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イスラエル 人類史上最もやっかいな問題
¥2,860
「知らない」ではすまされない、世界が注視する“この国”を正しく知るための入門書 ー イスラエル。こんなテーマがほかにあるだろうか?人口1000万に満たない小さな国が世界のトップニュースになるのはなぜか?アメリカのキリスト教福音派はなぜ、イスラエルとトランプを支持するのか?なぜ紛争は繰り返されるのか?そもそも、いったい何が問題なのか? 世界で最も複雑で、やっかいで、古くからの紛争と思われるものを正しく理解する方法などあるのだろうか?国際社会の一員として生きていくために、日本人が知っておくべきことが、この一冊に凝縮されている。争いを拡大させているのは、私たちの無知、無関心かもしれない。 ーーー 【目次】 第1部 何が起こっているのか? 1章 ユダヤ人とイスラエル/2章 シオニストの思想/3章 ちょっと待て、ここには人がいる/4章 イギリス人がやってくる/5章 イスラエルとナクバ/6章 追い出された人びと/7章 1950年代/8章 ビッグバン/9章 激動/10章 振り落とす/11章 イスラエルはラビンを待っている/12章 賢明な希望が潰えて/13章 ブルドーザーの最後の不意打ち/14章 民主主義の後退 第2部 イスラエルについて話すのがこれほど難しいのはなぜか? 15章 地図は領土ではない/16章 イスラエルのアラブ系国民/17章 恋物語?/18章 入植地/19章 BDSについて語るときにわれわれが語ること/20章 Aで始まる例の単語/21章 Aで始まるもう一つの単語/22章 中心地の赤い雌牛/23章 希望を持つ理由 ーーー 四六判 ソフトカバー 400ページ 送料:300円
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『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』岡 真理
¥1,540
『アラブ、祈りとしての文学』『ガザに地下鉄が走る日』の著者でアラブ文学とパレスチナ問題の専門家である・岡真理さんが、2023年10月20日、23日に行った講演に加筆修正して緊急出版されました。 ーーー (出版社による紹介文)緊急出版!ガザで何が、なぜ起きているのか。歴史的文脈とポイントを平易に解説する「まずここから」の一冊 ーーー 四六判 ソフトカバー 208ページ 送料:300円
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ガザに地下鉄が走る日
¥3,520
アラブ文学を専門とする著者による、パレスチナ問題に関するエッセイ集。40年にわたって何度も現地(周辺国含む)に足を運んだからこそ書ける現地の状況とその変化。パレスチナの現状を伝える情報は日本にはまだまだ少ない中で、近年の情勢も含めて書かれたこの本は、多くの人に読んでもらいたい一冊です。2018年刊行。 ーーーーーーーーーー 出版社による紹介文 ーーーーーーーーーー イスラエル建国とパレスチナ人の難民化から70年。高い分離壁に囲まれたパレスチナ・ガザ地区は「現代の強制収容所」と言われる。そこで生きるとは、いかなることだろうか。 ガザが完全封鎖されてから10年以上が経つ。移動の自由はなく、物資は制限され、ミサイルが日常的に撃ち込まれ、数年おきに大規模な破壊と集団殺戮が繰り返される。そこで行なわれていることは、難民から、人間性をも剥奪しようとする暴力だ。 占領と戦うとは、この人間性の破壊、生きながらの死と戦うことだ。人間らしく生きる可能性をことごとく圧殺する暴力のなかで人間らしく生きること、それがパレスチナ人の根源的な抵抗となる。 それを教えてくれたのが、パレスチナの人びとだった。著者がパレスチナと関わりつづけて40年、絶望的な状況でなお人間的に生きる人びととの出会いを伝える。ガザに地下鉄が走る日まで、その日が少しでも早く訪れるように、私たちがすることは何だろうかと。 出版社の詳細紹介ページはこちら https://www.msz.co.jp/book/detail/08747.html 【送料300円】
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『アラブ、祈りとしての文学【新装版】』岡真理
¥3,300
しばらく版元品切れだった岡真理さんの『アラブ、祈りとしての文学【新装版】』重版されて入荷しました。 ーーー (出版社による紹介文)もしもパレスチナの難民キャンプで傷付いた子どもの傍らにいたなら、私たちはその手をとるだろう。ベツレヘムの街で自爆に赴く青年が目の前にいたら、彼の行く手を遮るだろう。だが私たちはそこにいない。 小説を書き、読むという営みは理不尽な現実を直接変えることはない。小説は無能なのか。悲惨な世界を前に文学は何ができるのか。古くて新しい問いが浮上する。 ガザ、ハイファ、ベイルート、コンスタンティーヌ、フェズ……、様々な土地の苛烈な生を私たちに伝える現代のアラブ文学は多様な貌をもつ。しかし各作品に通奏低音のように響く、ひとつの祈念がある。 「「かつて、そこで」起きた、もはやとりかえしのつかない、痛みに満ちた出来事の記憶。もう帰ってはこない人々。[…]作家は、頭蓋骨に穿たれた二つの眼窩に湛えられた深い闇からこの世界を幻視し、彼岸と此岸のあわいで、起こらなかったけれども、もしかしたら起こりえたかもしれない未来を夢見続ける死者たちの息づかいに耳を澄ます。」 小説を読むことは、他者の生を自らの経験として生きることだ。見知らぬ土地、会ったこともない人々が、いつしか親しい存在へと変わる。小説を読むことで世界と私の関係性が変わるのだ。それは、世界のありようを変えるささやかな、しかし大切な一歩となる。世界に記憶されることのない小さき人々の尊厳を想い、文学は祈りになる。 ーーー 四六判 ハードカバー 320ページ 送料:300円
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『パレスチナのちいさないとなみ』高橋美香/皆川万葉
¥1,980
イスラエルによる占領と抑圧の元で暮らすパレスチナの人々にも、ふだんの生活、仕事があり、笑顔がある。「仕事と尊厳」を考えるパレスチナの本。カラー写真多数。パレスチナに関するQ&A等のページも。 B5変型判 ソフトカバー 96ページ 送料:300円
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『三つの願い パレスチナとイスラエルの子どもたち』デボラ・エリス
¥1,540
カナダ人ジャーナリストが2002年に現地に滞在し、パレスチナ・イスラエル両方の子どもたちにインタビューしてまとめた本。インタビューの合間にパレスチナ・イスラエルの歴史や現状も語られています。ふりがなもあり、10才ごろから読めそうですし、パレスチナ問題入門書として大人にもおすすめです。子どもの語ることは素直で、当地の現実がリアルに伝わるように思います。日本語版2006年刊行。 四六判 ハードカバー 192ページ 送料:300円
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『イスラエル vs. ユダヤ人』シルヴァン・シペル
¥2,750
「ルモンド」副編集長などを努めたユダヤ人ジャーナリストが人種差別、軍事産業の台頭、権威主義、宗教分裂、右傾化など、イスラエル社会の日常から法制度までを横断し、今後の中東の国際関係を見通す警鐘の書。パレスチナ問題の専門家で『アラブとイスラエル』の著者高橋和夫さんによる解説が最初と最後にあり、理解を助ける。2022年刊行。 ーーー (出版社による紹介文)イスラエルがパレスチナ自治区を占領してから半世紀が経過した。そのかんに、グローバリゼーションは世界各地でナショナリズムと外国人排斥を引き起こし、イスラエルで合流した。ユダヤ人ジャーナリストである著者が、人種差別、軍事産業の台頭、権威主義、宗教分裂、右傾化など、イスラエル社会の日常から法制度までを横断し、今後の中東の国際関係を見通す、警鐘の書。 ーーー 四六判 400ページ 送料:300円
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パレスチナを知るための60章
¥2,200
1948年のイスラエル建国以降、中東の火種となってきたパレスチナ。70年近くに及ぶ難民キャンプの暮らし、あるいは「分離壁」に代表されるイスラエルの抑圧的な政策の下にあって、なおアイデンティティを求め続けるパレスチナの人々を描く。 ーーー Ⅰ パレスチナ イメージと実像 第1章 パレスチナとはどこか――アイデンティティの拠り所を考える 第2章 世界に離散するパレスチナ人――繰り返される移動 第3章 パレスチナ人はどんなところに住んでいるのか――難民キャンプから「持ち家」へ 第4章 パレスチナ人は何を食べているのか――オスマン時代から続く伝統的食文化 【コラム1】パレスチナの家庭料理――ひと手間が引き出すおいしさと家庭の誇り 第5章 パレスチナのイエと社会――パレスチナ人のアイデンティティ/39 【コラム2】結婚式 第6章 キリスト教徒として生きる人々――多様な宗教文化 第7章 ドゥルーズ派の人々――イスラエルとアラブのはざまで 【コラム3】「3652年間この地に生きる」サマリア人 第8章 失われた多様性――つくられた「マイノリティ問題」 第9章 ハリウッド映画のパレスチナ人像――捏造される「悪いアラブ」 【コラム4】映画『ミュンヘン』――9・11後のアメリカ社会とパレスチナ問題 第10章 日本人キリスト教徒のパレスチナ・イメージ――パレスチナへの無関心は何によるのか 第11章 『オリエンタリズム』の衝撃――日本でのエドワード・サイード受容 Ⅱ 歴史 第12章 オスマン帝国時代のパレスチナ――蒔かれた紛争の種 第13章 イギリスによる支配――パレスチナ委任統治期 【コラム5】ド・ブンセン委員会――イギリス中東分割政策の青写真 第14章 パレスチナ難民はなぜ生まれたか――忘却されるナクバ 第15章 イスラエルに残ったパレスチナ人――差別・分断と新たな機運 第16章 アラブ・ナショナリズムとパレスチナ・ナショナリズム――シュカイリー初代PLO議長 第17章 パレスチナ解放運動の昂揚――ヤーセル・アラファートとパレスチナ解放機構(PLO) 第18章 アラブ諸国との軋轢――黒い9月とレバノン内戦 第19章 石の蜂起――幻の独立宣言から孤立へ 【コラム6】アメリカン・コロニーの変遷 第20章 オスロ和平プロセス――誕生・展開・挫折 第21章 なぜパレスチナ人はハマースを支持するのか――暫定自治政府の限界 【コラム7】アフマド・ヤースィーン――創設者が描いたハマースの原点と広がり Ⅲ 生活と文化 第22章 ヘブロンの都市生活――イスラーム的伝統の復興 第23章 オリーブと生きる――土地とのつながり、人々の暮らしの象徴 【コラム8】パレスチナのビール・ワイン 第24章 パレスチナの刺繍――モチーフが映し出すパレスチナ 【コラム9】パレスチナの衣装 第25章 難民女性ガーダ――占領と強権の圧力に抗する 第26章 「同胞の“痛み”を我が“痛み”として生きる」――人権活動家ラジ・スラーニとその活動 第27章 タブーに挑む――パレスチナ人ジャーナリストの挑戦 【コラム10】パレスチナ映画――パレスチナ人の実存の視覚的オルタナティブ 第28章 パレスチナ演劇――「失われた」言葉を取り戻す 【コラム11】パレスチナの踊り「ダブケ」 第29章 パレスチナ文学――ナクバから生まれた言葉の力 【コラム12】言葉の「ナクバ」――ヘブライ語で書くパレスチナ人作家 第30章 ウード弾きたちの挑戦――伝統音楽から新しい地平へ 第31章 ポピュラー音楽――革命歌からラップまで 【コラム13】パレスチナ系アメリカ人のコメディアン Ⅳ 世界の中のパレスチナ 第32章 国連の難民救済事業――UNRWAの活動 【コラム14】第一次中東戦争に参加した北アフリカ義勇兵 第33章 アメリカのパレスチナ関与――歴代大統領はパレスチナをどう見てきたか 第34章 ソ連・ロシアの対パレスチナ政策――放置されるロシアの飛び地 第35章 パレスチナ国家の承認――紛争解決の模索 第36章 大国エジプトの変節――宗教、帝国主義、民族主義、そして新しい時代へ 【コラム15】ガザ難民――二人の女子学生と出会って 第37章 隣国ヨルダンの歩み――紛争の展開と国家像の模索 第38章 シリア・レバノンのパレスチナ人――安全と未来を求めて 【コラム16】「イスラーム国」とパレスチナ 第39章 大義を掲げる湾岸諸国――アラブの同胞か、他人事か 第40章 聖都エルサレム――占領下の生活空間 第41章 イスラエルとパレスチナの非対称性――国家主体と非国家主体 【コラム17】パレスチナを旅行する Ⅴ 経済と社会 第42章 パトロン・クライアント関係――近代パレスチナ社会の支配層 第43章 水と土地――権利あるいは空間をめぐる問題 第44章 ヨルダン川西岸の産業――実地調査から見える現状と課題 【コラム18】パレスチナの伝統工芸品 第45章 パレスチナの農業――資源と市場への限られたアクセス 第46章 農村の生活――パレスチナの文化を育む農村の暮らし 第47章 通貨と金融――オスロ合意は何をもたらしたか 第48章 公共部門と公共サービス――あまりに不安定な現実 【コラム19】アンマーンの交通事情と難民 第49章 ワクフ――翻弄されたイスラーム的信託制度 第50章 難民の初等・中等教育――UNRWAの教育と育つ人材 第51章 占領下で学ぶ――大学設立にかけた願いと挑戦 【コラム20】記録し、発信する――パレスチナ研究機構の挑戦 第52章 変遷する障害者福祉――誰も置き去りにしない社会に向けて 【コラム21】分離壁 Ⅵ パレスチナと日本 第53章 対パレスチナ外交――人的交流から資金援助まで 【コラム22】アラファートの日本訪問とIPTIL 第54章 日本に来たパレスチナ人――パレスチナ駐日代表アブドゥルハミードと日本 【コラム23】PLO東京事務所と日本 【コラム24】李香蘭とパレスチナ 【コラム25】「天よ、我に仕事を与えよ」――自己否定と弱者の政治=軍事再考 第55章 日本の経済支援――国際協調と地域安定への試み 第56章 日本の医療支援――パレスチナに根づいた支援 第57章 市民社会による支援――1万キロを越えての連帯とその課題 第58章 イスラエル・ボイコット運動――パレスチナにおける「アパルトヘイト」廃絶への挑戦 第59章 フェアトレード――生活の糧としての伝統工芸 第60章 日本のジャーナリズムとパレスチナ――エルサレム特派員が見たオスロ合意 【コラム26】戦前・戦中の日本とパレスチナ パレスチナを知るための文献・情報ガイド ーーー 四六判 412ページ 送料:300円
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イスラエルを知るための62章【第2版】
¥2,200
ユダヤ民族主義運動から生まれたイデオロギー国家イスラエルの、その激動の歴史、多様な社会、そして人々の暮らしの素顔を紹介。関係各国の政治的思惑が交差する国際政治のなかで、中東に位置する、この国の現実と未来を見通すための最適の一冊。 ーーー Ⅰ イスラエルという国 第1章 一瞬も退屈のない国――波乱と緊張と多様性の中で 第2章 自然と気候――「肥沃なる三日月地帯」の南端 【コラム1】世界のユダヤ人とイスラエル Ⅱ 歴史 第3章 シオニズム――ユダヤ人ナショナリズムの三つの流れ 【コラム2】「近代シオニズムの父」ヘルツル 第4章 宗教共同体から民族共同体へ――ヨーロッパ近代がもたらした新たな潮流 第5章 パレスチナへの移民の波――ユダヤ人社会の誕生とアラブ系住民との軋轢 第6章 ホロコーストとシオニズム――悲劇をどう解釈するか 【コラム3】アイヒマン裁判――陳腐ではなかった悪 第7章 イスラエル独立と第一次中東戦争――民族の悲願達成、戦いの歴史の始まり 【コラム4】ダヴィッド・ベングリオン――イスラエル建国を実現 第8章 第三次中東戦争と「領土と平和の交換」原則――いまだ達せられない和平の枠組み 第9章 第四次中東戦争から現代まで――45年の変化は大きかったが Ⅲ イスラエル歳時記 第10章 夏に迎える新年――ユダヤの歴史に基づく年中行事 第11章 誕生から死まで――世俗的イスラエル人と通過儀礼 【コラム5】メア・シャリーム 第12章 聖と俗の緊張関係――ユダヤ教とイスラエル社会 【コラム6】労働禁止の安息日「シャバット」 第13章 産めよ育てよ――イスラエルの出産・子育て事情 第14章 教育重視社会――18歳で大きな転機 第15章 体外受精も保険でカバー――柔軟な医療・社会福祉制度 第16章 イスラエルのユダヤ料理――ユダヤ教の戒律と多様性 Ⅳ 多様な言語と社会 第17章 日常語になった現代ヘブライ語――手に入れた自分たちの言語 【コラム7】イディッシュ語やラディノ語の「復活」 第18章 アシュケナジームとスファラディーム――移民とイスラエル社会 第19章 世界中のユダヤ人を受け入れるイスラエル――5人に1人が国外出身 第20章 いろいろ話せて当たり前――多言語社会イスラエル 第21章 活発なメディアとSNS――アプリ開発をリードする高い利用率 第22章 ホロコースト生存者――高齢化と拡大する格差の陰で 第23章 時代とともに変化し続けるキブツ――自然と社会環境の豊かな世界 Ⅴ 政治と安全保障 第24章 多党化と不安定な政権――百家争鳴の政党政治 第25章 右傾化するイスラエル――背景に人口構成の変化 【コラム8】イツハク・ラビン――イスラエル建国からの“象徴” 第26章 「憲法」のない国――将来の憲法を構成する「基本法」を整備 第27章 政治と軍事――安全保障政策は誰が決定しているのか 第28章 国防軍(IDF)とイスラエル社会――政軍関係と聖俗関係との狭間で 第29章 イスラエルの核戦略――曖昧政策と一方的抑止 第30章 兵器産業と武器輸出――最先端システムを支える柱 第31章 変化するイスラエルの脅威概念――新たな類型の出現と対抗戦略 【コラム9】世界有数のサイバーセキュリティ先進国 第32章 情報機関――国家安全保障の根幹 第33章 モサド――失敗の系譜 第34章 軍事作戦と国際法――自衛権の行使か、過剰な軍事力の行使か Ⅵ 経済発展の光と影 第35章 イスラエル経済の変遷――特異な発展モデル 第36章 二つの基幹産業――発展する農業と岐路に立つダイヤモンド 【コラム10】イスラエル産ワイン――ストレートで味わい深く 第37章 イノベーション大国――ハイテク国家の旺盛な起業精神 第38章 日本・イスラエル“ビジネス新時代”――進展する経済関係 第39章 共存の夢は遠く――進むパレスチナとの経済分離 第40章 経済を取り巻く課題――国際協調と社会的不平等の是正 Ⅶ 文化・芸術・若者 第41章 イスラエル文学――ヘブライ語の再生・建国とともに 【コラム11】村上春樹とエルサレム賞――「壁と卵」 第42章 クラシック音楽界――芸術音楽の限界と可能性 第43章 オリエント音楽からジャズまで――移民社会ゆえの多様な音階とリズム 【コラム12】今あつい「ムズィカ・ミズラヒート」 第44章 元気なイスラエル映画――「芸術的なディベート文化」の結晶 第45章 ポスト・シオニズム論争――「新しい歴史家」が提起したもの 第46章 盛んなスポーツ――そこにも政治の影が 【コラム13】二都物語――エルサレムとテルアビブ 第47章 若者文化――サブカルチャーとバックパッカー Ⅷ 外交 第48章 曲折の対外関係――最近は孤立傾向 第49章 米国のユダヤ人――政治的影響力の背景にも変化の兆し 第50章 米国との「特別な関係」――活発に議論されてきた特別さ 第51章 米国政府の対イスラエル援助――大きな規模を維持 第52章 白人福音派とイスラエル――米中東外交を左右するキリスト教シオニスト 第53章 微妙なドイツとの関係――「殺人者の国」からパートナーへ 第54章 日本とイスラエル――高い関心、でも「遠い国」 Ⅸ 中東和平問題とイスラエル 第55章 オスロ和平プロセスとその破綻――行き詰まった和平プロセス 第56章 パレスチナ問題とイスラエル世論――2000年を境に大きく変化 第57章 宗教と政治の複雑な絡みあい――エルサレム問題とイスラエル 第58章 増え続ける入植者人口――パレスチナ人の反対をよそに 第59章 「世界最大の刑務所」ガザ――長期化するハマスの実効支配と封鎖 第60章 アラブ系国民――2割を占めるマイノリティ 第61章 占領上の要衝ゴラン高原――シリアとの最前線 第62章 〈終章〉イスラエルはどこに向かうのか――輝かしい成長と根源的ジレンマ イスラエルを知るための文献・情報ガイド ーーー 四六判 388ページ 送料:300円