻末には、尾形亀之助を一番好きな詩人だという 能町みね子さんの書き下ろしエッセイが収録されます。 こちらもぜひ読んでほしいです。 弊社の社是どおり、何度も読み返せる本だと思っています。 ぜひ書店店頭でご覧になってください。 版型:四六判上製変形 頁数:176頁 送料:300円
-
早く家へ帰りたい | 高階杞一
¥1,760
ーーー (出版元による紹介) この詩集のなかに永遠にきざまれた、こどもの姿に、何度読んでも、胸がふるえるような、感動を覚えます。 詩人である父と、内蔵に障害をもった息子との4年弱の日々。 ふだん詩集などをあまり買わない読者の方に、ぜひ読んでいただきたいです。 もちろん、詩が大好きな読者の方にも。 ちなみに、「早く家へ帰りたい」というタイトルは、あのサーモン&ガーファンクルの名曲から来ています。 ※1995年に偕成社から刊行されていた書籍の復刊 ーーー 四六判 上製本 128ページ
-
私の小さな日本文学
¥1,760
ソウルでひとり出版社と独立書店を営む編者が、メジャーマイナー関係なくおもしろいと思った作品をセレクトした「日本の文学おもしろいなあー!と思えるアンソロジー」。文庫判ハードカバーの美しい本で、まだ知らない日本文学に出会いたい。 文庫サイズ ハードカバー 204ページ 送料:300円
-
かわいい夫 | 山崎ナオコーラ
¥1,870
SOLD OUT
ーーー (出版元による紹介) 「私は昔、結婚というのは、自分にぴったりの、世界で唯一の人を探し出してするものだと思っていた。しかし、今はそう思わない。たまたま側にいる人を、自分がどこまで愛せるかだ。」 書店員の夫との日々を描く、珠玉の九三のエッセイ。 ーーー 四六判 ハードカバー 248ページ
-
上林曉 傑作小説集 孤独先生
¥3,080
昭和初期の私小説作家上林曉といえば同じ夏葉社から2011年に出ている『上林曉 傑作小説集 星を撒いた街』がロングセラーになっています。今回は「旅と青春と死」をテーマに、若々しい抒情的な作品を選んでおり、夏葉社さん曰く「地味な作品ばかりですが、やっぱりこの時代の文学を読むと、やばいなあ、かなわないなあ、と思います」とのこと。そしてこの本、装画も、箔押しのタイトルも、造本も、カラーの挿絵も含め、とてもとても美しい本に仕上がっています。モノとして欲しくなってしまう一冊。しかしジャケ買い的に、そういう作家との出会い方もまた良いのではないでしょうか。 四六判変形 ハードカバー 416ページ 送料:300円
-
上林曉の本 海と旅と文と | 編集:山本善行
¥2,640
ーーー (出版元による紹介) 2025年4月25日に、『上林曉の本 海と旅と文と』という本を刊行いたしました。 『星を撒いた街』、『故郷の本箱』、『孤独先生』につぐ、弊社にとって4冊目の上林曉の本であり、決定版でもあります。 上林は昭和6年にデビューし、55年に亡くなる直前まで小説を書き続けた、日本を代表する私小説作家です。 代表作となると、「聖ヨハネ病院にて」や「野」、「天草土産」、「花の精」、「春の坂」などが挙げられることが多いのですが、 作品の質が一定していて、なにを読んでもハズレがないのも上林の特長です。 『海と旅と文と』はこれまでの純粋作品集と異なり、「作家案内」あるいは「私小説入門」として編集しました。 目次は下記のとおりです。 【巻頭写真】 鈴木理策 【作品集】 「四国路」 「秀才」 「愛の詩集綺譚」 「マヅルカ」 【家族と作家たちが綴る上林曉のこと】 父のこと 大熊伊禰子 頑固な精神 高杉一郎 上林文学の故郷で 大原富枝 上林曉と酒 浅見淵 そばの味 木山捷平 上林先生断章 山高登 上林曉先生訪問記 関口良雄 上林さんを訪ねる 野呂邦暢 上林さんの「顔」 久保孝雄 兄のこと 徳弘睦子 【直筆原稿】 「臘梅」 【上林曉全創作集案内】 山本善行 【父と母の話】 大熊伊禰子 これらに加えて、モノクロの貴重な写真、年表、山本善行さんのあとがきが入っています。この1冊を読むと、小説家の人生そのものが 読む者の心に伝わる、そんなイメージで編集しました。 読みどころはたくさんですが、冒頭の鈴木理策さんの写真だけでも、書店で見ていただきたいです。 ーーー 四六判 ハードカバー 240ページ
-
いちべついらい | 橋口幸子
¥1,870
ーーー (出版元による紹介) 田村隆一の妻であった「和子さん」と暮らした日々を、静かな筆致で振り返る。かわいらしくて、天真爛漫で、ときに人を深く傷つける、魅力的な女性のこと。いつまでも胸に残る、稲村ヶ崎の思い出。 デザイン:櫻井久、中川あゆみ 装丁写真:武田花 ーーー 四六判 上製本 160ページ
-
移動図書館ひまわり号 | 前川恒雄
¥2,200
本の可能性。「本と町」の可能性。市民に与える図書館から、市民とともにある図書館へ。日本の公共図書館を変える原動力になった、東京都の日野市立図書館は、 どのようにして作られたか。初代館長が書きつづった感動的な記録。一九八八年に筑摩書房から刊行されていたものを復刊。 四六判 264ページ 送料:300円
