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冬の本
¥1,870
冬に読んだ本や、冬になったら思い出す本。冬に出会った本や、冬のような本。冬と一冊の本をめぐる書き下ろしエッセイ集。 【執筆者一覧】 青山南、秋葉直哉、淺野卓夫、天野祐吉、安西水丸、いがらしみきお、池内紀、池内了、石川美南、井嶋ナギ、伊藤比呂美、伊藤礼、井上理津子、岩瀬成子、上原隆、宇田智子、内堀弘、大竹昭子、大竹聡、大谷能生、岡尾美代子、岡崎武志、荻原魚雷、角田光代、片岡義男、木内昇、北澤夏音、北沢街子、北村薫、北村知之、久住昌之、小林エリカ、越川道夫、小西康陽、近藤雄生、佐伯一麦、柴田元幸、杉江由次、杉田比呂美、鈴木慶一、鈴木卓爾、鈴木理策、曽我部恵一、高橋靖子、高山なおみ、田口史人、竹熊健太郎、武田花、田尻久子、田中美穂、丹治史彦、友部正人、直枝政広、長崎訓子、名久井直子、能町みね子、橋口幸子、蜂飼耳、服部文祥、浜田真理子、早川義夫、平田俊子、平松洋子、文月悠光、穂村弘、堀込高樹、堀部篤史、ホンマタカシ、前野健太、万城目学、又吉直樹、松浦寿輝、町田康、南博、森山裕之、安田謙一、柳下美恵、山崎ナオコーラ、山下賢二、山田太一、山本善行、吉澤美香、吉田篤弘、吉本由美 四六判 ハードカバー 200ページ 送料:300円
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酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話 | 松本俊彦 横道誠
¥2,420
どちらの単著も当店で好評な文学研究者・横道誠さん(アルコール依存症)と精神科医・松本俊彦さん(ニコチン依存症)による依存症についての往復書簡です。 ーーー (出版社による紹介) 「ダメ。ゼッタイ」に代わる、有効な手立てはありうるのか? 依存は回復の始まり。 やめればいいってものじゃない!? 連載時から当事者、当事者家族、支援者・専門家を騒然とさせた 不良患者×不良医師による画期的な往復書簡がついに書籍化――。 現代人にとって最も身近な「病」である依存症――非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、その対象は多岐にわたる。 そんななか最も身近な依存物質であるアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する文学研究者・横道誠と、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症で、依存症治療を専門とする精神科医・松本俊彦の、一筋縄ではいかない往復書簡が始まった。最小単位、たったふたりから始まる自助グループ。 依存症の裏側にある、さらにその深淵へ! 特別鼎談「ギャンブル依存症問題を考える(ゲスト:田中紀子)」も収録。 ーーー 四六判変形 ソフトカバー 304ページ 送料:300円
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日記の練習 | くどうれいん
¥1,870
くどうれいんさんの初めての日記本。「日記の練習」と「日記の本番」という構成もおもしろいです。 ーーー (出版社による紹介) 小説、エッセイ、短歌、絵本と幅広い創作で注目される作家、くどうれいんさん。その創作の原点は「日記」にありました。そんな彼女の日記の初の書籍化が本書『日記の練習』です。 日々の短文日記=「日記の練習」と、それをもとにしたエッセイ「日記の本番」をとおして浮かび上がる、作家くどうれいん一年間の生活と思考と情動とは。書かなかった日も、あまりに長くなってしまう日も、それこそが日常のなかの日記なのです。 ー 本書より~「日記の練習」をはじめます~抜粋 書くと生活はおもしろくなるということをひとりでも多くの人にわかってほしい。そういう話をたまたま担当さんとしていて、それでこんな連載をはじめることになった。わたしと同じように日記と向き合えば、日記に挫折することはきっともうない。(その代わり、残念ながらたぶん継続力もたいして身につかない。) 日記に対する新しい指南書になれば、と担当さんに言われたけれど、正直そうするつもりはあまりない。わたしのこれは日記。あなたのそれも日記。日記と言い張ることができればどんなものでも日記なのだから、だれかに教わる必要はない。けれどもしかすると「これが自分の日記だ」と言い張ることがいちばんむずかしいのかもしれない。だから、「日記の練習」をはじめることにした。 わたしの日記を公開することで、なんだこれでいいのか、こんなんでいいならわたしだって書ける、わたしのこれだって立派な日記だ!と思ってもらって、そうしていろんな人の日記が読めるようになったらいいなと思う。 日記の断片がたまに姿を変えて作品の一部になることもある。わたしは仕事としてしゃんとしたエッセイを書くときに、日記をがしゃんがしゃんとくっつけて書くような作りかたをすることがあるので、せっかくなので月に一度はひと月の日記を振り返ったすこし長めの「日記の本番」も書いてみようと思う。 あなたの日記はもうはじまっている。「これが自分の日記だ」と胸を張って言うことができるように。わたしといっしょに、「日記の練習」をはじめましょう。 ーーー 四六判 ソフトカバー 256ページ 送料:300円
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高崎ビジネスホテル探検記セット
¥1,400
当店のロングベストセラーです、最も売れている商品はこれかもしれません、読んだ人が「これマジで面白いから買ったほうがいいよ」と他の人に薦めてくれるのです。高崎のビジネスホテルに泊まり歩いて書かれたzine、文章自体がとにかく面白いです。高崎でビジネスホテルに泊まる可能性がある人も、そうでない人も楽しめます。 増補を経て2.5になった一作目と、実質二作目となる3、この二つで完結しています。 各700円 ★ 【高崎ビジネスホテル探検記セット】 【Neverland Diner 二度と行けない高崎のあの店で】 【グンマ コンプレックス】 がセットになった『群馬高崎ご当地zineセット』もあります。 https://rebelbooks.theshop.jp/items/89908551
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群馬高崎ご当地zineセット
¥3,500
高崎にまつわるご当地zineの傑作をセットにしました。 ーーーーー 【Neverland Diner 二度と行けない高崎のあの店で】 都築響一編『Neverland Diner 二度と行けないあの店で』のスピンオフ企画高崎編、高崎の二度と行けない店の話、編集担当はREBEL BOOKS。おもしろいです。 【高崎ビジネスホテル探検記セット】 当店のロングベストセラーです、高崎のビジネスホテルに泊まり歩いて書かれたzine、文章自体がとにかく面白いです。増補を経て2.5になった一作目と、実質二作目となる3、この二つで完結しています。 【グンマ コンプレックス】 建築と都市を切り口に群馬を考える写真&エッセイzine。良質な群馬の建築写真集として楽しめ、写真に一言ずつ添えられたコメントも味わい深く、エッセイも読み応えあり。 ーーー ・Neverland Diner 二度と行けない高崎のあの店で 600(税込) ・高崎ビジネスホテル探検記セット 1400(税込) ・グンマ コンプレックス 1500(税込) 送料:300円
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家族、この不条理な脚本 家族神話を解体する7章 | キム・ジヘ
¥1,980
当店でもロングセラーを続けている『差別はたいてい悪意のない人がする』著者の第二作です。 ーーー (出版社による紹介) LGBTの権利や性教育を認めれば「家族が崩壊」する?私たちを無意識に拘束する「健全」な家族という虚像が作りだす抑圧や差別、排除を可視化する。 [目次] プロローグ 家族という脚本 第1章 どうして嫁が男じゃいけないの? 第2章 結婚と出産の絶対公式 第3章 望まれない誕生、許されざる出産 第4章 役割は性別によって平等に分業できる? 第5章 家族の脚本を学ぶための性教育 第6章 不平等な家族の脚本 第7章 脚本のない家族 エピローグ マフィアゲーム 解説 空気のような存在としての家族、問題の因子としての家族(梁・永山聡子) ★各分野識者が絶賛! 日本の私たちもまったく同じ風景を見ている、同じ滅びの道を辿っている…と何度も思った。 「家族という脚本」を強制し続けることによって個人が抑圧され、幸せに生きていけない社会。 そんなところにいたくないと思う人に、ぜひ届いてほしい。 ――太田啓子(弁護士、『これからの男の子たちへ』著者) 「正常な家族」がある限り、「異常な家族」という烙印(スティグマ)は残り続ける。 家族というシナリオには、女性差別や同性愛差別、優生思想や外国人嫌悪が流れ込んでいる。 いま「家族」を再考するための、最良の一冊。 ――高井ゆと里(群馬大学准教授、『トランスジェンダー入門』著者) ーーー 四六判 ソフトカバー 240ページ 送料:300円
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わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版
¥1,000
1994年生まれの歌人くどうれいんが学生時代一ヶ月間につづった料理すること、食べること、生きることにまつわるエッセイ、そして俳句。端正な文章が印象的な一冊。発行は盛岡の書店BOOKNERD。2018年の刊行からコンスタントに刷りを重ねるロングセラーです。 【送料300円】 ※くどうれいんさんの歌集『水中で口笛』もあります、こちら。 https://rebelbooks.theshop.jp/items/42833147 ※本書の出版元であるBOOKNERDの店主早坂さんの著書『ぼくにはこれしかなかった。』もおすすめです。『わたしを空腹にしないほうがいい』の出版の経緯も書いてあります。ぜひ合わせてどうぞ。商品ページはこちら https://rebelbooks.theshop.jp/items/41747833
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鉄道について話した。| 市川紗椰
¥1,430
モデルであり本物の鉄オタ、市川紗椰さんの鉄道本。冒頭数ページ市川さんのカラー写真もありますが、あくまで全編膨大な知識と深い愛に満ちた鉄道エッセイです。あなたの街の路線について書いた箇所もあるかもしれません。 四六判 ソフトカバー 160ページ 送料:300円
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がっこうはじごく | 堀静香
¥1,760
歌人でエッセイストで中学・高校で非常勤講師として働く堀静香さんの学校エッセイ集。 ーーー (出版社による紹介) 学校って変な場所だよね 生徒はつまらない校則を守る。教員はつまらない装いをする。お互いが茶番劇であることを承知のうえで、多くの教室はそうやって均されている。学校ぎらいだった大人と、学校ぎらいの子どものためのエッセイ集ーー。 ーーー 四六判 ソフトカバー 184ページ 送料:300円
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哲学対話日記
¥1,000
哲学対話をしている11名による対話のあった日の日記18本。表紙デザインも素晴らしいですよね。 ーーー 人と集まって日常とは異なる空間をつくる哲学対話の時間は、それぞれの日常とゆるやかにつながっている。街で、バーで、学校で、オンラインで、家族で。 ーーー ■著者 麻生修司 井尻貴子 江藤信暁 小川泰治 荻野陽太 片柳那奈子 古賀裕也 竹岡香帆 得居千照 堀静香 山本和則 ■企画立案・編集 小川泰治 ■表紙デザイン こやまりえこ ーーー B6/106ページ 送料:300円
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シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか」問題」のこと
¥1,540
当店でも大ヒットした(まだ文庫版で売れ続けている)『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』の花田菜々子さん待望の新刊。恋愛に、家族のかたちに「普通」っていう概念必要?と問う実録私小説。「パン屋の本屋」店長を経て「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長として店を立ち上げる話も並行して進みます。今回も面白くて一気読みしました。本もたくさん紹介されてます。 【送料300円で全国発送】
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簡素な生き方 | シャルル・ヴァグネル
¥1,540
100年前にフランスで生まれ、アメリカで100万部以上売れている「簡素に生きるための指針」 ○簡素の精神 簡素の本質とは、質素な服、住まい、ほどほどの暮らし、貧乏を指すのではない。 簡素な生活とはシンプルな暮らしではなく、あるがままの自分でいること。 人間の理想は、生活を生活そのものより偉大な宝物に変えること。 ○簡素な言葉 新聞をうのみにするな。記者は相食む蛇であり、仲間内で競争をしている。 事実ではなく利益になることを言う人の、単純化された話を信じてはいけない。 美しい言葉は着飾った奉公人のようなもので、奉公人本来の役目を果たさない。 ○簡素な義務 偉業に挑んで失敗した時ではなく、単純な義務を怠けたとき、人は魂を失う。 破産して「何一つ失うものはない」というときは、手元に残った破片を拾うこと。 窓ガラスが割れた時、犯人が見つかるまで割れたままにしておくのは愚かなこと。 ○簡素な楽しみ 戦場で一瞬、歌を口ずさむ兵士がいるように、困難のさなかにも喜びは見つかる。 喜劇を見て評論する知識人より、大笑いする庶民のほうが、楽しむことの達人。 悲しむ人に合わせて悲しい顔を作るより、その人が一粒の楽しみを見つける手伝いをせよ。 【目次】 はじめに 1 複雑な生き方 La vie compliquee 2 簡素な精神 L'esprit de simplicite 3 簡素な考え方 La pensee simple 4 簡素な言葉 La parole simple 5 単純な義務 Le devoir simple 6 簡素な欲求 Les besoins simples 7 簡素な楽しみ Le plaisir simple 8 お金と簡素 L'esprit mercenaire et la simplicite 9 名声と簡素 La reclame et le bien ignore 10 簡素な家庭 Mondanite et vie d'interieur 11 簡素な美しさ La beaute simple 12 簡素な社会 L'orgueil et la simplicite dans les rapports sociaux 13 簡素のための教育 L'education pour la simplicite 結論 訳者あとがき 四六判 ソフトカバー 266ページ 送料:300円
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どこにでもあるどこかになる前に
¥2,090
地方でメディアなど携わる人必読、面白すぎて一気読み。東京で雑誌編集者として働いていた著者が地元富山に戻って紆余曲折を経ながらも地元ネタを扱うライターとして、テレビやラジオのパーソナリティとして活動するに至るまで。地元をどう取り上げるかというのは難しくて、一歩間違うとウケを狙ってスベったり、お高くとまって反感買ったり、ありがちなオシャレっぽい雰囲気に終始したりする可能性も大いにあるわけですが、そのどれにもハマらずに面白いものを作るためのヒントがここにあります。地方都市在住者は、街と店と人のことなど、自分のことと照らし合わせながら様々な刺激を受けるはず。地方で売れることに意味がある本。みなさんぜひ! 【送料300円で全国発送】
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「コーダ」のぼくが見る世界―聴こえない親のもとに生まれて | 五十嵐 大
¥1,760
ーーー (出版社による紹介文) ときに手話を母語とし、ときにヤングケアラーとみなされて、コーダは、ろう者とも聴者(ちょうしゃ)とも違うアイデンティティをもち、複雑な心を抱えて揺れ動く。 日々の通訳、聴こえない親とのコミュニケーション、母語としての手話、手話歌や「感動ポルノ」との付き合い方、マイノリティとして生きること。作家である著者が、幼少期の葛藤や自身のなかにある偏見と向き合いながら、コーダの目で見た世界を綴る。 2024年9月公開映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」原作者の最新エッセイ集。 ※コーダとは、Children of Deaf Adultsの略(CODA)で、聴こえない/聴こえにくい親のもとで育つ、聴こえる子どものこと。 ーーー 四六判 ソフトカバー 176ページ 送料:300円
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シャモニーの谷に生まれて モンブランが仕事場 | クリスチャン・モリエ
¥2,970
1940年地元生まれの山岳ガイドで名アルピニストのクリスチャン・モリエによる、ガイドの仕事の悩みや喜びのしみじみ詳細な記録。装丁も良いです、カバーを取っても惚れ惚れする美しさ。 ーーー (出版社による紹介) クリスチャン・モリエは一九四〇年生まれ。モンブランから落ちるボソン氷河の下、ペルラン村のすぐ隣のモンカール村で子供時代をすごした。そして、モンブラントンネルの建設がこの谷をすっかり変化させてしまったことを経験した。それは同時にガイドの職業形態や性格をも変えてしまった。彼はそうした詳細を彼の登攀や救助活動などをとおして誠実に誇張をまじえず書き残している。それはシャモニーのガイドの仕事や人生、悩みや喜びを語る貴重な記録となるだろう。 ーーー A5判 ハードカバー 270ページ 送料:300円
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『724の世界 2023』吉本ばなな
¥1,980
吉本ばななさん、2023年1月1日〜12月31日の書き下ろし日記を収録。おもしろいです。ご本人が「まえがき」で 「この、日記に似て日記ではないものの目的は、数年に1回出版して、定点観測のように人生の老いていく道の良き(まあ、悪いところも)変化を見たいというのがひとつ。もうひとつは、毎日ひとことくらい、他人のなんとなくくだらないどうでもいい気づきや生活の感じを見ると和むよね、というものです」 と書いています。個人的に好きな1日がこちら ーーーーー 1月13日 雨の中、飲み仲間3人でちょっと濡れながらワインバーみたいなところに移動しているとき、若い頃と同じ幸せを感じた。時間が延びる感じ。これからまだ飲んでしゃべるんだ、っていう感じ。 毎日の中に一瞬でもそれがあれば、健康でいられる感じがする。 ーーーーー この感じ、ものすごくよくわかります。もうあの頃の我々ではないことの少しの切なさと、それを上回る年を重ねたことの良さ。両者の入り混じった感覚。胸を締め付けられるような、有限な人生の美しいきらめき。 装丁も凝っています、ビニールのカバーで、函入りという仕様。 大切に置いておきたい一冊。 ー ブックデザイン:山西ゲンイチ 装丁:大西隆介 沼本明希子(direction Q) 発行:DR BY VALUE BOOKS PUBLISHING 発売日:2024年5月24日(金) 価格:1980円(税込) 頁数:240ページ 判型:B6変形(124×182mm) 送料:300円 <本書は出版元から直接・買切で仕入れる小売店でのみ販売することにより、著者と小売店の利益をきちんと確保するという仕組みがとられています>
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世界の適切な保存 | 永井玲衣
¥1,870
当店でも前著『水中の哲学者たち』がロングセラー、各地で哲学対話を行う永井玲衣さんの哲学エッセイ新刊。 ーーー (出版社による紹介文) ロングセラー『水中の哲学者たち』で話題沸騰! 対話する哲学者・永井玲衣、待望の最新刊! 見ることは、わたしを当事者にする。 共に生きるひとにする。 世界をもっと「よく」見ること。その中に入り込んで、てのひらいっぱいに受け取ること。 この世界と向き合うための哲学エッセイ。 わたしはどうやら、時間が流れていくにしたがって、 何かが消えるとか、失われるとか、忘れられるということがおそろしいらしい。 ここに書かれたもの。その何倍もある、書かれなかったもの。 でも決してなくならないもの――。 生の断片、世界の欠片は、きかれることを待っている。じっとして、掘り出されることを待っている。 ーーー 四六判 ソフトカバー 288ページ 送料:300円
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水中の哲学者たち | 永井玲衣
¥1,760
哲学のおもしろさ、不思議さ、世界のわからなさを伝える哲学エッセイ。じわじわと売れ続けているロングセラーです。著者の永井玲衣さんは若き哲学研究者にして、哲学対話のファシリテーター。 四六判 ソフトカバー 268ページ 送料:300円
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『夏葉社日記』秋峰善
¥1,650
ひとり出版社夏葉社で1年間働いた秋峰善さんの日記。代表島田さん以外の目線で綴った夏葉社の日常という意味でも興味深いですし、なんというか、「弱さ」を肯定しつつよく生きることってできないのか?弱くて強いみたいなの、あるんじゃないか?という問いについて考えたりしました。読み始めたら止まらなかったです。文庫サイズのハードカバー、美しい装丁。 ーーー 出版社2社から「戦力外通告」を受けたぼくには行き場がなかった。藁にもすがる思いで、夏葉社に電話をかけ、手紙を書いた。幸運なことに、憧れのひとり出版社・夏葉社で約1年間、代表の島田潤一郎さんと働くことになる。そんな宝物の日々をここに綴る。第2の青春、再生の物語。 ーーー 文庫サイズ ハードカバー 200ページ 送料:300園
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家父長制はいらない | 仕事文脈編集部 編
¥1,540
誰もがよりよく幸せに生きるために、時代に合わない制度は変えていったらいいんじゃないですか?という至極真っ当な話。 適度なボリュームでさらりと読めて学びに満ちたタバブックスの「シリーズ2/3」より。 ーーー 格差、差別、バッシング、家族、戸籍……色んなひとが困っているけど、これって全部同じ問題=家父長制なんじゃないか? さまざまな角度から「仕事」を考えるリトルマガジン『仕事文脈』。近年掲載した記事の中からフェミニズム、ジェンダー、セクシュアリティにまつわる文章を再編集。性差別的な問題の根幹にある、男性支配的な社会システムである家父長制を解体するための言葉を収録。 【目次】 1.ことば・表現 小さな言葉 小沼理 Shitが溢れるインターネット空間 濵田真里 空白のビルボードを見つめて 小林美香 2.カルチャー 「伝え方が悪かったかな、勘違いさせてごめん!」 ニイマリコ 「伝統」を解体する際に 小田原のどか 美術の場でセーファースペースをつくる ケルベロス・セオリー 3.家族 文学の中の「オンナ・コドモ」ーあるいは家庭ーの領域の仕事 小川公代 シルバニアファミリーから考える 浪花朱音 結婚願望がゼロになるまで 笛美 4.社会・政治 政治家だけじゃない 私たちだって主役であるべき 和田靜香 その家父長制は誰のため?──マジョリティ男性に必要な学びとレジスタンス 清田隆之 安倍晋三という政治家が力を持った時代、女性や家族、性的マイノリティをめぐる政策はどう展開されたのか 山口智美 5.セックス びわこんどーむくんがゆく。 清水美春 セックスワーク・イズ・ワークを拒むもの 戸田真琴 6.クィア 点が線になるまで、線が面になるまで 和田拓海 ひとりで生きたい とりうみ 台湾のナイトクラブで婚姻平等を体験する 燈里 働きながら性別移行した私の経験 おいも ーーー B6版変型(173mm×123mm)・並製・160ページ 送料:300円
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誕生日のアップルパイ | 庄野千寿子
¥2,420
作家・庄野潤三の妻 庄野千寿子さんから長女の夏子さんへの37年間・130通の書簡集。美しい装丁。夏葉社刊。 ーーー (出版社による紹介文) 庄野潤三(1921-2009)が残した小説のほとんどには、作家の家族が登場します。彼らは明るく、快活で、ユーモア精神にあふれ、ときに作家に小説の話題を提供し、ときに小説の主人公となります。子どもたちの生命力があふれる初期の作品もいいですが、老夫婦の日々を描いた晩年の連作もまた、庄野文学の大きな魅力といっていいと思います。なかでも、作家の生活を陰でささえる千寿子夫人(1925-2017)は、連作のなかで特別な存在です。 本書はこれまで発表されてこなかった千寿子夫人から長女夏子さんへの書簡です。手紙をいろどるたくさんの料理と、娘への感謝の気持ちを綴った数々の手紙は庄野潤三の文学そのもので、読んでいるこちらも幸せな気持ちになります。手紙は昭和48年に始まり、作家が亡くなった2009年に終わります。日々のよろこびを反芻するために綴った、家族の些細な記録は、庄野文学を読み解くヒントであり、同時に、毎日の生活を楽しむためのヒントになっています。 ーーー A5判変形 仮フランス装 224ページ 送料:300円
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犬ではないと言われた犬 | 向坂くじら
¥1,760
エッセイ集『夫婦間における愛の適温』(←すごくおもしろい夫婦エッセイ)が評判を呼び、初小説『いなくなくならなくならないで』がいきなり芥川賞候補(受賞作発表は7/17)になるなどブレイク寸前、今もっとも注目される書き手のひとりである著者の最新エッセイ集。 四六判 ソフトカバー 216ページ 送料:300円
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夫婦間における愛の適温 | 向坂くじら
¥1,870
注目の書き手によるエッセイが並ぶ百万年書房の暮らしレーベル、第四弾 ーーー デビュー詩集『とても小さな理解のための』が早くも5刷。現在最もメディアから注目を集める詩人・向坂くじら、初の散文集。 「まずもって、あの夫というやつは臆病すぎる。合理的であるということを隠れ蓑に、ただ予期せぬものの訪れを怖がっているだけ。なんだい、なんだい、びびりやがって。くされチキンがよ。だいたい、すべて計画通りの毎日なんてつまらないじゃないか。(中略)そのくされチキンがある日、なんの前触れもなく急須を一式買って帰ってきた」(本文より) 暮らしより大切なものがある人間は、いかにして暮らせばよいのだろうか? ーーー 四六判変型 ソフトカバー 204ページ 送料:300円
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パンク的読書ガイド2冊セット
¥1,760
当店でもロング&ベストセラーの『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』(2018年刊)と『クソみたいな世界で抗うためのパンク的読書』(2023年刊)をセットにしました。 ーーーーー 第一作『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』 ■掲載タイトル 第1章「はみ出す」 「うらおもて人生録」著:色川武大 「アナキズム・イン・ザ・UK 壊れた英国とパンク保育士奮闘記」著:ブレイディみかこ 「断片的なものの社会学」著:岸政彦 「ガケ書房の頃」著:山下賢二 「エリック・ホッファー自伝 構想された真実 」著:エリック・ホッファー 第2章「D.I.Y精神」 「檀流クッキング」著:檀一雄 「あしたから出版社」著:島田潤一郎 「圏外編集者」著:都築響一 「ゼロからトースターを作ってみた結果」著:トーマス・トウェイツ 「壊れた世界で”グッドライフ”を探して」著:マーク・サンディーン 「夜と霧」著:ヴィクトール・E・フランクル 第3章「NO WAR」 「街場の戦争論」 著:内田樹 「憲法九条を世界遺産に」著:太田光・中沢新一 「ぼくらの民主主義なんだぜ」著:高橋源一郎 「一九八四年」 著:ジョージ・オーウェル 「バカボンのパパと読む「老子」」 著:ドリアン助川 「あの素晴らしき七年」著:エトガル・ケレット 第4章「ローカルとユニティ」 「「消費」をやめる~銭湯経済のすすめ~」著:平川克美 「新宿駅最後の小さなお店ベルク」著:井野朋也 「怪しい交遊録」阿佐田哲也 著 「サードウェーブ・コーヒー読本」 著:茶太郎豆央 「田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」」著:渡邉 格 第5章「破壊と構築」 「サンショウウオの明るい禅」著:玄侑宗久 「いのちの食べ方」著:森達也 「学校で教えてくれない音楽」著:大友良英 「勉強の哲学~来るべきバカのために~」著:千葉雅也 第6章「衝動と行動」 「快楽主義の哲学」著:澁澤龍彦 「へろへろ」著:鹿子裕文 「生きているのはひまつぶし」著:深沢七郎 「人間滅亡的人生案内」著:深沢七郎 「モモ」著:ミヒャエル・エンデ A5判 82ページ ーーーーー ーーーーー 第二作『クソみたいな世界で抗うためのパンク的読書』 ■紹介している書籍 『チョンキンマンションのボスは知っている』小川さやか『「国境なき医師団」を見に行く』いとうせいこう/『壁の向こうの住人たち』A.R.ホックシールド/『聖なるズー』濱野ちひろ/『はずれ者が進化をつくる』稲垣栄洋/『ドブロクをつくろう』前田俊彦/『怠惰の美徳』梅崎春生/『結婚の奴』能町みね子/『説教したがる男たち』レベッカ・ソルニット/『ヒロインズ』ケイト・ザンブレノ/『何が私をこうさせたか』金子文子/『フライデー・ブラック』ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー/ 『もうひとつの青春 同性愛者たち』井田真木子/『ある奴隷少女に起こった出来事』ハリエット・アン・ジェイコブズ/『牛乳配達DIARY』INA/『テヘランでロリータを読む』アーザル・ナフィーシー/『生き延びるための思想』上野千鶴子/『何でも見てやろう』小田実/『ビリー・リンの永遠の一日』ベン・ファウンテン/『ガザに地下鉄が走る日』岡真理/『脇道にそれる』尹雄大/『ベルリンうわの空ウンターグルンド』香山哲/『現代思想入門』千葉雅也『急に具合が悪くなる』宮野真生子・磯野真穂/『気流の鳴る音』真木悠介/『むしろ、考える家事』山崎ナオコーラ/『うしろめたさの人類学』松村圭一郎/『人新世の「資本論」』斎藤幸平/『ブルシット・ジョブ』デヴィッド・グレーバー/『LONG WAY HOME』カナイフユキ/『ナナメの夕暮れ』若林正恭 A5判 82ページ ーーーーー 825円+935円=1760円 送料:300円