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隙間 全4巻セット | 高妍
¥3,696
デビュー作にして名作『緑の歌 - 収集群風 -』が大好評だった高妍による漫画、全4巻(完結)セット。 ーーー (出版元による紹介) 台湾・台北に暮らす女子大生の楊洋(ヤンヤン)。心をすり減らしながらも懸命に介護を続けていた大切な祖母を亡くし、深い悲しみに沈む日々を過ごしていた。さらに、想いを寄せていた男性には別の恋人がいて、自分を愛してくれない……。すべてから逃げるように、楊洋(ヤンヤン)は交換留学生として、近くて遠い異国・沖縄へと旅立った。異国の地での生活は、祖母との思い出や恋の痛みを抱えたまま始まったが、沖縄の人々との交流やその地に刻まれた歴史に触れる中で、少しずつ“私”を取り戻していくーー。 ーーー 1巻:902円 2巻:946円 3巻:880円 4巻:968円 合計:3696円 ーーー 送料:600円(レターパックプラス)
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四維街一号に暮らす五人 | 楊双子
¥2,090
ーーー (出版元による紹介) 全米図書賞受賞作家、最新作!台湾グルメ×レトロ建築×女子共同生活「あんたと一緒にいない日々は、とても寂しかった」ワケあり住人たちが味合う未知の痛みと、百年前の台湾料理。古い日式建築の女性専用シェアハウス・四維街一号。そこへ入居した、乃云(シャイ)・家家(苦学生)・小鳳(聡明)・知衣(BL作家)。酒呑み大家に見守られ、賑やかだった共同生活は、百年前の台湾料理レシピの出現とともに、ある家族の苦い歴史と五人の孤独を溶け合わせていく――いま最も注目される台湾人作家が贈る、忘れがたい台中ローカル食卓物語。 ◆池澤春菜さん満腹◆ 「なんでこんなに懐かしいの? 四維街一号に、きっとわたしも住んでいた」 ーーー 四六判 ソフトカバー 256ページ 送料:300円
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「イスラエル人」の世界観 | 大治朋子
¥1,980
エルサレム特派員として現地で6年半暮らした新聞記者が、イスラエル人の世界観、思考を明らかにする。 ーーー (出版元による紹介) なぜ、世界中から非難されても彼らは攻撃・報復を止めないのか。建国以来、周辺地域との戦闘を繰り返してきた国家の論理がわかれば、イスラエル・パレスチナ紛争の本質も見えてくる。 筆者は2013年3月、エルサレム特派員としてイスラエル、パレスチナ地域に赴任し、2019年9月までの6年半にわたり現地で暮らした。そのころから、筆者の心にはある疑問が深く根を張りはじめていた。2023年10月7日、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルを急襲し、イスラエルによるガザへの報復攻撃が長期化するにつれ、その疑問はかつてないほど存在感を増した。 「イスラエルのユダヤ人は、隣人であるパレスチナ市民が苦境にあえいでいるというのに、なぜあれほど無頓着でいられるのか」 「彼らはいったい、どのような世界観の中に生きているのか」 強い疑問が筆者に芽生えたのは、2014年夏の取材がきっかけだった。約50日間にわたり続いたイスラエルとハマスの戦闘。そのうちの25日間、筆者はガザ側から惨状を伝えた。イスラエル軍による無数の1トン爆弾の投下、崩れ落ちた建物の隙間に取り残されるガザ市民と子供たち。目の前に広がる光景は、まさに地獄絵図であった。2009年にアフガニスタンで、米軍と現地の支配勢力タリバンの戦闘を取材した経験のある筆者にとっても、これほど過酷な惨状を目にしたことはなかった。 「イスラエルのユダヤ人は所詮、そういう人たちだから」。そんな風に切り捨てる声も耳にした。だが、事態はそれほど単純ではないと感じた。人間も社会も多面体であり、「闇」だけでなく「光」も存在する。完全な善もなければ、絶対の悪もない。そう信じる筆者は、イスラエル人の内面世界――その〈世界観の森〉に分け入ってみたいとの衝動に突き動かされ、この本を書くに至った。 本書は、紛争や政治心理学の専門家らへの取材、現地の人々との対話を通じて、紛争地に暮らす人々に共通する認識や世界観、そしてイスラエルのユダヤ人に特徴的と思われる思考を明らかにしようとする試みである。戦後80年を迎えた日本にとっても、他者の世界観に触れることは、自らの思考と社会のありようを見つめ直す契機となるはずだ。日々のニュースだけでは見えてこないイスラエル・パレスチナ紛争の本質に踏み込み、私たち一人ひとりがどう関わるべきかを問いかける一冊。 ーーー 四六判 ソフトカバー 320ページ 送料:300円
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文化の脱走兵 | 奈倉有里
¥1,760
ーーー (出版社による紹介) 第76回読売文学賞(随筆・紀行賞)受賞 第2回生きる本大賞受賞 ー 本を片手に、戦う勇気ではなく逃げる勇気を。 いま、本読みたちにもっとも注目されているエッセイ集。 ー 軽やかで、優しくて、豊かで、 そしてなんと性根のすわった作家なのだろう。 ――川上弘美 遠いところからとても大切な声が聴こえる。 奈倉さんの静かでタフな言葉が、 新しい国境を切り拓いている。 ――三宅香帆 ー 「国でいちばんの脱走兵」になった100年前のロシアの詩人、ゲーム内チャットで心通わせる戦火のなかの人々、悪い人間たちを化かす狸のような祖父母たち──あたたかい記憶と非暴力への希求を、文学がつないでゆく。 「もし本が好きになったら──私たちがその人たちを見つけて、めいっぱい大切にしよう。世界中のたくさんの本を翻訳して、朗読して、笑ったり泣いたりしよう。」(「クルミ世界の住人」より) 紫式部文学賞を受賞したロングセラー『夕暮れに夜明けの歌を』の著者が、言葉を愛する仲間たちに贈る、待望のエッセイ集。 ーーー 四六判 ソフトカバー 224ページ 送料:300円
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あなたに犬がそばにいた夏【サイン本】 | 短歌:岡野大嗣 写真:佐内正史
¥2,090
歌人・岡野大嗣さんと写真家・佐内正史さんのコラボという短歌&写真の本。 ★お二人のサイン入りです。 ーーー 歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。 【収録歌より】 人がきて信用金庫の自動ドアひらいて夏がひらめいていく きらきらと風を車に呼び込んで午前みたいに午後をはじめる かつてあった出版社の美しい名に会話が混線して花が咲く 声がして水遊びだとわかる声 二時から二時の声がしている 郷愁は遠いところをやってくる未来にちょっと寄り道をして ーーー 仕様:B6変形 コデックス装 160頁オールカラー 短歌102首、写真42点収録 ーーー 送料:300円
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それでも人生にイエスと言う | V.E.フランクル
¥1,870
ナチスによる強制収容所の体験として全世界に衝撃を与えた『夜と霧』の著者が、その体験と思索を踏まえてすべての悩める人に「人生を肯定する」ことを訴えた感動の講演集。 #四六判 ハードカバー 224ページ 送料:300円
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夜と霧【新版】| ヴィクトール・E・フランクル
¥1,870
強制収容所を生き延びた著者が、その経験を精神科医/心理学者として振り返り、分析する。鋭い観察、深い洞察に満ちた、奇跡的な、20世紀を代表する名著。ドキュメンタリーでもあり、哲学であり、文学でもある。驚くほど読みやすいのも特徴。 ーーー 〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ〉 「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。その後著者は、1977年に新たに手を加えた改訂版を出版した。 世代を超えて読みつがれたいとの願いから生まれたこの新版は、原著1977年版にもとづき、新しく翻訳したものである。 私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは何か。20世紀を代表する作品を、ここに新たにお送りする。 ーーー 四六判 ハードカバー 184ページ 送料:300円
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怖くないタイポグラフィ 1日10分30日!フォント・文字組み・文字レイアウト
¥2,200
タイポグラフィについて知っておくべき技術やルールを1日10分30日でひととおり理解できるようになるための本。 A5 ソフトカバー 160ページ 送料:300円
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RIOT 1〜2巻セット | 塚田ゆうた
¥1,540
田舎の高校生がzineを作る漫画。つくりたいという衝動が読む人にも伝播する作品。田舎の高校生だったあのころに読みたかったです。1,2巻をセットでお届け。 送料:300円
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怪獣を解剖する 上下巻セット | サイトウ マド
¥1,848
怪獣学者の本多昭(ほんだあきら)は、“トウキョウ”と呼ばれる超巨大怪獣の死骸の、 解剖調査現場に呼ばれる――。 全長およそ210メートル、推定体重8.5万トンの巨大な検体。 そんなトウキョウの調査資料に目を通しながら、昭は「活動停止しているが… 本当に『死んでいる』のだろうか…」と疑念を抱く……。 上下巻セット 送料:300円
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【コーヒー豆】読書ブレンド
¥1,430
高崎の名店トンビコーヒーさんに作ってもらった当店のオリジナルブレンドです。華やかな香り、チョコレートのような滑らかなコク、やさしい甘みが特徴。酸味や苦みが突出することなく、飲み疲れない、飲み飽きないマイルド感。読書のおともにもぴったりです。 ※浅煎りのコーヒーがあまり得意でない、かといって昔ながらの濃くて苦いコーヒーもちょっと、という方にはピタリとハマると思います。 ★トンビコーヒーについて 個人的に2006年に開店したトンビコーヒーに行き始めてからコーヒーのおいしさがわかり、好きになりました。それからずっと通っています。店主間庭さんは定期的に各国の産地を訪問しています。ケーキも絶品です。本質的なことだけに力を注ぐお店です。 http://www.tonbi-coffee.com/ コーヒー豆:150g ※粉ではなく豆です 送料:300円 ーーーーーーー 本一冊とコーヒーを一梱包にまとめて送料300円でお送りする「本とコーヒー便」ご希望の方は下記リンクをお読みの上メールでご注文ください http://rebelbooks.jp/news/20210927coffee/ ーーーーーーー
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レベルブックスSense of wonderステッカー 1枚 ★「ついでに購入」専用
¥200
レベルブックス8周年記念で製作したステッカーです。最も好きな本として挙げているレイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』からSense of wonderの文字を入れています。小さめ、細長で、ギリギリしおりにもなりつつ、スマホにも貼りやすいかもです。 キラキラ部分が2種類あり、ランダムにお送りします。2枚ご注文の方には在庫がなくならない限り両方お送りします。 幅24mm 高さ70mm ★★本やコーヒーやトートバッグなどステッカー以外の商品と合わせてご注文ください。単品での注文はできません。
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忙しいのに退化する人たち やってはいけない働き方 | デニス・ノルマーク、アナス・フォウ・イェンスン
¥2,090
ーーー (出版元による紹介) デンマーク・ベストセラー! なぜ働いた分だけの「成長」が感じられないのか? 時間・能力・意欲を奪う「労働退化」からの救済の書 ★デンマーク首相が熱心に薦め、国民の100人に1人が買った超異例のベストセラー ★デンマーク最古にして最大出版社・ギルデンダール社から刊行!労働と人類の歩みをたどりながら、真の生産性を探る。 ★働くほど退化する、そんなもったいない働き方をしていない自信はありますか? 「2時間ではなく8時間働けば、4倍の仕事ができると思い込んでいる。でも、実際には、人はずっと効率よく働いていられるわけではありません。…それでも“長く働こう”とするのはなぜ?」 テクノロジーが発展したのに、なぜ人は前時代より長く働いているのだろう? 人類と労働の文化人類史的な歩みをたどりながら、現代人に刻まれた労働観をあぶりだし、働かずにはいられない人の心理、それにつけ込む「偽仕事」がどこにでも介在している実態を紹介。 あなたの一日から「偽仕事」を追い出し、生産性と充実度が本当に高い働き方を現実世界でやり切る術を提案する。 ーーー 四六判 ソフトカバー 448ページ 送料:300円
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都市と路上の再編集 – LIVE NOW DEVELOPMENT –
¥2,200
まずタイトルが素晴らしいですよね。 「トップダウンで都市開発をする人々と、ボトムアップでまちづくりに参加するプレーヤーが手を取り合うには、どうすればいいのか?」という問いに基づき、「大企業や自治体とも手を取り合って、まちづくりに関わっているプレーヤーたちの話」を集めた本。 早速読み始めてますがとてもいいです、各事例深く掘り下げていて刺激満載。 たくさん発注し、先行入荷してます、みなさんぜひお読みください! ーーー 【目次】 ◆LIVE NOW DEVELOPMENTとは p4 はじめに──まちづくりの思考、手法、関係性を“再編集”する p10 HOME / WORK VILLAGE 小野裕之/まちづくりはビジネス or カルチャーじゃない ◆今、くらしに求められていること p24 建築家 山本理顕/変えるべきは「働く」と「住む」の分断 p36 解剖学者 養老孟司/脳化された現代にこそ「田舎」が必要 ◆今、再編集への期待が高まるもの p50 グランドレベル 田中元子/論理性に偏った社会に、非論理性の文鎮を乗せたい p62 Dprtment 佐々木大地/ストリートの心×パブリックの視点 p70 SHONAI 山中大介/“個”の自由な往来が、地方都市をおもしろくする p78 西村組 西村周治/ロマンとそろばんの両輪を駆動するために p86 真鶴出版 川口瞬/心を入れて、残したい風景を言語化する p94 加和太建設 河田亮一/まちづくりが「映画制作」にまで発展 ◆手を取り合って生まれている新たな動き p106 さとゆめ 嶋田俊平/「ふるさと」と「情緒」の関係性を言語化し、実装する p116 創造舎 山梨洋靖/まちづくりは究極、人づくり p126 いまでや 小島雄一郎/自宅の1階に、好きな店を誘致できた理由p136 アメリカヤ 千葉健司/横のつながりを最大化し、目的地になる町にリノベーション ◆おわりに 互いに必要とする間(あいだ)の存在 p148 n’estate 櫻井公平 × ジモコロ 徳谷柿次郎/今、求められる「価値観の反復横跳び」 ーーー 価格:本体2,200円(税込) 仕様:A5 変型/160 ページ 発行:風旅出版(株式会社Huuuu) ーーー 送料:300円
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満月が欠けている 不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと | 穂村弘【サイン本】
¥2,200
穂村弘さんによる初のライフストーリー。 ★★★サイン本です。 ーーー (出版元による紹介) 生い立ち、家族、病気、身近な人たちの死、短歌、生きるとは……? 穂村弘作品の解像度が上がる「弱さ」を巡る語り(ライフストーリー) 「人間の最終的な目標は生きるのほうのはずです。多くの人が死ぬ時に後悔するのは生きのびることに資源を割き過ぎたということなんですね。 「もっと純粋に生きることに熱中すれば良かった」と思う。 でも、死ぬまでの時間を何十年も引き延ばされてしまうと、生きのびることの強制力のほうがどうしても強くなってしまうんです。」(本文より) 現代短歌で「穂村弘以前」「以降」と区切りがつけられる日本を代表する歌人の著者は、短歌にとどまらずエッセイ、絵本など多岐にわたる活動を展開している。近年著者の作品は、文学、思想、アート、音楽など多方面の若い世代の表現者にも影響を与え続けている。 本書は著者の生い立ち、病気が発覚してから20年が経過した不治の病・緑内障になって考えたこと、家族、身近な人たちの死、短歌など、著者の半生を語った側面を持つ。 さらに、著者の語りを通して「弱さ」「ワンダー」「シンパシー」「生きる」「生きのびる」といった著者の作品に通底する重要なテーマにも迫る。 本書は著者による「瞳を巡る短歌」の解説「満月が欠けている」、著者の緑内障の主治医・後藤克博氏との対談「今日は患者の君の目を診る」、長年の友人で精神科医である春日武彦氏と病気、生と死について語り合った「天国に格差はある?」を収録する。穂村弘入門としてお勧めしたい1冊。 ーーー 四六判 ソフトカバー 256ページ 送料:300円
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山のメディスン | 稲葉俊郎
¥2,200
医師であり作家の稲葉俊郎さんが「生きていくうえで大切なこと、かけがえのないことのすべてを山から学びました」と語る山をテーマに書いた本。「山には登山を通して固定観念や執着や煩悩にとらわれている人間の内面を白紙にさせて、結果的に成長・成熟させる器のような働きがあるのではないか」 ーーー (出版元による紹介) 学生時代から山岳医療に携わり、山に魅了された著者が辿り着いた山の思索の到達点 病院にアートの手法を応用するなど、多方面での活動を展開し、注目を集める医師である著者は、「生きていくうえで大切なこと、かけがえのないことのすべてを山から学んだ」と語る。 本書は、心身の不調に悩まされていた著者の学生時代や大学時代の山との出会い、山岳部でのエピソードを紹介するとともに、長年の登山や山岳診療所での経験などを通して深めた著者独自の思索の数々を「メディスン」をキーワードに展開する。また、巻末には山岳診療所所長や山岳部監督を務めた著者独自の登山テクニックと救急医療のABCを解説。登山愛好家・自然を愛する人に読んでほしい現代版『山のパンセ』 【目次】 はじめに プロローグ 第1章 山と出会う 第2章 山岳部と山岳診療所 第3章 山岳医療という場 第4章 いのちの居場所軽井沢 第5章 山と芸術 第6章 登山から学んだチームのつくりかた 第7章 登山に活かすいのちの知恵 第8章 いのちを守る山の救急箱 おわりに ーーー 四六判 ソフトカバー 296ページ 送料:300円
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野生の思考 | クロード・レヴィ=ストロース
¥5,280
ーーー 野生の思考La Pensee sauvageは、1960年代に始まったいわゆる構造主義ブームの発火点となり、フランスにおける戦後思想史最大の転換をひきおこした著作である。Sauvage(野蛮人)は、西欧文化の偏見の凝集ともいえる用語である。しかし植物に使えば「野生の」という意味になり、悪条件に屈せぬたくましさを暗示する。著者は、人類学のデータの広い渉猟とその科学的検討をつうじて未開人観にコペルニクス的転換を与えsauvageの両義性を利用してそれを表現する。 野生の思考とは未開野蛮の思考ではない。野生状態の思考は古今遠近を問わずすべての人間の精神のうちに花咲いている。文字のない社会、機械を用いぬ社会のうちにとくに、その実例を豊かに見出すことができる。しかしそれはいわゆる文明社会にも見出され、とりわけ日常思考の分野に重要な役割を果たす。 野生の思考には無秩序も混乱もないのである。しばしば人を驚嘆させるほどの微細さ・精密さをもった観察に始まって、それが分析・区別・分類・連結・対比……とつづく。自然のつくり出した動植鉱物の無数の形態と同じように、人間のつくった神話・儀礼・親族組織などの文化現象は、野生の思考のはたらきとして特徴的なのである。 この新しい人類学Anthropologieへの寄与が同時に、人間学Anthropologieの革命である点に本書の独創的意味があり、また著者の神話論序説をなすものである。著者は1959年以来、コレージュ・ド・フランス社会人類学の教授である。 ーーー A5判 ハードカバー 408ページ 送料:300円
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ハンナ・アーレント、三つの逃亡 | ケン・クリムスティーン
¥3,960
ユダヤ人として戦争の世紀に生まれ落ち、現実に向かって“なぜ?”と問いつづける。不世出の政治哲学者ハンナ・アーレントの生涯を描いたグラフィックノベル。 22.2 x 16.5 x 2.3 cm 送料:300円
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BEYOND WORKING BOOK
¥3,300
「働く」をもっと愉しく面白いものに解放する鍵は「遊ぶこと」にあると考え、自分らしくクリエイティブに働き、生きるヒントを模索する。 スタートアップなどの成長企業のオフィスを手がけるかたわら、東京都檜原村のキャンプ場「HINOKO TOKYO」を運営するトレイルヘッズが制作。 「働くこと×遊ぶこと」を体現するフロントランナーのロングインタビュー、その旅の軌跡を記録したビジュアル、トレイルヘッズがインスピレーションを得た書籍の紹介などを収録。 ★高崎の建築事務所SNARKのインタビューもたっぷり掲載! ーーー 【目次】 ・TALK ABOUT WORKING【鼎談:「働く」が溶けていく】 小柴美保(MIDORI.so)×清田直博(Anadromous)×山口陽平(TRAIL HEADS) ・BACK TO NATURE【ロングインタビュー:都市と自然を行き来しながら働く】 -本間貴裕(SANUファウンダー) -小林宏明(Purveyors代表) -辻井隆行(Jリーグ執行役員 / 元パタゴニア日本支社長) -青野利光(SPECTATOR発行人・編集長) ・CARAVAN WORK【ロードトリップインタビュー:旅をしながら仕事について考える】 -小阿瀬直 / 井上夏子(SNARK) -飯田昭雄(SNOW) -竹内友一(TREE HEADS) ・CREATING NEW WORK【インタビュー:地域で働く場をつくる】 -清田直博×Village Hinohara -橋本健太郎(SCHEMA)×TATE Lab. ・MY BEST PHOTOBOOKS【新たな視点をもたらす写真集10選】 中矢昌行(写真家)×井手裕介(編集者)×山口陽平 ・TIMELINE of WORKING【働く場にまつわる年表・用語集】 ・BOOK GUIDE【もっと自分らしく、気持ちよく生きるための6冊】 ・TRAIL HEADSの旅の写真 ーーー B5変形 ソフトカバー 144ページ 送料:300円
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オン・ザ・ロード 二拠点思考 | 指出一正
¥2,200
『ソトコト』編集長の指出一正さんが、人口減少時代の地方に寄り添いながら、リジェネラティブでワクワクする地域の未来を「二拠点思考」でやさしく、おもしろく語ります。「日本にはどんな地域があるのか」「地域をどう見るか」そんなことを考えつつ、気軽に読めて何かしらのヒントがそこかしこに散りばめられた本です。 2021年にレベルブックス店主が企画した群馬県主催のトーク「ローカルメディアのいまとこれから:地域に必要な『編集』とは?」で登壇者兼ファシリテーターとして登場いただいた際にも、流れを瞬時に見極めて適切な問いを投げかけ、全体をおもしろいものに仕上げる指出さんの並外れた能力に圧倒されました。全国の現場を飛び回りながら思考を更新し続ける指出さんの久しぶりの単著です。 【目次】 序章:揺らぎながら広がる関係人口 1章:道の途中にひそむ、地域との関わりしろ 2章:人とまちがワクワクするローカルプロジェクト 3章:点と点を線でつなぐ、ニュー・移住 4章:二拠点生活とリジェネレーション 5章:地域PRの好例に見え隠れする二拠点思考 著者プロフィール:指出一正 (さしで・かずまさ) 『ソトコト』編集長。1969年群馬県生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業。雑誌『Outdoor』編集部、『Rod and Reel』編集長を経て、現職。島根県「しまコトアカデミー」メイン講師、山形県金山町「カネヤマノジカンデザインスクール」メイン講師、和歌山県田辺市「たなコトアカデミー」メイン講師、福島相双復興推進機構「ふくしま未来創造アカデミー」メイン講師、秋田県鹿角市「かづコトアカデミー」メイン講師、群馬県庁31階「ソーシャルマルシェ&キッチン『GINGHAM(ギンガム)』」プロデューサーをはじめ、地域のプロジェクトに多く携わる。内閣官房、総務省、国土交通省、農林水産省、環境省などの国の委員も務める。経済産業省「2025年大阪・関西万博日本館」クリエイター。上智大学 「オールソフィアンズフェスティバル2024」実行委員長。著書に『ぼくらは地方で幸せを見つける』(ポプラ新書)。 四六判 ペーパーバック仕様 304ページ 送料:300円
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「ビリヤニ大澤」のフライパンビリヤニ | 大澤孝将
¥2,200
ーーー (出版元による紹介) 『ビリヤニ大澤』は東京・神田にある完全予約制のビリヤニ専門店。2021年の開店以来、満席が続き、予約困難店としても知られる。 オーナー・大澤孝将氏は「おいしいビリヤニ」を追求し続け、食材、調理方法について日々研究を怠らない。 そんな「世界一のビリヤニマニア」である大澤氏が、家庭でもおいしく作れるように考案したのが本書で紹介する「フライパンビリヤニ」。 定番の「チキンビリヤニ」「マトンビリヤニ」はもちろん、「明太子ビリヤニ」「豚キムチビリヤニ」といった変化球、さらに炊飯器で作るビリヤニやレトルトカレーを使ったビリヤニなど、家庭向けのビリヤニを18種紹介している。 また、実際に店舗で提供している「マトンビリヤニ」のレシピを手順の一つ一つまで詳細に紹介。 ビリヤニ好きはもちろん、スパイス好き、エスニック好き、カレー好きのあなたにおすすめしたい一冊! ーーー B5 ソフトカバー 96ページ 送料:300円
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ひとりぶんのビリヤニ | 印度カリー子
¥1,760
ビリヤニを「炊飯器で」「フライパンで」「日本米で」気軽にチャレンジできる、ひとりぶんのレシピ。ターメリック、クミン、コリアンダーの3種類だけでも作れるレシピから、本格的にステップアップできるレシピまで幅広く掲載。 A5 ソフトカバー 112ページ 送料:300円
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個性を極めて使いこなす スパイス完全ガイド | 稲田俊輔
¥1,980
ーーー (出版元による紹介) 本書は、スパイスを使いこなすことに主眼をおく本です。そのために、スパイスを世界で最も使いこなしているインド周辺のスパイステクニックをおさえ、実践しながら基本の使い方を学びます。 そして、18か国もの世界のスパイス料理からあらゆる使い方を学びます。なかには「日本最古のスパイスごはん」を再現したレシピなど、この本でしか知れないレシピも。さらにはスパイスの達人に向かう果てしない道まで示す、スパイス完全攻略本です。 【目次】 はじめに まずはここから!スパイスカレーにちょい足し実験 PART1 スパイスのとびら PART2 スパイスを使いこなすテクニック 特集 スパイス・ハーブを使った パン・スイーツ・ドリンク・ピクルス PART3 世界はスパイスであふれている PART4 スパイス事典48 PART5 スパイス活用総仕上げ ーーー A5 ソフトカバー 192ページ 送料:300円
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南インド料理店総料理長が教える だいたい15分!本格インドカレー
¥1,760
あの大繁盛南インド料理店「エリックサウス」の総料理長が、深夜に帰宅して自分で作るカレーがベース。ほとんどのレシピが15分以内に完成する簡単なものでありながら、スパイスの使い方などその骨格は本場の伝統的インド料理のそれ、という非常にありがたい一冊。 送料:300円