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宣伝は差異が全て 邪神ちゃんドロップキックからマーケティングを学ぶ | 栁瀬一樹
¥1,980
型破りな手法で本来は1期で終わるはずだったマイナー作品を4期を目指す人気作品に成長させた宣伝プロデューサーによるいま注目の一冊。 ーーー (出版社による紹介文) 転売ヤー、違法アップロードに先手を打て! 超人気アニメ『邪神ちゃんドロップキック』のプロデューサーが初めて明かす、型破り、でもファンの心を捉えて離さない宣伝ノウハウのすべてを一挙公開!! 「私を見てほしい」「私を雇ってほしい」「商品を買ってほしい」。人は誰しも誰かに選んでもらいたい時がありますよね。でも自分には力がないからと諦めていませんか。 ・今までゲームばっかりやっていたあなた!(私です) 面接の時に「趣味はゲームです」と言うより「私は空き時間の全てをゲームに費やして来たので、将来携帯電話でゲームが動く未来が想像できます」と言った方が選んでもらえます。(そうやってNTTドコモに入社しました) ・ライバルがたくさんいる激戦区で商品を売らねばならないあなた!(私です) 「安くておいしいかき氷です」と言うより「1杯1,500円。会場で1番値段が高いです。いちご1.5パック使った日本で一番濃ゆいかき氷です」と言った方が選んでもらえます。(そうやって3,000杯売りました) コンテンツが溢れるこの世界。選ぶ側は選択肢が多すぎて「これは他と何が違うのかな?」ということにしか興味がありませんので、的確に他との差異を描いてあげれば、弱みすらも強みになります。 この本を書いているのは、毎年新作が300本も登場するアニメ業界で「邪神ちゃんドロップキック」というマイナー作品を、クラウドファンディングやふるさと納税を用いたアニメ制作・違法アップローダーより早い公式切り抜き・転売ヤーよりも安いメルカリ販売・不適切アニメ認定に対する反撃など、決して大手メジャー作品がやらない施策を行うことで他作品と差別化し、4期を目指す人気作品に成長させた宣伝プロデューサーです。 私は宣伝の仕事をする中で「差異こそが宣伝の全てなのだ」ということに気がつきました。この本ではそこに至るまでに行ってきた施策の数々を「邪神ちゃんマーケティング」としてまとめています。本来は1期で終わるはずだったマイナー作品がどのように他者との差異を描いて生き残ってきたのか?そのエッセンスはきっと宣伝・広告・販売を業務とする皆さま、そして就職活動・転職活動・オーディションなどに挑む皆さまのお役に立つはずです。 ーーー 四六判 ソフトカバー 256ページ 送料:300円
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Community Based Economy Journal 001 - 美しい経済の風景をめぐる旅の記録 -
¥2,200
「美しい経済の風景をめぐる旅の記録」をテーマに、過去に学び、現在に出会い、未来に遺すために世界をめぐるビジネスドキュメンタリー誌の創刊号。 ーーー (発行元によるステートメント) 本誌は、“Community”と“美しい”という二つの感覚を糸口に、グローバルに展開する企業からローカルに根ざす商いまで、規模や拠点を問わず、私たちが美しいと感じる経済の営みを訪ね、対話し、その背後にある人々の哲学や態度、創意工夫や仕組みを各地のCommunity Based Companiesが取材・執筆したものです。 ビジネスが内包している「文化が経済を育て、経済が文化を育む」という側面にスポットを当て、親密さや美意識といった数値に置き換えにくい価値を大切にできるビジネスの可能性の発見を可視化し、希望の持てる経済活動の選択肢が世の中に増えることを願い、創刊しました。 ーーー 【目次】 #1 美しい経済の風景の、つくり方を訪ねる ワコール「京の温所」/ 楠木 章弘 / KYOTO 8 散歩社「BONUS TRACK」/ 内沼 晋太郎、小野 裕之 / TOKYO 20 シーベジタブル /友廣 裕一、蜂谷 潤/ TOKYO 33 リズム学園「はやきたこども園」/ 井内 聖 / HOKKAIDO 45 The Cheese Board Collective / Steve Manning、津曲 陽子 / BERKELEY 55 産直市場グリーンファーム / 小林 啓治/ NAGANO 65 Larry vs Harry / Hans Bullitt Fogh / COPENHAGEN 75 obama village / 有村 健弘、有村 康弘 / KAGOSHIMA 87 Think the Earth / 上田 壮一 / TOKYO 94 香老舗 松栄堂 / 畑 正高 / KYOTO 106 #2 美しい経済の風景の、感じ方と出会う 堂目 卓生 / 大阪大学大学院経済学研究科教授 / OSAKA 120 小野寺 愛 / そっか 共同代表 / ZUSHI 131 Anker Bak / 家具デザイナー / COPENHAGEN 140 藤田 一照 / 曹洞宗僧侶 / HAYAMA 150 #3 美しい経済の風景の、つくり手と歩く ◯と編集社「トビチ商店街」/ 赤羽 孝太 / NAGANO 172 リバーバンク「GOOD NEIGHBORS JAMBOREE」/ 坂口 修一郎 / KAGOSHIMA 161 パースペクティブ「工藝の森」/ 高室 幸子、堤 卓也 / KYOTO 180 ーーー A5変型 ソフトカバー 192ページ 送料:300円
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くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話 | ヤマザキOKコンピュータ
¥1,540
バンドマン/パンクスである著者が書くのは「くそつまらない未来を変えるには、少しずつでも好きな企業の株を買って保有したら?」という話。幸せってなんだ?お金ってなんだ?未来をどうしたいんだ?ということを根本的に考えて、資本主義のシステムの中でより効果的に戦うためにどうするか。単に金を稼ぐことが目的ではない投資の姿が見えてきます。これほんとすばらしいのでみなさん読んでほしいです。 タバブックスの「シリーズ3/4」は分量的にも読みやすいので誰でもとっつきやすく、おすすめ。 B6版変型(173mm×123mm)・ソフトカバー・148ページ 【送料300円】
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コモンの「自治」論 | 編/斎藤幸平・松本卓也
¥1,870
『人新世の「資本論」』の斎藤幸平さんをはじめ注目の書き手が集結した本で、興味深いトピックばかり。個人的には人類学者松村圭一郎さんが書く「第2章:資本主義で「自治」は可能か?──店がともに生きる拠点になる」が非常に気になります。 ーーー 【『人新世の「資本論」』、次なる実践へ! 斎藤幸平、渾身のプロジェクト】 戦争、インフレ、気候変動。資本主義がもたらした環境危機や経済格差で「人新世」の複合危機が始まった。国々も人々も、生存をかけて過剰に競争をし、そのせいでさらに分断が拡がっている。崖っぷちの資本主義と民主主義。この危機を乗り越えるには、破壊された「コモン」(共有財・公共財)を再生し、その管理に市民が参画していくなかで、「自治」の力を育てていくしかない。 『人新世の「資本論」』の斎藤幸平をはじめ、時代を背負う気鋭の論客や実務家が集結。危機のさなかに、未来を拓く実践の書。 【目次】 ●はじめに:今、なぜ〈コモン〉の「自治」なのか? 斎藤幸平 第1章:大学における「自治」の危機 白井 聡 第2章:資本主義で「自治」は可能か? ──店がともに生きる拠点になる 松村圭一郎 第3章:〈コモン〉と〈ケア〉のミュニシパリズムへ 岸本聡子 第4章:武器としての市民科学を 木村あや 第5章:精神医療とその周辺から「自治」を考える 松本卓也 第6章:食と農から始まる「自治」 ──権藤成卿自治論の批判の先に 藤原辰史 第7章:「自治」の力を耕す、〈コモン〉の現場 斎藤幸平 ●おわりに:どろくさく、面倒で、ややこしい「自治」のために 松本卓也 ーーー 四六判 ソフトカバー 288ページ 送料:300円
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山の上のパン屋に人が集まるわけ | 平田 はる香
¥1,760
東御市の「わざわざ」は2009年に移動販売から始めたパンと日用品のお店。パン屋で当たり前とされる長時間労働がおかしいと思えばそうしなくて済む製法を考える、自店の菓子パンで太ったお客さんを見て商品を食事パン2種だけに絞る、常識にとらわれない経営で、現在三つの店舗を運営、年商3億円以上を売り上げています、すごい…… どんなふうにやってきたのか、気になる方はぜひ読んで。 ーーー ・年間3万人以上が来店 ・自費出版が9千部完売 ・健やかに、年商3億円 都会でうまく生きられずに、長野の地へ。 1人の主婦が移動販売から始めた店は、なぜこんなにも支持されるのか? パンと日用品の店「わざわざ」代表、平田はる香初の著書がついに出版。 ●どこで売る?(どこでお金を稼ぐのか) → 駅前の立地がいい場所ではなく、公共交通機関のない山の上 ●何を売る?(何をお金に変えるのか) → 菓子パンで太ったお客さまを見て、商品を食事パン2種類に ●誰に売る?(誰からお金をもらうのか) → テレビの特集で押し寄せた人に対して、「来ないでください」 うまく生きることよりも、健やかでいられる方法を。 ●パン屋が人間らしい生活をできないのはふつう ●売上を長時間労働でカバーするのはふつう ●利益を出すために人件費を削るのはふつう ●お客さまに「NO」と言えないのはふつう ●成功のためにはヒエラルキーに従うのがふつう 心を犠牲にしてまで、守るべき「ふつう」なんてない。 ーーー 四六判 ソフトカバー 244ページ 送料:300円