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二十四五 | 乗代雄介
¥1,650
「旅する練習」が強く印象に残っているのでこちらの小説も読みたいと思います。乗代雄介さんによる、第172回芥川龍之介賞候補作。 ーーー (出版社による紹介) 大事な人が、かつてここにいた 確かなしるしを何度でも辿る── 喪失を抱えたまま生きていく、祈りの記録。 ロングセラー『旅する練習』の著者がはなつ待望の新作。 「これは、叔母がどんなに私を思ってくれていたかということを、その死後も巧妙なやり方で繰り返しほのめかされ時には泣かされたところでぴんぴんしている、根深い恨みである。」 実家を出て二年、作家になった二十四五の私は弟の結婚式に参列するため、仙台に向かっている。 五年前に亡くなった叔母の痕跡を求めて、往復する時間の先にあるものとは。 ーーー 四六判 ハードカバー 112ページ 送料:300円
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5月の本 | 西崎憲 編
¥3,080
時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈5月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 B6変型判 ハードカバー 296ページ 送料:300円
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4月の本 | 西崎憲 編
¥3,080
時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈4月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 B6変型判 ハードカバー 296ページ 送料:300円
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きみはメタルギアソリッドⅤ:ファントムペインをプレイする | ジャミル・ジャン・コチャイ
¥2,750
〈メタルギアソリッド ✕ イスラム魔術的リアリズム〉全米で話題沸騰! 現在アメリカ文学界で最も注目されるひとり、“ビデオゲーム・マニア”のアフガニスタン系アメリカ人作家、ジャミル・ジャン・コチャイによる傑作短編集。著名な文学賞を続々受賞し、ニューヨーカー誌のベストブックにも選出。2023年、アメリカで最も影響力を持つ「全米図書賞 フィクション部門」最終候補の5作にも選ばれる。 父や母たちが逃れてきた戦争、あるいは多くの仲間が逃れられなかった暴力と死の記憶を、現代アメリカのポップカルチャーを経由した視点から、実験的ともいえる様々な形式、手法を駆使して描かれた12編を収録。 四六判 ハードカバー 272ページ 送料:300円
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登場人物未満 | くどうれいん(文)、戸塚純貴(モデル)
¥1,870
都内の遊園地や釣り堀、ボードゲームカフェから、2人の出身地である岩手県の風景まで。各所で撮影された戸塚さんの写真を元に、くどうさんが言葉で紡ぐ「この街のどこかにいるかもしれない人たち」の物語。雑誌『ダ・ヴィンチ』で2023年から約1年連載された企画を書籍化。 四六判 ソフトカバー 160ページ 送料:300円
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【サイン本】就活闘争 20XX | 佐川恭一
¥1,980
ーーー (出版社による紹介文) こんな地獄を乗り越えないと就職できない世の中、間違ってないか――? 20XX年の近未来、「ウルトラベビーブーム世代」の大学生たちが、今とは比べ物にならないほど激化した就職活動に挑む――。 主人公の太田亮介は、就職活動に熱が入っていない京都大学三回生。日本を牛耳る巨大企業「Z社」に入社するため、ようやく重い腰を上げて就活に臨むが……。 銃撃をかわしながら出身大学OBを探す「OB訪問」やSNSでの10万人フォロワー獲得をめざす「インターンシップ」、歴戦の就活猛者たちと激論をかわす「グループディスカッション」、そして多くの就活生が命を落とす「面接試験」。生死を賭けた選考に挑む就活生たちの悲劇を克明に描き、現代の新卒一括採用システムに一石を投じる、“就活エンターテインメント”登場! ーーー 四六判 ソフトカバー 320ページ 送料:300円
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軽いめまい | 金井美恵子
¥2,310
金井美恵子さんのこちらの小説、2023年に英訳され、ニューヨークタイムズやアトランティック誌で書評されるなど海外で話題となったそうです。生活という日常を瑞々しく、シニカルに描いた傑作中編小説。余談ですが金井美恵子さんは当店から最も実家が近い小説家です。 文庫版 256ページ 送料:300円 ※講談社文芸文庫は本来であれば文庫化されないような(あまり部数が出ない純文学等の)本も文庫化するレーベルで、価格が高いです。
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森田繁子と腹八分 | 河﨑秋子
¥1,980
赤いBMWに乗り、派手な服装に身を包み、志ある人には協力を惜しまない、縦にも横にもでかい農業コンサルタント森田繁子が農の現場で課題を解決していくエンターテイメント。面白いです、森田繁子が魅力的。 四六判 ソフトカバー 344ページ 送料:300円
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楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集【訳者・岸本佐知子さんサイン本】
¥2,860
ルシア・ベルリンの『掃除婦のための手引き書』『すべての月、すべての年』に続く短編集。 「彼女の書く文章はほかの誰とも似ていない。読むものの心を鷲づかみにして、五感を強く揺さぶる。読んだときは文字であったはずのものが、本を閉じて思い返すと、色彩や声や匂いをともなった「体験」に変わっている。(中略)まるで自分もそこにいて、それらを見、聞き、感じたような錯覚にとらわれる。それほどに、彼女の言葉の刻印力は強い。」(「訳者あとがき」より) ★訳者・岸本佐知子さんのサイン入りです 四六判 ソフトカバー 392ページ 送料:300円
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孤独への道は愛で敷き詰められている | 西村亨
¥1,760
注目の新進小説家・西村亨のデビュー二作目。装丁も良いです。 ーーー (出版社による紹介) 闇雲な愛が孤独を暴走させ、人生の迷路が深まっていく―― アラフォーの柳田譲の前に現れた三人の女との出会いと別れ。愛を求め、また与えようとして却って孤独へと突き進んでしまう魂の悲哀を描く太宰治賞受賞後第一作! ーーー 四六判 ハードカバー 160ページ 送料:300円
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【サイン本】新しい恋愛 | 高瀬隼子
¥1,760
普通あまり深く考えず曖昧なまま過ぎ去っていく人の感情、心の動き、そういうものをぐっと踏み込んで言語化していく面白さが前作『おいしいごはんが食べられますように』にも、今作にもあります。恋愛小説集だけど恋のときめきでもグロテスクな愛憎でもない短編5編。すごく良かったです。 ★サイン本です。一人一冊までです。 四六判 ハードカバー 192ページ 送料:300円
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ギリシャ語の時間 | ハン・ガン
¥1,980
邦訳刊行は2017年。ハン・ガンの長編小説です。 ーーー (あらすじ) ある日突然言葉を話せなくなった女は、失われた言葉を取り戻すために古典ギリシャ語を習い始める。ギリシャ語講師の男は次第に視力を失っていく。ふたりの出会いと対話を通じて、人間が失った本質とは何かを問いかけていく。 ーーー 四六判 ソフトカバー 240ページ 送料:300円
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菜食主義者 | ハン・ガン
¥2,420
ーーー (出版社による紹介) 韓国国内では、「これまでハン・ガンが一貫して描いてきた欲望、死、存在論などの問題が、この作品に凝縮され、見事に開花した」と高い評価を得た、ハン・ガンの代表作。 ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)― 3人の目を通して語られる連作小説集。 ーーー 四六判 ソフトカバー 304ページ 送料:300円
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少年が来る | ハン・ガン
¥2,750
ーーー (出版社による紹介) 1980 年5月18 日、韓国全羅南道の光州を中心として起きた民主化抗争、光州事件。戒厳軍の武力鎮圧によって5月27日に終息するまでに、夥しい数の活動家や学生や市民が犠牲になった。抗争で命を落とした者がその時何を想い、生存者や家族は事件後どんな生を余儀なくされたのか。その一人一人の生を深く見つめ描き出すことで、「韓国の地方で起きた過去の話」ではなく、時間や地域を越えた鎮魂の物語となっている。 ーーー 四六判 ソフトカバー 280ページ 送料:300円
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降りていこう | ジェスミン・ウォード
¥2,970
ーーー (出版社による紹介) 〈あんたの武器はあんた自身〉母さんは言った。あたしの武器はあたしだ。 奴隷の境遇に生まれた少女は、祖母から、そして母から伝えられた知識と勇気を胸に、自由を目指す――。40歳の若さで全米図書賞を二度受賞した、アメリカ現代文学最重要の作家が新境地を開く、二度目の受賞後初の長篇小説! 悲しみが霧雨になって降り注ぐ。スカートに指をこすりつけ、しだいに長くなってくる影のなかで地面に膝をつきながら、わが身の境遇につくづく驚かずにはいられない。この天涯孤独ぶりはどうだろう。こんなところで腰の片方には命を、もう片方には死を持ち歩いているなんて。 「どっち?」あたしは宙に向かって問いかける。「どっちを与えるべき?」夕暮れのなかを漂っていく自分の声を聞いて、少しだけ孤独がやわらぐ。 この同じ空のどこかで、あたしのミツバチたちも飛び回っているに違いない。(…) この同じ空のどこかで、サフィも息を吸って吐いているに違いない。 「サフィ」あたしは尋ねる。「どっち?」(本書より) ーーー 四六判 ソフトカバー 288ページ 送料:300円
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線が血を流すところ | ジェスミン・ウォード
¥2,860
ーーー (出版社による紹介) サーガはここから始まった! 高校を卒業して自立のときを迎えた双子の兄弟を取り巻く貧困、暴力、薬物――。そして育ての親である祖母への愛情と両親との葛藤。全米図書賞を二度受賞しフォークナーの再来とも評される、現代アメリカ文学を牽引する書き手の鮮烈なデビュー作。 「デビュー作には作家のすべてがある」とはよく聞く言葉だが、本作はただ舞台が同一であるという以上に、後続の作品でも一貫して問われ続ける貧困、人種、格差といったテーマや問い、そして事物(人物、動物、植物、薬物)が描かれている。 (…)南部の黒人コミュニティが人種差別だけでなく階級的にも虐げられた存在であることは、カトリーナ後の政府の対応の酷さによりアメリカのみならず世界中が知ることになった。しかし、そもそもカトリーナ以前から南部の黒人たちが過酷な生を強いられていることを『線が血を流すところ』は痛烈に突きつける。その筆致に、一切の容赦はない。 ――青木耕平「狼の街(ウルフ・タウン)の慈悲深い神──ジェスミン・ウォードが刈り取れなかった男たち」より ーーー 四六判 ハードカバー 320ページ 送料:300円
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骨を引き上げろ | ジェスミン・ウォード
¥2,860
「ハリケーン・カトリーナを描いた最初の偉大な文学作品」と言われる、当時無名だった著者ウォードの二作目の長編にして、アメリカで最も権威ある文学賞全米図書賞2011年の受賞作、待望の邦訳刊行。ウォードは2017年にも『歌え、葬られぬ者たちよ、歌え』で全米図書賞を受賞。同賞を複数回受賞した初の女性であり、初の非白人でもある。 ーーーーーーーーーー 全米図書賞受賞作! 子を宿した15歳の少女エシュと、南部の過酷な社会環境に立ち向かうその家族たち、仲間たち。そして彼らの運命を一変させる、あの巨大ハリケーンの襲来。フォークナーの再来との呼び声も高い、現代アメリカ文学最重要の作家による神話のごとき傑作。 「登場人物の内なるパッションとメキシコ湾で刻々と勢力を増す自然の脅威が絡まり合い、廃品と鶏に囲まれて暮らす貧しき人々のまっすぐな生き様の中に、古典悲劇にも通じる愛と執着と絶望がいっさいの気取りを排した形で浮かび上がる」――「ワシントン・ポスト」 「カトリーナによりもたらされた破壊と、すべてを洗い流された海辺の街の原初の風景について、本書は水没したニューオーリンズの映像よりもはるかに多くを教えてくれる」――「ニューヨーカー」 「ウォードの堂々たる語りには、フォークナーを想起させるものがある。今日的な若者言葉と神話的な呪文のリズムの間を自由に行き来し、パッションの発露を怖れない。苛烈な物語のほぼ全編に、パッションが満ちあふれている」――「パリ・レビュー」 ーーーーーーーーーー ★こちらのリンクから本書の付録解説(執筆:青木耕平氏、アメリカ文学研究者、『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』共著など)を読むことができます。途中から内容に踏み込んでいますがネタバレにはなっていません。作品の背景など知ることができる良きガイドです。内容について事前に入れたくないという方は途中まで読み、読了後に後半を読むのがおすすめです。 https://sakuhinsha.com/oversea/28652.pdf ★ジェスミン・ウォード『歌え、葬られぬ者たちよ、歌え』はこちら https://rebelbooks.theshop.jp/items/50109479 ーーーーーーーーーー 四六判 ハードカバー 320ページ 送料:300円
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歌え、葬られぬ者たちよ、歌え | ジェスミン・ウォード
¥2,860
アメリカ南部を舞台に、人種差別、貧困、格差などアメリカが抱える問題を提示しながら語られるロードノベル。重そうなテーマに一歩引く向きもあるかもしれないが心配無用、読み手を引き付けて離さない物語の力があり、個人的にも夢中で読んだ。読後の余韻も深く、心に残る一冊。アメリカで最も歴史と権威のある文学賞「全米図書賞」受賞作。著者のジェスミン・ウォードは全米図書賞を複数回受賞した史上初の女性であり、史上初の非白人。 ★こちらのリンクから本書の付録解説(執筆:青木耕平氏、アメリカ文学研究者、『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』共著など)を読むことができます。途中から内容に踏み込んでいますがネタバレにはなっていません。作品の背景など知ることができる良きガイドですので、気になる方は読んでみてください。内容については秘密のままにしてほしい!という方は11ページ途中までだけ読むとよいでしょう。 https://sakuhinsha.com/oversea/28034.pdf 送料:300円
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往復書簡 初恋と不倫 | 坂元裕二
¥1,760
メールや手紙で、二人が綴るやりとりのみで構成された、息を飲む緻密なストーリー展開。読み始めたら止まらない面白さ。元は朗読劇として上演されたもの。装丁も美しく、手元に置きたくなる一冊です。 四六判 ハードカバー 192ページ 送料:300円
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売女の人殺し | ロベルト・ボラーニョ
¥2,640
ーーー (出版社による紹介) 恐怖と悪夢、その背後にある笑いと底知れぬ悲哀。ボラーニョの分身とされるおなじみ〈B〉やアルトゥーロ・ベラーノらがふたたび登場する13篇。貴重な自伝的エピソードも含む、生前最後の短篇集。 「女ってのは売女の人殺しよ、マックス、立ち枯れた木の上から地平線を見つめている凍えた猿、闇のなかで泣きながら、決して口にすることのできない言葉を求めながらあなたを探しているお姫さまなの。わたしたちは誤解のなかに生き、人生のサイクルをつくり上げているのよ」(「売女の人殺し」より) インドから帰還した同性愛者のカメラマンの秘められた記憶、Bと父がアカプルコで過ごした奇妙な夏休み、元サッカー選手が語る、謎のチームメートとの思い出……恐怖と悪夢、その背後にある笑いと底知れぬ悲哀。ボラーニョの分身とされるおなじみ〈B〉やアルトゥーロ・ベラーノらが再び登場する13篇。貴重な自伝的エピソードも含む、生前最後の短篇集。 [解説]若島正 ーーー 四六判 ハードカバー 269ページ 送料:300円
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幸いなるハリー | イーディス・パールマン
¥2,420
ーーー (出版社による紹介) 老い、病、性のきらめき、言えなかった秘密、後戻りのできない人生の選択。 「世界最高の短篇作家」による珠玉の10作品。 人生には完璧な絶望も、澄みきった希望もない。パールマンの短篇集にちりばめられた無言の種は、あなたのなかで芽吹いて、やがてぞっとするほど優雅な花を咲かせるだろう。 ――松家仁之(作家) 愛おしさ、愚かしさ、優しさ、酷たらしさ、善意と悪意、救済と断罪etc.人間のすべてを知り尽くした作家、それがイーディス・パールマンだ。 ――豊崎由美(書評家) なにかを諦める。苦く、みじめで哀しい一瞬――それらひとつひとつを柔らかい布で磨きあげ、息を呑むほど美しい宝石に変えてしまう。人生の粋を極めた短篇集。 ――倉本さおり(書評家) 【目次】 ■ 介護生活 ■ 救済 ■ フィッシュウォーター ■ 金の白鳥 ■ 行き止まり ■ 斧が忘れても木は忘れない ■ 静観 ■ 花束 ■ 坊や ■ 幸いなるハリー 【著者紹介:イーディス・パールマン(Edith Pearlman)】 1936年にロードアイランド州プロヴィデンスで生まれた。父親はロシア生まれの医師、母親はポーランド系アメリカ人で読書家だった。ラドクリフ女子大学では文学を学び、創作クラスを履修したが、1957年に卒業後、IBMのコンピュータ・プログラマーに。1967年に精神科医のチェスター・パールマンと結婚。マサチューセッツ州ブルックライン在住。成人した子どもがふたり、孫息子がひとりいる。 これまでに発表した短篇集は Vaquita(1996)、Love Among The Greats(2002)、How To Fall(2005)、Binocular Vision(2011。邦訳『双眼鏡からの眺め』早川書房、2013)、Honeydew(2015)の5作。本書は、Honeydewのうち、『蜜のように甘く』(亜紀書房、2020)に未収録の10篇を訳出した日本オリジナル版。 ーーー 四六判 ソフトカバー 272ページ 送料:300円
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消失の惑星【ほし】 | ジュリア・フィリップス
¥2,420
ーーー (出版社による紹介) 少女失踪事件は、最果ての街を一変させた! 全米図書賞最終候補、《ニューヨーク・タイムズ》などの年間ベストブック選出 カムチャツカの街で幼い姉妹が行方不明になった。事件は半島中に影を落とす。2人の母親、目撃者、恋人に監視される大学生、自身も失踪した娘をもつ先住民の母親……女性たちの語りを通し、事件、そして日々の見えない暴力を描き出す、米国作家のデビュー長篇 ーーー 四六判 ソフトカバー 400ページ 送料:300円
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離れがたき二人 | シモーヌ・ド・ボーヴォワール(著) 関口涼子(訳)
¥2,750
ーーー (出版社による紹介) 20世紀初頭のパリ。少女シルヴィーは、厳格なブルジョワ家庭で育ちながらも自由を求めて反抗して生きる、ある少女と出会った。たがいに強く惹かれ合う二人の友愛は、永遠に続くはずだった――。1954年に執筆されるも、発表される事のなかった幻の小説を刊行。 ーーー 四六判 ソフトカバー 224ページ 送料:300円
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酸っぱいブドウ/はりねずみ | ザカリーヤー・ターミル
¥2,530
ーーー (出版社による紹介) 暴力と抑圧がはびこる架空の街区を舞台に、現代シリア文学の重鎮が描く短篇集と中篇の二作を収録。 ー 『酸っぱいブドウ』 「短剣に斃る」──強欲で乱暴で慎みを欠き、くせ者揃いの住民で知られるクワイク街区。そこに暮らす片耳の男ヒドゥル・アッルーンは、自分の伴侶のように大事にしていた短剣を警察に没収されてしまう。 「隘路の外衣」──クワイク街区を抜けて近道しようとしたムフスィン・ファーイルは、黒い外衣をまとった女に道を訊かれる。知らないと答えると、突然その女の兄を名乗る男が現われ、因縁をつけられる。 「ハッラーウの末路」──床屋のサイード・ハッラーウは店を閉め、謎の黄色い錠剤を売っている。錠剤には魔法のような効能があり、街区に住む男たちは次々と中毒に陥るが、その成分や製造方法は誰にもわからない。 「八時」──ハナーン・ムルキーは一時間刻みで約束をこなす。正午には公園、一時にはある家、二時にはカフェ、三時には映画館、五時には婦人服店、六時にはレストランへ……多忙な娘が八時に帰宅するまでの半日を追う。 ー 『はりねずみ』 両親と兄と暮らす六歳の「僕」。シリアの子どもの殺伐とした日常を、コミカルかつシニカルに語る。 ーーー [著者略歴] ザカリーヤー・ターミル 1931年ダマスカス生まれ。13歳から製鉄工として働くかたわら独学で学び、図書館の本を濫読する生活を送る。1950年代後半から執筆活動を開始し1960年に第一短篇集『白馬のいななき』を刊行。以来、短篇小説、児童書などさまざまなジャンルで健筆をふるい、一躍シリア文学界を牽引する存在となる。アラブ文学に短篇小説というジャンルを確立した功労者でもあり、2009年の「アラブ短篇小説のためのカイロ会合」賞、2015年の「マフムード・ダルウィーシュ自由と創造」賞など受賞多数。1981年より英オックスフォード在住。 2015年、中東文学を紹介する英国の文芸誌「バニパル」でターミルの特集が組まれ、『酸っぱいブドウ』の一部の英訳が掲載された。他の作品は英語、フランス語、ドイツ語、ヘブライ語、中国語等に訳されている。 ーーー 四六判 ハードカバー 218ページ 送料:300円