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『レイアウトは期日までに』碧野圭
¥1,815
天才と言われるブックデザイナーと、契約を切られたばかりの駆け出しデザイナー、得意分野も性格も異なる二人の女性デザイナーが、本づくりとデザインの現場を舞台に繰り広げるお仕事エンターテインメント小説。デザイン、編集、出版、印刷に関わっている人、興味がある人、目指したい人には特におすすめ、刺激になります。仕事のやりとりがリアリティを伴って描写されているのもいいです。「仕事」ってなんだ?「良い仕事」とは?という問いを抱えている人にも読んでほしいです。とりあえず僕は仕事のやる気がすごく出ました。あと犬も出てくるので犬好きにもおすすめ(猫も出ますが犬の方が割合多め)。 四六判 ソフトカバー 272ページ 送料:300円
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早稲田文学 2018年春号「金井美恵子なんかこわくない」
¥1,980
ーーー デビュー50周年を迎えた金井美恵子を総力特集。創作、論考、対談、エッセイ……さまざまな角度から作家の魅力に迫る、永久保存版。 ーーー B5変型 400ページ 送料:300円
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カストロの尻(単行本) | 金井美恵子
¥2,200
ーーー 「小説家の「幸福」」をめぐる考察、デイジーの刺繡をしたブラウス、岡上淑子によるフォト・コラージュ作品、謎めいた宿命の女、胡同(フートン)に咲き乱れるジャスミンの香り、金粉ショーのダンサーとの狂乱の恋、そして「塊」と「魂」。無数の映像や小説、夢や記憶の断片が繊細に絡み合い紡がれ、ここに前代未聞の物語が誕生した! ーーー 四六判 ハードカバー 320ページ 送料:300円
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『舞踏会』 佐川恭一
¥1,650
ーーー (出版社による紹介文) 5編の妄想と諧謔によって綴られる佐川恭一ワールド全開の一冊。 妻と娘との三人家族のわたしは、職場でも家庭でも孤立していき、限られた小遣いの中でわずかな喜びを見出す日々。強靭な精神を持つ妻に太刀打ちできないわたしは家出することで抵抗するが ・・・「愛の様式」 苦手なドッジボールに誘われるまま参加したことをきっかけに、現実のぼくの心と体はどんどん乖離していく。十歳を目前にしたぼくはすべてを消し去ってしまおうと決意する ・・・「冷たい丘」 この世界はしらふで生きていられる場所じゃない。勝者しか存在を許されない会場で、ぼくたちは倒れるまで下手なダンスを踊り続けるしかない ・・・「舞踏会」など、「ことばと」掲載の表題作を含む5編を収録。 ーーー 優雅で感傷的な自虐小説?繊細な含羞に裏打ちされた狂気? これも文学なのだ、ではなく、これこそが文学なのだ、と敢て言おう。 佐川恭一は、令和日本文学の、黒光りに輝く希望の星である。 ――――佐々木敦(ことばと編集長) ーーー 四六判 ハードカバー 240ページ 送料:300円
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『みどりいせき』大田ステファニー歓人
¥1,870
誰も読んだことのない文体、リズムが最高、クセになる。物語もいい。映画化したくなるような話だし、良い映画ができそうでもある。けど、やっぱりこの文体あってのみどりいせきだから小説で読んでおきたいよねと思う。とにかくすごいのでぜひ読んでみてください! ーーー (出版社による紹介文)このままじゃ不登校んなるなぁと思いながら、高2の僕は小学生の時にバッテリーを組んでた一個下の春と再会した。そしたら一瞬にして、僕は怪しい闇バイトに巻き込まれ始めた……。でも、見たり聞いたりした世界が全てじゃなくって、その裏には、というか普通の人が合わせるピントの外側にはまったく知らない世界がぼやけて広がってた──。 圧倒的中毒性! 超ド級のデビュー作!ティーンたちの連帯と、不条理な世の中への抵抗を描く第47回すばる文学賞受賞作。 ーーー 四六判 ハードカバー 216ページ 送料:300円
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そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。 | 仲西森奈
¥1,980
9つのストーリーラインが相互に絡み合ったり、離れたりしながら繰り広げられる連作掌編小説集。全20巻刊行予定の「ショートスパンコールシリーズ」第1巻。 それぞれ独立して読んでも、ふっと吹き抜けるさわやかな風のように印象を残してゆく50編。ハンディサイズの辞書を模した製本がなんともかわいげがある。ポケットにしのばせて出かけてふとした合間に読みたい本。 送料:300円 ーーー ショートスパンコールシリーズ第2巻はこちら https://rebelbooks.theshop.jp/items/82705709
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名付けたものどもを追う道筋を歩きながら、 | 仲西森奈
¥2,200
仲西森奈さんのショートスパンコールシリーズは9つのストーリーラインが相互に絡み合ったり離れたりしながら続いていく連作掌編小説集。全部で20巻まで刊行予定で、こちらは第2巻。 ハンディサイズの辞書を模した製本がとてもよいです。ポケットにしのばせて出かけてふとした合間に読みたい本。 送料:300円 ーーー ショートスパンコールシリーズ第1巻はこちら https://rebelbooks.theshop.jp/items/60401507
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三体0 球状閃電 | 劉慈欣
¥2,200
ーー 14歳の誕生日の夜に"それ"に両親を奪われた少年、陳。謎の球電に魅せられ、研究を進めるうちに、彼は思いも寄らぬプロジェクトに巻き込まれていく。史上最強のエンタメ・シリーズ『三体』三部作で描かれたアイデアやキャラクターが登場する、衝撃の前日譚! ーーー 四六判 ハードカバー 440ページ 送料:300円
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イエルバブエナ | ニナ・ラクール
¥1,375
発売前に読んだのですがすごく良かったです。年末に良作が飛び込んできて嬉しいです。光、風景、色彩の描写の美しさ、傷を抱えながらも前を向く主人公二人の尊さ。とても美しい小説です。すがすがしい読後感で、いつまでも記憶に残ると思います。 文庫で持ち運びしやすいし、装丁も良いし、おすすめです! 著者のニナ・ラクールは主にヤングアダルト小説で活躍する、さまざまな受賞歴のある作家です。本書が初邦訳とのこと。 本書は映画『君の名前で僕を呼んで』の原作本なども出ているレーベル「マグノリアブックス」からの刊行です。 ーーー 送料:300円
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『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈
¥1,760
最高に清々しい主人公成瀬が帰ってきた。前作に少しも引けを取らないどころか軽やかに超えていく面白さに驚愕、そして悶絶。成瀬の周りの人々を描くことによって成瀬がより輝く、みんなも輝く。全部傑作五編入り。このまま永遠に続いてほしい。 四六判 ソフトカバー 208ページ 送料:300円
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成瀬は天下を取りにいく | 宮島未奈
¥1,705
無表情で、まっすぐで、自分のスタイルを貫き通す主人公・成瀬あかりがとにかく最高。熱い青春物語が嫌いな人にも、この平熱の「自分は自分」という物語ならすすめたい。中高生の時の自分にも絶対読ませたい。ひたすら滋賀県大津市が舞台なのも面白い。街の物語でもある。痛快で爽快。おすすめ。 四六判 ソフトカバー 204ページ 送料:300円
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すべての月、すべての年 ルシア・ベルリン作品集
¥2,640
ーーー 魂の作家による19の短編。 ロングセラー『掃除婦のための手引き書』のルシア・ベルリン、待望の新邦訳作品集。 『掃除婦のための手引き書』の底本である短編集 A Manual for Cleaning Women より、同書に収録しきれなかった19編を収録、今回も傑作ぞろいの作品集です。 ーーー 四六判 ソフトカバー 376ページ 送料:300円
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『キャサリン・タイナン短篇集』キャサリン・タイナン 著 / 高橋歩 訳
¥1,980
ーーー (出版社による紹介文) 9世紀バイキング襲来、12世紀には英国初の植民地とされたアイルランド。19世紀末は750年にも及んだ英国の支配から脱する最後の局面だった。 詩・小説・新聞記事、多種多様な文筆活動で鋭い社会意識を表現したキャサリン。特に強い関心を寄せて定期的に取り上げていたのは、未婚の母、嬰児殺し、死刑、貧困層の教育問題、等々。 彼女が遺した102以上の小説から、短篇9篇を厳選。摩訶不思議な話、思いもよらない結末、アイルランドの海―― ーーー 四六判 ハードカバー 160ページ 送料:300円
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『塵に訊け』ジョン・ファンテ著 栗原俊秀訳
¥3,300
ーーー (出版社による紹介)文ブコウスキーが絶賛した偉大な小説、待望の新訳!30年代ロサンゼルス、差別される者どうしの恋は瞬時に……震え、疾駆し、うなり、転げる生のほとばしり!! ーーー 四六判 ハードカバー 288頁 送料;300円
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神と黒蟹県 | 絲山秋子
¥1,980
絲山秋子さん最新小説は架空の「黒蟹県」を舞台にした連作小説。(サイン本ではありません、通常本です) ーーーーー (出版社による紹介文) 「黒蟹とはまた、微妙ですね」 微妙、などと言われてしまう地味な県は全国にたくさんあって、黒蟹県もそのひとつだ。 県のシンボルのようにそびえたつのは黒蟹山、その肩に目立つ北斎が描いた波のようにギザギザの岩は、地元では「黒蟹の鋏」と呼ばれ親しまれている。県庁や裁判所を有し、新幹線も停まる県のビジネス拠点としての役割を担う紫苑市と、かつての中心地で歴史的町並みや重要文化財である黒蟹城を擁する灯籠寺市とは、案の定、昔からの遺恨で仲が悪い。空港と見まごうほどの巨大な敷地を持つショッピングモールの先には延々と荒れ地や牧草地が続き、廃業して解体されてしまって今はもう跡地すらどこだかわからない百貨店に由来する「デパート通り」はいつまで経っても改称されず、同じ姓を持つ住民ばかりの暮らす村がある。 つまり、わたしたち皆に馴染みのある、日本のどこにでもある「微妙」な県なのだ。 この土地に生まれ暮らす者、他県から赴任してきた者、地元テレビ出演のために訪れた者、いちどは故郷を捨てるもひっそり戻ってきた者、しばしば降臨する神(ただし、全知全能ならぬ半知半能の)。そういった様々な者たちのささやかでなんてことないが、ときに少しの神秘を帯びる営みを、土地を描くことに定評のある著者が巧みに浮かび上がらせる。 ーーー (担当編集者より) 2003年に「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞を受賞してデビューした絲山秋子さんが、作家生活20周年の節目に上梓される連作小説集『神と黒蟹県』。 絲山さんがゼロから作り上げた「黒蟹県」を舞台に繰り広げられる群像劇です。 「文學界」掲載時から、読んだ方に「黒蟹県のモデルって、〇〇県でしょう?」と訊ねられることがしばしばありました。答えはすべて、ノーです。著者いわく、現実にある具体的な土地を舞台にすると、気をつけて書かなければいけないことが多いけれど、架空の県を設定したことで、とにかくリアリティに徹して書くことができたと言います。その結果、これって自分が住んでいるあたりの……と誰もに思わせる、よくある地味な地方都市、の姿が見事に浮かび上がったのです。 「直感で蒲田に住むことにした」の一文でデビュー作を始めて以来、さまざまな土地を描き続けてきた著者の到達点を、ぜひご堪能下さい。 ーーー 四六判・240ページ 送料:300円
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20世紀ジョージア短篇集
¥3,300
ーーー (出版社による紹介文) ワイン発祥の地として知られるが ジョージア文学の歴史も古い―― 5世紀初頭には文字記録が始まる 独特の文字は連綿と綴られてきた 20世紀に活躍した作家6人を厳撰 各2篇計12篇をジョージア語から 直接翻訳して紹介する初の短篇集 ーーー 四六判 ハードカバー 320ページ 送料:300円
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ストーナー | ジョン・ウィリアムズ
¥2,860
ーーー これはただ、ひとりの男が大学に進んで教師になる物語にすぎない。しかし、これほど魅力にあふれた作品は誰も読んだことがないだろう。――トム・ハンクス 半世紀前に刊行された小説が、いま、世界中に静かな熱狂を巻き起こしている。名翻訳家が命を賭して最期に訳した、“完璧に美しい小説” 美しい小説……文学を愛する者にとっては得がたい発見となるだろう。――イアン・マキューアン 純粋に悲しく、悲しいまでに純粋な小説。再評価に値する作品だ。――ジュリアン・バーンズ 『ストーナー』は完璧な小説だ。巧みな語り口、美しい文体、心を深く揺さぶる物語。息を呑むほどの感動が読む人の胸に満ちてくる。――「ニューヨーク・タイムズ」 読んでいると、さざ波のようにひたひたと悲しみが寄せてくる。どのページの隅にもかすかに暗い影がちらつき、これからどうなるのだろう、ストーナーはどうするだろうと、期待と不安に駆られ、もどかしい思いでページを繰らずにはいられない。(…)しかしそんな彼にも幸福な時間は訪れる。しみじみとした喜びに浸り、情熱に身を焦がす時間が……。ぎこちなく、おずおずと手を伸ばし、ストーナーはそのひとときを至宝のように慈しむ。その一瞬一瞬がまぶしいばかりの輝きを放つ。なんと美しい小説だろう。そう思うのは、静かな共感が胸に満ちてくるからにちがいない。(「訳者あとがきに代えて」より) ーーー 四六判 ハードカバー 344ページ 送料:300円
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『幽玄F』佐藤究
¥1,870
毎回新作が楽しみすぎる佐藤究さん、超絶ヴァイオレンスエンタテインメント『テスカトリポカ』で直木賞受賞後初の長編が入荷です。 ーーー (出版社による紹介文)空と、血と。――空を支配する重力・Gに取り憑かれ、戦闘機F35-Bを操る航空宇宙自衛隊員・易永透。日本の戦後、そして世界の現在を問う、直木賞受賞第一作にして超弩級の著者最高傑作。 ー 時間も忘れて一気読み。すごい。空が透を惹きつけたように、この小説は読者の心を掴む。何かを追い求める人間の在り方よ。 ーー逢坂冬馬 ーーー 四六判変形 ハードカバー 336ページ 送料:300円
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ゼアゼア | トミー・オレンジ
¥2,530
現代アメリカの都市に暮らすインディアンたちの姿を描いた小説。先日読んで圧倒された作品です、傑作です。『ダンスウィズウルブズ』のような、白人ヒーローを主人公とするインディアン作品ではない、連綿と続く歴史の延長線上にある今を生きる彼ら自身の物語です。章タイトルとして名前が出てくる人物が12人、ひとつひとつの物語それ自体が都市インディアンたちのリアルな姿を伝えていて興味深く、やがてそれぞれが繋がりあってひとつの大きな物語が立ち上がっていきます。「プロローグ」と「幕間」が絶妙に効いています。 アメリカ図書館賞、ヘミングウェイ賞を受賞し、全米各誌が絶賛。タイトルのThere thereについてはレディオヘッドの同名曲や、ガートルード・スタインの一節などが作中で引用されています。 著者:トミー・オレンジ 翻訳:加藤 有佳織 【送料:300円】
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palmstories あなた
¥1,980
津村記久子さん、岡田利規さん、町田康さん、又吉直樹さん、大崎清夏さん、五名による掌編小説アンソロジー。ちいさな手のひらサイズのハードカバー、佇まいの美しい本。 ーーー おおむね文庫サイズ、 文庫本より少し幅が広く背が低いです ハードカバー 152ページ 送料:300円
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ナンセンスな問い 友田とんエッセイ・小説集Ⅰ
¥2,200
『『百年の孤独』を代わりに読む』『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』でじわじわとファンを増やしてきた友田とんさんの作品集。 ーーー 「ナンセンスな問いに私は駆り立てられる。そこには意味など何もないし、問うたところで社会が変わるというようなものでもない。しかし、しばしば当然と思っているところに風穴を空けてくれることがある。問わなければ気づきもしなかったことが、初めて目に留まる。いつもの日常がちょっと違って見えてくる。世界が可笑しさに満ちてくる。満ちてきたらどうなのだと言われると、困ってしまうが、困ったなあと言いながら、私は今日もナンセンスな問いを発している。」(本文より) 『『百年の孤独』を代わりに読む』『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』の著者による、待望の作品集。連作エッセイ「本屋に行く」、小説「私の応援狂時代」ほか、各媒体に掲載された作品に書き下ろしを加えて単行本化。 ーーー 四六変型判 224ページ ハードカバー 送料:300円
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寝煙草の危険 | マリアーナ・エンリケス
¥4,180
近年注目を集めるスペイン語圏の女性作家による「スパニッシュ・ホラー文芸」の重要作家、アルゼンチンのマリアーナ・エンリケスによるホラー短編集。穴あきの函入り、箔押しの表紙というモノとしての魅力にもあふれる一冊。 ーーー 寝煙草の火で老婆が焼け死ぬ臭いで目覚める夜更け、庭から現れどこまでも付き纏う腐った赤ん坊の幽霊、愛するロック・スターの屍肉を貪る少女たち、死んだはずの虚ろな子供が大量に溢れ返る街…… 〈文学界のロック・スター〉〈ホラー・プリンセス〉エンリケスによる、12篇のゴシカルな恐怖の祭典がついに開幕!!! カズオ・イシグロ(ノーベル文学賞作家)絶賛!「美しく、怖ろしい……近ごろ私が発見した最高に面白い小説」――ガーディアン紙「今年のベスト・ブック(2021)」 ー 〈スパニッシュ・ホラー文芸〉とは エルビラ・ナバロ、ピラール・キンタナ、サマンタ・シュウェブリン、フェルナンダ・メルチョール、グアダルーペ・ネッテル――今、スペイン語圏の女性作家が目覚ましい躍進を遂げている。作家によっては三十か国以上で翻訳され、世界中で好評を博すなど、現代文芸シーンにおける一大ブームとなっている。中でも、社会的なテーマを織り込みながら、現実と非現実の境界を揺るがす不安や恐怖を描いた作品群である〈スパニッシュ・ホラー文芸〉は、特に高く評価され、全米図書賞などの著名な賞の候補にも作品が上がるなど、今、最も注目すべき熱い文芸ジャンルの一つである。本書の著者マリアーナ・エンリケスは、〈文学界のロック・スター〉〈ホラー・プリンセス〉と称され数々の賛辞を受ける、現代アルゼンチン文学の頂点に君臨する作家である。 ーーー 四六判 函入り ハードカバー 288ページ 送料:520円 ※梱包するとギリギリ3cmを超えるためレターパックプラスでの発送となります。
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兎の島 | エルビラ・ナバロ
¥3,520
世界の文芸界で注目の、スペイン語圏の女性作家による、社会的なテーマを織り込んだホラー小説。その代表的な書き手の作品集。読む前にまず注目してほしいのがあまりにも美しいブックデザイン。紫のしっとりした質感の表紙に、大きく金の箔押し、そして穴あきの箱入り。モノとして所有したい欲に抗うのが困難な芸術的一冊。 ーーー 川の中洲で共食いを繰り返す異常繁殖した白兎たち、耳から生えてきた肢に身体を乗っ取られた作家、レストランで供される怪しい肉料理と太古の絶滅動物の目撃譚、死んだ母親から届いたフェイスブックの友達申請…… 今、世界の文芸シーンでブームの渦中にある〈スパニッシュ・ホラー〉の旗手による、11篇の鮮烈な迷宮的悪夢が本邦初上陸!!! 現実と地続きに現出する奇怪な歪み、底知れぬ不安と恐怖を、生理的嫌悪感を催すような濃密で冷たい筆致で描き切った、現代スペインホラー文芸の旗手による11篇の鮮烈な傑作怪奇幻想短編集! *〈スパニッシュ・ホラー文芸〉とは* マリアーナ・エンリケス、ピラール・キンタナ、サマンタ・シュウェブリン、フェルナンダ・メルチョール、グアダルーペ・ネッテル――今、スペイン語圏の女性作家が目覚ましい躍進を遂げている。作家によっては三十か国以上で翻訳され、世界中で好評を博すなど、現代文芸シーンにおける一大ブームとなっている。中でも、社会的なテーマを織り込みながら、現実と非現実の境界を揺るがす不安や恐怖を描いた作品群である〈スパニッシュ・ホラー文芸〉は、特に高く評価され、全米図書賞などの著名な賞の候補にも作品が上がるなど、今、最も注目すべき熱い文芸ジャンルの一つである。そして、このほど本書で初めて邦訳紹介するスペインの新進作家エルビラ・ナバロも、その代表的な書き手として数えられる。 作者エルビラ・ナバロは世界最大の文学誌Granta誌(英)のスペイン語圏ベスト若手作家にも選出された気鋭の作家。本書の英訳版(2021)は、ニューヨーク・タイムズ紙、ロサンゼルス・タイムズ紙などの各紙誌でも絶賛され、同年の全米図書賞翻訳文学部門ロングリストにノミネートされた。 「この作家は生まれながらの文学的才能に恵まれている」エンリケ・ビラ=マタス 「不安を掻き立てる、カフカ風ですばらしい語り口」マヌエル・ジョレンテ ーーー 四六判 ハードカバー・函入り 240ページ 送料:300円
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帰れない山 | パオロ・コニェッティ/著 関口英子/訳
¥2,255
ーーー 山がすべてを教えてくれた。牛飼い少年との出会い、冒険、父の孤独と遺志、心地よい沈黙と信頼、友との別れ――。北イタリア、モンテ・ローザ山麓を舞台に、本当の居場所を求めて彷徨う二人の男の葛藤と友情を描く。イタリア文学の最高峰「ストレーガ賞」を受賞し、世界39言語に翻訳された国際的ベストセラー。 ーーー 四六判変形 ソフトカバー 271ページ 送料:300円