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  • 方舟を燃やす | 角田光代

    ¥1,980

    SOLD OUT

    1967年生まれの柳原飛馬と、1950年代生まれの望月不三子の二人を主人公に、戦後日本の世相と人間の心理を描く。緻密に描かれた時代とその変化、それを背景にした主人公二人の人生、全体が読みどころといってもいい。読み始めたらどんどん読めてしまう小説。 ーーー 口さけ女はいなかった。恐怖の大王は来なかった。噂はぜんぶデマだった。一方で大災害が町を破壊し、疫病が流行し、今も戦争が起き続けている。何でもいいから何かを信じないと、今日をやり過ごすことが出来ないよ――。飛馬と不三子、縁もゆかりもなかった二人の昭和平成コロナ禍を描き、「信じる」ことの意味を問いかける傑作長篇。 ・吉川英治文学賞受賞 ーーー 四六判変型 ハードカバー 432ページ 送料:300円

  • 世界99 上下巻セット | 村田沙耶香

    ¥4,840

    すごいと噂の村田沙耶香さん最新長編。箔押しが施された装丁も美しいです。 ーーー (出版社による紹介) この世はすべて、世界に媚びるための祭り。 性格のない人間・如月空子。 彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」だけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。 空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。 ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。 当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世の中は様相を変え始める。 3年以上にわたる著者初の長期連載がついに書籍化。 村田沙耶香の現時点の全てが詰め込まれた、全世界待望のディストピア大長編! ー 小説というものの輪郭が、いわば地球を覗く窓の形が、本書によりまた大きく更新されました。 それはつまり、この本の中で初めて寛げる人がいるということです。 救済と爆弾は同じ姿で在れるのだと気付かされました。 朝井リョウさん(作家) 本当は貴方もわかっていたんだろう? と迫る声が脳内に鳴り響く。 熱に浮かされるようにページを捲る手が止まらない。 これは本型ワクチン。 世界99に誘われ、もう元いた場所へは戻れない。 宇垣美里さん(フリーアナウンサー・俳優) 足元の地面がふいになくなり、 正常と異常の境目が消え失せ、目眩がする。 人間という生き物の滑稽さ、グロテスクさ、美しさ、不思議さが、 この本の中にすべて詰まっている。 岸本佐知子さん(翻訳家) 空子がこの世界で体に蓄積する小さな暴力の音とか、風とか、どれも僕の心に刻まれていきました。 物語で一緒に過ごせた時間は、僕の宝です。 ロバート キャンベルさん(日本文学研究者) ーーー 四六判 ハードカバー 各2420円 送料:600円(レターパックプラス)

  • プロジェクト・ヘイル・メアリー | アンディ・ウィアー

    ¥4,620

    プロジェクト・ヘイル・メアリーについて言っておきたいいくつかのこと ・来年映画化その前に読むのがおすすめ ・予備知識ゼロで読むのが絶対におすすめ ・面白すぎて上下巻あっという間に読んじゃう ・とにかくほんとに面白い ・三体ぐらい面白い ※内容に一切ふれずにおすすめしたいので具体的な説明が少ないことをお詫びいたします 四六判・ハードカバー 送料:300円

  • 黄色い家(文庫上下巻セット) | 川上未映子

    ¥1,848

    強く読み手を牽引する、力のある小説。端的に言って面白い。 社会にぽっかりと開いた、誰を吸い込んでもおかしくない闇。そこに吸い込まれた人々を、「我々とは違う。別の種類の人間だ」と言えるのか。 各924円 送料:300円

  • 寛永御前試合 | 高野秀行

    ¥1,000

    ーーー プロレス黄金時代を飾ったプロレスラーたちが、もし江戸の剣豪として暮らしていたら……。 「思いついて3日で書き上げた」という、高野秀行未発表の小説。 高野秀行辺境チャンネルオリジナルのZINEとして登場。 【あらすじ】 古びた瓦版に眠る〝日流〞剣術の秘史。若き天才剣士・三沢虎雄は祝言を前に、師・馬場と宿敵・猪木の果たし合いをめぐる陰謀に巻き込まれる。 必殺・延髄切りと無敵の脳天唐竹割り。 おぞましい〝談合〞の影。勝敗の彼方にある師の覚悟とは何か?  虎雄の恋の行方は? 消された歴史の間から伝説の剣士たちが今ここに甦る!! ーーー B6判並製 72ページ 送料:300円

  • 細長い場所 | 絲山秋子

    ¥2,200

    絲山秋子さん2025年の最新小説。スリーブケース入りの仕様も美しいです。 ーーー 個であることをやめるとき――名前も記憶も肉体も失って、気配や残存となったわたしたちの心は最後に誰と、どんな旅をするのか。生と死のあわいに見る、懐かしいのに不思議な風景。 ーーー 四六判 192ページ ソフトカバー・スリーブケース入り 送料:300円

  • ハムネット | マギー・オファーレル

    ¥3,080

    シェイクスピアの人生の「史実としてわかっていること」と「わかっていないこと」、後者を大胆に創造して書いた小説。英女性小説賞、全米批評家協会賞、ドーキー文学賞を受賞。2025年、『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督により映画化。 ーーー シェイクスピアは、なぜ亡き息子の名を戯曲の題にしたのか? 夫がロンドンで働く父親不在の一家で子ども達を守り、ペスト禍で奮闘する不思議な能力をもった女性アグネス――。史実を大胆に再解釈し、従来の悪妻のイメージを一新する魅力的な文豪の妻を描いて、イギリス中で喝采を浴びた女性小説賞受賞作。 ーーー 四六判変型 ソフトカバー 416ページ 送料;300円

  • Θの散歩 | 富田ララフネ

    ¥2,200

    ベビーカーで子供を散歩させながら大江健三郎を、カフカを、武田百合子などなどを読む。日記のような小説のような、とにかくずんずん読んでしまう本。帯に「読んでいてほんとに楽しい」とあるのですが、まさにそれ。 四六判 ソフトカバー 264ページ 送料:300円

  • 彼女の最初のパレスチナ人 | サイード・ティービー

    ¥2,860

    パレスチナ移民たちの心情を描く傑作短篇集 ーーー 母国について教えた恋人が救済活動に目覚めていく姿に戸惑う医師 かつて暮らした国への小さな投稿によって追い詰められていく数学者 ルームメイトたちに溶け込むために架空の恋人をでっちあげる大学生 正規採用と引き換えに違法なミッションを引き受けてしまう司法修習生 妻と娘のために禁断の取引に手を伸ばしてしまうプログラマー…… 安住の地となるはずの国で心揺らぐパレスチナ移民たちの日々が、珠玉の9篇に。瀬戸際に追い詰められながら自らのアイデンティティを探る姿を多彩な筆致で綴る、カナダ発傑作短篇集。 ー 〈 編集者からのおすすめ情報 〉 2023年秋以降ガザ地区の惨状が世界中に発信されていますが、パレスチナの人々の苦難は1948年の「ナクバ」(イスラエル建国に際して70万人以上のパレスチナ人が難民化)に端を発しています。本作に登場するのも、祖父母や父母、あるいは本人が故郷を失いやむにやまれずカナダに移り住んできたという人たちです。しかし安住の地を得たと思いきや、ふとした局面で差別や偏見、居づらさを感じ、身を小さくする思いで暮らす人々。そんな移民たちの九つの物語です。パレスチナの苦難の歴史とともに、海外からの移住者が増えている今の日本で、彼らの心の内にも思いを馳せるきっかけとなれば幸いです。 ーーー 四六判 ソフトカバー 272ページ 送料:300円

  • 蛇の言葉を話した男 | アンドルス・キヴィラフク:著、 関口涼子:訳

    ¥3,960

    圧倒的なエンターテインメント。エストニア発、森が舞台のファンタジー、というかファンタジーをはみ出すファンタジー?強烈なキャラと濃すぎるエピソードで最初から最後まで全く飽きさせません。 四六判 ハードカバー 376ページ 送料:600円(レターパックプラス)

  • 黄金虫変奏曲 | リチャード・パワーズ

    ¥5,720

    河出文庫から出ている『舞踏会へ向かう三人の農夫』等で知られ、10月末には最新邦訳も出る米国最重要作家の一人リチャード・パワーズによる三昨目の小説。 ーーー たった四つの文字から「畏るべき豊穣」を生む遺伝情報と、バッハのゴルトベルク変奏曲。その二つの構造の不思議なまでの符合を鋳型にして、精巧なロマンスとサスペンスが紡ぎ出される。 1957年、遺伝暗号の解読を目指す若き生化学者スチュアート・レスラーに、一人の女性がゴルトベルク変奏曲のレコードを手渡す。25年後、公立図書館の司書ジャン・オデイは、魅力的な青年フランク・トッドから、奇妙なリサーチの依頼を受ける。夜ごとゴルトベルクを聴きながら凡庸なコンピュータ・アルゴリズムのお守りをしている、恐ろしく知的で孤独な同僚の正体を調べたい、と。長い時を隔てて存在する二組の恋愛が、互いを反復し、変奏しながら二重螺旋のように絡み合う。なぜレスラーは20世紀生物学の最大の発見に肉薄しながら、突如歴史から消えたのか? その謎が解かれていくとともに、芸術、言語、音楽、愛、そして生命の継承の意味までを巻き込んだ語りが縦横に拡がってゆく。 34歳の若きパワーズが持てるすべてを注ぎ込み、小説の四隅を押し広げようとした長編第3作にして、全著作のなかでも屈指のマスターピース。Time誌ブック・オブ・ザ・イヤー(1991)、Publishers Weekly誌ベスト・ブックス(1991)などに選出、全米批評家協会賞(1991)最終候補作。 ーーー 四六判 ハードカバー 872ページ 送料:600円(レターパックプラス)

  • どこかで叫びが ニュー・ブラック・ホラー作品集 | ジョーダン・ピール=編

    ¥5,280

    『ゲット・アウト』のジョーダン・ピールが編集したブラック・ホラー短編集。3編試し読みしましたがどれも読み応えのある作品でした。デカくてアメリカのハードカバーのような装丁。カバーの印刷が凝っていて写真で見る以上にモノとしての訴求力が高いです。少し高いですがそのぶんの価値あり。 ーーー 恐怖が、再定義される── 『ゲット・アウト』の監督・ジョーダン・ピールが送る 黒人作家たちによる恐怖の最前線 【ローカス賞、ブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞受賞/世界幻想文学大賞最終候補作】 『ゲット・アウト』『アス』『NOPE/ノープ』で世界に衝撃を与えた映画監督・脚本家ジョーダン・ピールが編集を手がける、全編書き下ろしによるブラック・ホラー短篇集。 本アンソロジーに収録された19の作品では、奴隷制度の記憶、公民権運動のトラウマ、移民としての分断されたアイデンティティ、そして現代社会の見えざる暴力など、超自然の恐怖だけでなく、アメリカ社会に深く根を下ろした不正義や歴史的暴力といった“現実”の〈悪夢〉が描かれる。 作家陣には、N・K・ジェミシン、ンネディ・オコラフォー、レベッカ・ローンホース、タナナリーヴ・ドゥーら国際的に高く評価される作家たちが名を連ね、新進気鋭の書き手も多数参加。また、ジョーダン・ピール自身による序文も収録されている。 ローカス賞、ブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞を受賞したほか、Esquire、CrimeReads、シカゴ公共図書館の「年間ベストブック」にも選出された。 また、英・ガーディアン紙は「今年最高のアンソロジーであるだけでなく、時代を超えて語り継がれる一冊」と絶賛している。 ブラック・ホラーの最前線を記録する、必読のアンソロジー。 あなたがまだ見ぬ恐怖が、ここにある── ーーー A5判 ハードカバー 534ページ 送料:600円(レターパックプラス)

  • たのしい保育園【サイン本】 | 滝口悠生

    ¥2,200

    ★重版記念・著者サイン本です ーーー 二歳のももちゃんとお父さんは日々、川べりを歩く。かけがえない瞬間を描く、新時代の「父」小説。 「今日のこともきっと何年か後には忘れてしまう。昨日や明日と区別がつかなくなって、そんな日がまるでなかったかのように思えてくる。だから連絡帳を書きたい、とももちゃんのお父さんは思うけれど、連絡帳のコメントを送るのは三歳の誕生日までだ。」(本文より) ●推薦コメント 育児を愛情深く、かつ冷静に、緻密に、記録する。 やりたくても誰もできなかった偉業が、ここにある。 この作品はきっと、誰にとっても、時間が経てば経つほどに、 価値を増していくはずです。 ――ヨシタケシンスケさん(イラストレーター) 子どもたちへの純粋な敬意が込められ、見守る人々の自然な思いやりが端々に感じられる。 ――東直子さん(歌人) ーーー 四六判 ソフトカバー 224ページ 送料:300円

  • 12月の本 | 西崎憲 編

    ¥3,080

    SOLD OUT

    時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈12月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 B6変型判 ハードカバー 280ページ 送料:300円

  • 11月の本 | 西崎憲 編

    ¥3,080

    時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈11月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 B6変型判 ハードカバー 280ページ 送料:300円

  • 10月の本 | 西崎憲 編

    ¥3,080

    時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈10月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 B6変型判 ハードカバー 280ページ 送料:300円

  • 9月の本 | 西崎憲 編

    ¥3,080

    時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈9月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 B6変型判 ハードカバー 280ページ 送料:300円

  • 8月の本 | 西崎憲 編

    ¥3,080

    時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈8月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 B6変型判 ハードカバー 288ページ 送料:300円

  • 7月の本 | 西崎憲 編

    ¥3,080

    時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈7月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 B6変型判 ハードカバー 296ページ 送料:300円

  • 6月の本 | 西崎憲 編

    ¥3,080

    時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈6月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 B6変型判 ハードカバー 280ページ 送料:300円

  • 5月の本 | 西崎憲 編

    ¥3,080

    時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈5月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 B6変型判 ハードカバー 296ページ 送料:300円

  • 4月の本 | 西崎憲 編

    ¥3,080

    時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈4月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 B6変型判 ハードカバー 296ページ 送料:300円

  • GOAT meets 01

    ¥2,200

    大反響の文芸誌「GOAT」の姉妹誌。盛りだくさんの内容で、目次と、全体をパラパラと見ただけで気持ちが上がりました。金原ひとみさんとイ・ランさんと朝吹真理子さんの表紙写真もとても良いですね。 ーーー (出版社による内容紹介) 第一特集は、金原ひとみ氏、朝吹真理子氏による「韓国文学を旅する」――芥川賞作家が、イ・ラン氏ら韓国人クリエイター、チェ・ヘジン氏やペク・スリン氏ら韓国人作家と邂逅し、その取材体験を書き下ろし小説として発表する前代未聞の試みです。 ・女優・唐田えりか氏のインタビュー「表現者として必要なことは韓国から学んだ」、韓国の人気作家チョン・セラン氏、映画監督・山中瑶子氏による特別寄稿もお楽しみに!  ジャンル横断にも積極的に取り組みます。漫画家今日マチ子氏には、名著『cocoon』から15年の節目として、戦後80年の沖縄を訪れ、その風景を描き下ろしてもらいます。そのほか気鋭のライター・ワクサカソウヘイ氏による「タンザニア巨大見聞録」、そして、闇文芸四天王(!)も登場するという噂。 ーーー B5判 ソフトカバー 306ページ 送料:300円

  • はだかのゆめ | 甫木元空

    ¥2,090

    ーーー 23年「新潮」3月号に掲載された甫木元空の初の1万字に及ぶ初の小説「はだかのゆめ」。四国山脈に囲まれた高知県・四万十川のほとりで、祖父の住む家で余命を送る決意をした母に寄り添うべく、東京を引き払って息子の一家の物語である。若くして両親を亡くして高知県で祖父と暮らす作家自身の現在を投影した斬新な文体の「詩小説」は、文芸時評等でも大きな話題を呼んだ。 小説の元となったテキストから発展した映画「はだかのゆめ」のシナリオ、「自分の創作の原点」と語る両親の作った歌「終わりのない歌 楽譜」、映画にも登場した祖父・甫木元尊英のコメントを収録し、著者の創作活動の出発点のすべてを一冊にまとめたファン待望の本 ーーー 四六判 ハードカバー 160ページ 送料:300円

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