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『個人書店が選ぶ、いま読んでほしい 海の本』
¥1,760
海と人とを学びでつなぐプラットフォーム」みなとラボのWEBサイトで連載していた、全国各地の個人書店主が「海」をテーマに4冊の本を選ぶ企画「Read the Sea」が書籍化されました。いろんな本屋さんが同じテーマで選書するというのが面白いです。当店の選書も掲載されています、さらに「海なし県の本屋」というテーマで行った長野県諏訪郡富士見町のmountain bookcase石垣さんとの対談も収録されています。ぜひ読んでみてください! ーーーーー 【書籍内容】 ●37名の書店主による「海」をテーマ4冊の選書 子どもに読んでもらいたい「海」に関する1冊 大人に読んでもらいたい「海」に関する1冊 自分にとっての「海」に関するお気に入りの1冊 直接「海」が出てこないが、「海」を感じられる1冊 ●対談 ①荻原貴男(REBEL BOOKS)×石垣純子(mountain bookcase) 「海なし県の本屋」 ②鳥羽和久(寺子屋ネット福岡)×田口康大(みなとラボ) 「教育と本の関わり」 ●専門家に聞いてみた! ①田中智志(東京大学大学院教育学研究科教授)「本から広がる海の世界」 ②長井裕季子・豊福高志(JAMSTEC研究員)「海への興味を深める本の世界」 ③佐藤彩子(聖籠町立図書館司書)「分類を横断する海の本」 ーーー 選書者 37名:モリテツヤ(汽水空港)、城下康明(ひとやすみ書店)、菅原匠子(曲線)、黒田杏子(ON READING)、前田侑也(BOOKSライデン)、田山直樹(TUG BOOKS)清政光博(READAN DEAT)、辻山良雄(Title)、山下賢二(ホホホ座浄土寺店)、荻原貴男(REBEL BOOKS)、高橋和也(SUNNY BOY BOOKS/本と商い ある日、 )、川﨑雄平(本屋青旗 Ao-Hata Bookstore)、中村勇亮(本屋ルヌガンガ)、砂川昌広(とほん)、浦上宥海(SAKANA BOOKS)、小倉みゆき(スロウな本屋)、堀部篤史(誠光社)、嶋田詔太(本町文化堂)、石垣純子(mountain bookcase)、坂上友紀(本は人生のおやつです!!)、千々木涼子(こりおり舎)、小島雄次(Books&Cafe コトウ)、早坂大輔(BOOKNERD)、吉川祥一郎(blackbird books)、熊谷充紘(twililight)、高岡浄邦(古本と新刊scene)、岩尾晋作(カモシカ書店)、越智政尚(本の轍-Book On The Tracks-)、中川美里(本・中川)、本沢結香・豊田宙也(トンガ坂文庫)、金野典彦(ポルベニールブックストア)、佐々木友紀(YATO)、荻田泰永(冒険研究所書店)、粕川ゆき(いか書店)、中村秀一(SNOW SHOVELING)、久禮亮太(フラヌール書店)、鳥羽和久(とらきつね) ーーーーー サイズ W120mm×H188mm/130ページ 送料:300円
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【サイン本】観光地ぶらり | 橋本倫史
¥2,750
橋本倫史さんが各地の「観光地」を巡り、日本の近代の歩んできた足跡をたどるノンフィクション・エッセイ。丹念に取材し、そこから紐解いて「時代」まで浮かび上がらせる、傑作『ドライブイン探訪』(←本物の傑作です)を生み出した手腕が存分に発揮されているはず。僕も読みます。 ★初回入荷分は著者サイン入り、ポストカード付きです。 ーーー 行列に並んで観る絶景も悪くないが、そこで生活する人々の呼吸を聞き、その土地と対話する姿勢に感動を覚えた。——又吉直樹 ー 絶景のなかに、何を見るか。 わたしたちの目は、絶景を見慣れている。どんなに美しい景色でも、1時間、2時間と見惚れることは稀で、しばらく眺めたあと、写真を撮って立ち去る場合がほとんどだ。わたしたちは、ちゃんと景色を見つめられているだろうか? 絶景を前に立ち止まり、目を凝らすことで、見えてくる姿がある。じっと耳を澄ますことで、聴こえてくる声がある。そんな偶然の出会いに、「ささやかな未知」が詰まっている。ここではないどこかに、わたしとは違う人生を生きている誰かがいる。そんな誰かを想像することは、世界に触れようとすることであり、それこそが「観光」なのではないかと、僕は思う。(「あとがき」より) ーーー 四六判 ハードカバー 2750円 送料:300円
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【サイン本】就活闘争 20XX | 佐川恭一
¥1,980
ーーー (出版社による紹介文) こんな地獄を乗り越えないと就職できない世の中、間違ってないか――? 20XX年の近未来、「ウルトラベビーブーム世代」の大学生たちが、今とは比べ物にならないほど激化した就職活動に挑む――。 主人公の太田亮介は、就職活動に熱が入っていない京都大学三回生。日本を牛耳る巨大企業「Z社」に入社するため、ようやく重い腰を上げて就活に臨むが……。 銃撃をかわしながら出身大学OBを探す「OB訪問」やSNSでの10万人フォロワー獲得をめざす「インターンシップ」、歴戦の就活猛者たちと激論をかわす「グループディスカッション」、そして多くの就活生が命を落とす「面接試験」。生死を賭けた選考に挑む就活生たちの悲劇を克明に描き、現代の新卒一括採用システムに一石を投じる、“就活エンターテインメント”登場! ーーー 四六判 ソフトカバー 320ページ 送料:300円
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RITUAL――人類を幸福に導く「最古の科学」 | ディミトリス・クシガラタス
¥2,420
ーーー (出版社による紹介文) 世界を変えるための「最古の科学」が「儀式」だった!火渡りの祭礼から卒業式まで、儀式の秘密と活用のヒントを探究する空前の書 生活や価値観が猛スピードで変化する現代。昔からある「儀式」は単調で、退屈で、無意味にみえる。でも、ほんとうに? 認知人類学者の著者は熱した炭の上を歩く人々の心拍数を測り、インドの祭りでホルモンの増減を測定。フィールドに実験室を持ち込んで、これまで検証されてこなかった謎めいた儀式の深層を、認知科学の手法で徹底的に調査する。ハレとケの場、両方にあふれる「儀式」の秘密と活用のヒントを探究する空前の書。 ーーー 四六判 ソフトカバー 368ページ 送料:300円
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『YOKOKU Field Notes #02 韓国・勝ち敗けのあわい』
¥1,320
〈YOKOKU Field Notes〉第一作台湾編につづき、シリーズ第二作では韓国社会を取材。「勝ち敗けのあわい」を問いの切り口として6つの活動を紹介。どれも気になる活動です。 ーーー ・〈Library tTsome〉京畿道 城南市 中院区 12~19歳の青少年に無料のサードプレイスを提供する私設公共図書館 ・〈ソウル鉛筆〉ソウル特別市 鍾路区 対話や読解、廃棄物を使った遊びから子どもの自律性を養う組織 ・〈南海尚州 同苦同楽協同組合〉慶尚南道 南海郡 尚州面 村を一単位として文化と経済の循環をめさす協同組合 ・〈穀物集〉忠清南道 公州市 鳳凰洞 在来穀物を介して持続可能な食文化を次世代に手渡すコレクテイブ ・〈1 Euro Project〉ソウル特別市 城東区 地域と商業の関係を問い直す小商いの複合施設 ・〈DMZ SPACE〉京畿道 波州市 郡内面 非武装地帯の森から新たな農林業と観光のあり方を提示する6次産業プロジェクト ーーー 〈YOKOKU Field Notes〉はコクヨが目指す「自律協働社会」の兆しを、研究員自ら個別の地域に赴いて探索する、ヨコク研究所のリサーチ活動をベースにした書籍です。 ーーー B5判 厚さ約8mm 128頁 送料:300円
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『YOKOKU Field Notes #01 台湾:編みなおされるルーツ』
¥1,320
コクヨ株式会社のリサーチ&デザインラボ「ヨコク研究所」が刊行する『『YOKOKU Field Notes』の第1号が入荷。台湾で様々な活動を営む人々を取材したとても興味深い一冊。コラムも充実。台湾に興味がある方は必読かと思います。写真もデザインもグッドです。 ーーーーー 日本・鹿児島でのフィールドリサーチに端を発しその流れを継ぐ〈YOKOKU Field Notes〉第1号となる本書では、外来文化に翻弄されてきた複雑な歴史を背負う台湾をフィールドに、人々が共に生きるための拠り所となる「ルーツ」を問いの切り口として、5つの事例を巡ります。 ・老朽化した台北の巨大団地街一体に根付き、受け継がれる福祉活動の現場〈南機場〉 ・花蓮の東海岸を舞台に、”魚育”から台湾の海洋食・漁業に光を当てる〈洄遊吧(FISH BAR)〉 ・教師, 親, 生徒という立場が流動する、原住民語のみの実験学校〈Tamorak 阿美語共學園〉 ・アミ族の規範と青年同士の協働のあわいで催される音楽フェスティバル〈阿米斯音樂節〉 ・バンド活動の傍ら農家として地元・旗山のバナナ産業に根ざす〈台青蕉樂團(Youth Banana)〉 これら台湾各地に点在する新たな営みの断片を捉え、変えられない本質としてのルーツに対峙し、自らの存在の意味と居場所を編み直そうとする人々の活動を手がかりに、ルーツの構築可能性について考えます。 ーーーーー ■ 目次 ◎ リサーチの概要 ◎ コラム :台北、市井の生活者より──台湾社会にふれる7つの主題 ◎ 本編 :編みなおされるルーツ 事例1:南機場地区・忠勤里 都市の人生を養い継ぐ 事例2:洄遊吧(FISH BAR) 渦巻く海への感懐 事例3:Tamorak 阿美語共學園 言葉の焚き火を囲んで 事例4:阿米斯音樂節 境界を揺らす “民族” の複音 事例5:台青蕉樂團(Youth Banana) 故郷の根茎が紡ぐ詩 ◎ 編集後話 ーーー B5判 厚さ約8mm 120頁 送料:300円
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「断熱」が日本を救う 健康、経済、省エネの切り札 | 高橋真樹
¥1,210
やっぱり日本の家は寒かった!アルミサッシは世界基準では非合法レベルの低機能窓。窓の結露は人権問題。健康にも地球にも地域経済にも断熱がマジで効く etc. 目からウロコの連続。さすがに日本政府もヤバいと感じ、「先進的窓リノベ事業」として最近は改修の補助金をたくさん出してます。必読の一冊。 ーーー (出版社による紹介文) 日本の家はなぜこんなに寒い!? 誰でもできる住まいの改善策から持続可能なまちづくりまで――。 じつは日本の建築の断熱性能は他の先進諸国と比べて著しく劣っている。 夏は暑く、冬は寒い、そうした居住空間における「がまんの省エネ」は、特に高齢者にとってヒートショックなど健康面での深刻な問題にもなっている。 しかし、断熱性能を改善することによって、わたしたちの暮らしは激変する。 世界的なエネルギー価格高騰の中、本書では断熱性能を向上させる具体策を紹介し、そうした実践が企業や自治体の経済を好転させ、持続可能なまちづくりにつながることも実証していく。 停滞する日本社会のブレークスルーを目指す画期的な一冊。 ◆目次◆ 第1章 「がまんの省エネ」が寿命を縮め、お金を減らす 第2章 エコハウスってどんな家? 秘密と誤解を大解剖! 第3章 エコハウスの選び方と断熱リノベーション 第4章 断熱で社会課題を解決! 第5章 断熱は持続可能なまちづくりのカギ ーーー 新書 242ページ 送料:300円
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朝、空が見えます | 東直子
¥1,870
歌人・作家の東直子さんが、2017年1月1日から12月31日まで毎朝その日の空の様子をツイート、その言葉を一日一行ずつ並べたコンセプチュアルな詩集。投稿した時刻一覧表が別紙で付いています。ブックデザインも美しいです。 ーーー 歌人・東直子さんの初めての「詩集」をナナロク社から刊行いたします。1日1行、365日の朝の空を綴った詩に、横山雄さんの線画が彩る一冊です。 「東京の冬は晴れた日が多いんだな、と、東京に来たばかりのころ思って、それは何度も思って、そして今日も思いました。晴れています。」(本文より) 【本書について(あとがきより)】 2017年1月1日から12月31日まで、Twitter(現在はX)に毎朝、「おはようございます」から始まる一文を投稿し、その日の空の様子を言葉で伝えていました。(中略)太陽をひとまわりしながら眺めた早朝の空です。 ーーー B6判 ハードカバー 146ページ 送料:300円
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あかるい花束 | 岡本真帆
¥1,870
当店でも好評な『水上バス浅草行き』から2年、岡本真帆さん待望の第2歌集。ブックデザインも良いです、小さめなサイズがかわいいです。 ーーーーー 歌集を出したあと、私は東京と高知での生活をはじめた。二つの場所を行き来する中で、考えたことや思い出したことが、短歌になりました。 岡本真帆 ー ▼収録歌より7首▼ わたしもう、夏の合図を待っている 冬至の長い夜からずっと ただしくよりたのしく歩く 光ってる水が見たくて すこし小走り 本当に正しかったかわからない決断たちよ おいで、雪解け 乱丁のある文庫本抱きしめる 愛すよたったひとつの傷を あなたと過ごした日々は小さな旅だった 空っぽの花器の美しいこと スパイスは火花に似てるわたしからわたしへ送る強い喝采 しゅくふくとはじける泡が光ってる 祝福 きみにはじめましてを ーーーーー B6変形判(縦164mm 横110mm 厚さ14mm) ハードカバー 176ページ 送料:300円
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水上バス浅草行き | 岡本真帆
¥1,870
全体的に生活の中の印象的な瞬間をカラッと楽しく詠んだ短歌が多い印象。表紙や合間に入るイラストも歌集の雰囲気に合ってます。手触りや色づかい含め造本も美しいです。 ーーー 【収録短歌より3首】 ほんとうにあたしでいいの?ずぼらだし、傘もこんなにたくさんあるし 3、2、1ぱちんで全部忘れるよって今のは説明だから泣くなよ 平日の明るいうちからビール飲む ごらんよビールこれが夏だよ ーーー B6変形 ハードカバー 168ページ 送料:300円
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【サイン本】くるぶし | 町田康
¥2,860
見てくださいこのヤバい装丁。パンクロッカーにして小説家町田康さん初の歌集、完全に唯一無二、音とイメージの迫力と説得力がすごいです。 なめとんかチュッパチャップスなめとんかしばきあげんど人らしくしろ ルミちんは栗食べながら歩むのかほそく気高い自己をわたつて くるぶしは俺の心の一里塚夜の心はみなの禿山 知り合いに水だけ出して帰らせてその後わがは薄茶のむなり こんばんはヒューマニティーの夢芝居トシヒコも食へ春の肉吸 ★初回入荷分は著者サイン入りです ハードカバー 192ページ 送料:300円
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みんなで世界を変える!小さな革命のすすめ | 佐久間裕美子
¥1,760
著者の佐久間裕美子さんがフリーランスのライターとして、アクティビストとして、身の回りの小さなことから世界をより良くするために何を、なぜ、どうやっているのか、小学校高学年以上向けに書いたノンフィクション。記事の執筆、デモ、選挙、消費。「社会をよりやさしい場所にするためにできることがたくさんある」。もちろん中高生や大人が読んでもよい内容です。 A5判 ソフトカバー 207ページ 送料:300円
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聴かずぎらいのための吹奏楽入門 | 漆畑奈月/小室敬幸
¥2,090
吹奏楽ファンや経験者だけでなく、音楽ファン全般に向けて吹奏楽の歴史と魅力を伝える入門書。「管弦楽は聴くけど吹奏楽は聴いたことがない」という人も多いはず、そんな方にも向けた本。文中に登場する楽曲はSpotify/Apple musicのプレイリストにまとめられていて、聴きながら読むことができます。便利な時代になりましたね。 ーーーーー 聴いて楽しむ名曲の宝庫へようこそ!そのルーツ、輸入史、日本の作編曲家たち──吹奏楽の魅力を語り尽くす画期的なガイド誕生!楽器を演らない音楽好きにもアピールする吹奏楽の魅力を全力で語り尽くします! 全国で演奏され親しまれてきた50曲を厳選し、輸入(海外)編と国産(日本)編に分けて紹介。ホルスト、リード、兼田敏などの定番曲から、ティケリ、ジョン・マッキー、挾間美帆の最新作まで、作曲家の特徴やプロフィール、曲の聴きどころ/吹きどころ、コンクールでの位置づけなどを徹底的に掘り下げます。 軍楽隊として日本に入ってきた吹奏楽が部活動として定着するまでの歴史もたどり、CDガイドとコラム、索引、さらにプレイリストも充実。 吹奏楽を心から愛してやまない漆畑奈月とジャンルをまたいで活躍する音楽ライター小室敬幸が、熱く、濃く、深く語り下ろす、画期的な吹奏楽ガイドの登場です! ーーーーー 四六判 ソフトカバー 320ページ 送料:300円
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軽やかな耳の冒険 藤倉大とボンクリ・マスターズ
¥2,420
気鋭の作曲家・藤倉大と6人の音の匠=「ボンクリ・マスターズ」の次世代連続講義。 石川慶──音楽そのものを映像化した映画『蜜蜂と遠雷』の監督 石丸耕一──歌舞伎からオペラまで手がける舞台音響のデザイナー 岡田利規──「チェルフィッチュ」を主宰し、現代演劇の地平を拓く演出家 杉田元一──クラシック音楽の最先端を創造するレコード・プロデューサー 豊田泰久──サントリーホールほか国内外の有名ホールの音響を設計 八木美知依──国境・時代・ジャンルを飛び越えるハイパー箏奏者 ・知ってるようで知らない「箏」のサウンド、 ・「ホール」の音響はどうつくられているの? ・「録音」のプロはどうやって音をつくるの? ・「映画」や「演劇」と音楽はどう結びつくの? ためし読みはこちらから▼ https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784865592764 四六判 ソフトカバー 248頁 送料:300円
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本屋で待つ | 佐藤友則 島田潤一郎著
¥1,760
広島県庄原市にある書店「ウィー東城店」。店長の佐藤友則さんは赤字続きだったこの店を、「お客さんの要望にこたえる」という姿勢を徹底して貫くことで、黒字化させます。こわれた電気機器の相談や、年賀状の宛名書き。山間の田舎の書店に望まれることの多くは、高齢者たちの生活の相談にのることでした。それだけでなく、店は美容院を併設し、エステルームをつくり、コインランドリーをもつくります。本書はそうした「書店の複合化」の物語である一方、引きこもっていた若者たちが書店をとおして成長していく物語でもあります。ある日、「学校に行けなくなった子どもを働かせてほしい」と相談され、それからウィー東城店にはそうした若者たちが次々とやってきて、レジを担当し、棚を担当します。彼らはお客さんと接し、本と接することで次第に快復し、何人かは社員となり、そのうちのひとりは佐藤友則さんの次の店長となって、店を支えます。装画、挿絵は『急がなくてもよいことを』で注目を浴びる漫画家、ひうち棚さん。本屋の可能性を伝える、感動的な一冊です。 四六判変形 ハードカバー 208ページ 送料:300円
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父と子の絆 | 島田潤一郎
¥1,980
子どもを育てていると、日々経験したことのない事態に驚き、戸惑い、心動かされることの連続で、展開が早すぎてひとつひとつを覚えていられないということもままあります。ひとり出版社・夏葉社を営む島田潤一郎さんによるこのエッセイは、そんな怒涛の日々と、その中にあって変化していく生き方、働き方、考え方を捉えていて読み応えがあります。子どもに対して思うことが、私たちをハッとさせたりすることも。 「息子には息子だけの孤独な時間があってほしい。立ち止まり、夢想し、考える時間があってほしい。自然を発見する時間。星を見る時間。過ぎ去ったむかしを思い出し、忘れていた友人たちを思い出す時間。人生でいちばんうれしかったことを反芻する時間」 例えばこんなふうに。 育児をきっかけに始まる私小説のような本。 送料:300円
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『バビロン編集ノート』と『小柳帝のバビロンノート4』の2冊セット
¥1,446
ライター・編集者・翻訳家、小柳帝さんが毎回興味深い切り口で編集・執筆する映画小冊子『小柳帝のバビロンノート』の第四作「女性映画監督史を俯瞰する」と、その編集過程でスピンオフ的に生まれた小冊子『バビロン編集ノート』をセットで。 ーーーーー 【バビロンノート4号】 「女性映画監督史を俯瞰する vol.1~アリス・ギイ、アニエス・ヴァルダ、シャンタル・アケルマン、バーバラ・ローデン、ケリー・ライカート~」 1. アリス・ギイから始まる女性監督の道 映画史とアリス・ギイ/ミュジドラ、デュラック/女性と実験映画/映画業界の職種/アメリカで生まれた女性監督たち/テーマに潜むフェミニズム/実験映画や自主映画という場で/アニエス・ヴァルダの映画の作り方/ヴァルダの視点 2. フランス⇄アメリカ インディーズに見出す表現の場 実験映画の人脈/『モデルショップ』の再評価/『ライオンズ・ラブ』に登場するものの意味 3. 「服従しない」 デルフィーヌ・セイリグのアナザー・サイド 女性解放運動と作品作り/斜めのユーモア/体験を言葉にすること 4. 彼女たちの「ワンダー」ランド 放浪を描く 女性にとっての放浪/『WANDA』の影響 マルグリット・デュラス/女性の放浪/『WANDA』と『冬の旅』の影響 ケリー・ライカート/アケルマンの放浪/アケルマンがドキュメンタリー4部作で描くもの ーーーーー 『バビロン編集ノート 創造する女性たち』 2022年に上映された女性監督による映画の上映リストや、フランスの映画学校「フェミス」のこと、エトセトラブックスによる『「創造する女性たち」について知る本』ブックガイドも読み応えあります。 ー 【フランスの映画の学校 フェミスを知る】 映画界に多くの女性クリエイターを輩出し、 CNCも運営に携わる映画の学校「フェミス」を調べてみた 【バビロンノート4号にちなんだ 2022年の上映リスト】 女性が作った貴重な映画の貴重な上映のリストを記録 【「創造する女性たち」について知る本 】 エトセトラブックスBOOKSHOPさんに聞く 映画、美術、文学、哲学、科学...本を教えてもらいました 【個人を助ける組織の力、小さな個人が集まって動かすこと】 #MeToo前後の流れを把握しながら、 具体的な行動や未来に繋がるものをという思いで作った年表 【つくることにともなう迷いや痛み】 「初めて東京で会った時の事を覚えていますか?」インタビューより ーーーーー
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『小柳帝のバビロンノート2,3,4』と『バビロン編集ノート』の4冊セット
¥3,238
ライター・編集者・翻訳家、小柳帝さんが毎回興味深い切り口で編集・執筆する映画小冊子『バビロンノート』2,3,4号と、4号を編集する過程でスピンオフ的に生まれた小冊子『バビロン編集ノート 創造する女性たち』、四冊をセットにしました。 ーーーーー ーーーーー 【バビロンノート2号】 「ウェス・アンダーソン映画におけるフレンチ・タッチ」 テキサス出身のウェス・アンダーソンが「フレンチ・タッチ」? それは決して思い込みではない。手がけた作品のディティール・背景、 インタビューや交友関係など、数々の証拠?を吟味して ウェスとフランスの関係を見出していく。 「今観たいフランスの女優・男優」 最後に観たフランス映画を思い出せますか…? いま、フランス映画は俳優も製作陣も新星だらけ。 フレッシュな才能を見逃さないでほしい! そんな思いでレア・セドゥ、コンスタンス・ルソー、ヴァンサン・マケーニュなど 俳優たちの魅力を紹介。 そして、この本のためにインタビューを行った 「映画ライター・小柳帝が出来るまで」 音楽・デザイン・アート・文学など様々な視点から 映画の魅力を伝えてくれる小柳帝さんの、 その視点が生まれる背景が分かります。 ーーーーー 【バビロンノート3号】 「『A24映画』はなぜ面白いのか」 『ミッドサマー』でその名の知れ渡ったA24を徹底解説。 制作会社や配給会社で映画を選ぶと好みのものが見つかりやすくなるかも? 「路上へ」 ストリート・フォトで生身のアメリカと向き合った ロバート・フランク、ソール・ライター、ダイアン・アーバス… 写真と映画、写真とアメリカの関係。 「カミング・オブ・エイジ・ムービーの現在」 子供から大人になるイニシエーションの時期、カミング・オブ・エイジ。 いま、この時期を描く映画の良作がアメリカで生まれ、 ティモシー・シャラメやルーカス・ヘッジズのような俳優が誕生するその訳は。 ーーーーー 【バビロンノート4号】 「女性映画監督史を俯瞰する vol.1~アリス・ギイ、アニエス・ヴァルダ、シャンタル・アケルマン、バーバラ・ローデン、ケリー・ライカート~」 1. アリス・ギイから始まる女性監督の道 映画史とアリス・ギイ/ミュジドラ、デュラック/女性と実験映画/映画業界の職種/アメリカで生まれた女性監督たち/テーマに潜むフェミニズム/実験映画や自主映画という場で/アニエス・ヴァルダの映画の作り方/ヴァルダの視点 2. フランス⇄アメリカ インディーズに見出す表現の場 実験映画の人脈/『モデルショップ』の再評価/『ライオンズ・ラブ』に登場するものの意味 3. 「服従しない」 デルフィーヌ・セイリグのアナザー・サイド 女性解放運動と作品作り/斜めのユーモア/体験を言葉にすること 4. 彼女たちの「ワンダー」ランド 放浪を描く 女性にとっての放浪/『WANDA』の影響 マルグリット・デュラス/女性の放浪/『WANDA』と『冬の旅』の影響 ケリー・ライカート/アケルマンの放浪/アケルマンがドキュメンタリー4部作で描くもの ーーーーー 『バビロン編集ノート 創造する女性たち』 小柳帝さんの「バビロンノート 第4号」を編集する過程でスピンオフ的に生まれた小冊子。2022年に上映された女性監督による映画の上映リストや、フランスの映画学校「フェミス」のこと、エトセトラブックスによる『「創造する女性たち」について知る本』ブックガイドも読み応えあります。 ー 【フランスの映画の学校 フェミスを知る】 映画界に多くの女性クリエイターを輩出し、 CNCも運営に携わる映画の学校「フェミス」を調べてみた 【バビロンノート4号にちなんだ 2022年の上映リスト】 女性が作った貴重な映画の貴重な上映のリストを記録 【「創造する女性たち」について知る本 】 エトセトラブックスBOOKSHOPさんに聞く 映画、美術、文学、哲学、科学...本を教えてもらいました 【個人を助ける組織の力、小さな個人が集まって動かすこと】 #MeToo前後の流れを把握しながら、 具体的な行動や未来に繋がるものをという思いで作った年表 【つくることにともなう迷いや痛み】 「初めて東京で会った時の事を覚えていますか?」インタビューより ーーーーー 送料:300円
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INORGANIC DESERT | 須合知也
¥4,950
写真家須合知也がアメリカ ニューメキシコ州の純白の砂漠ホワイトサンズを撮影。とにかく美しい青と白、青と白だけ。目の覚めるような鮮やかな青は、技術力に定評のある印刷会社八紘美術によるもので、シアン(青)に蛍光色を混ぜるなどしてイメージ通りの仕上がりを実現したとのこと。開くと絶景が広がる写真集。 B4判変形(36.4 x 25 cm) ハードカバー 40ページ 送料:宅急便80サイズでお届けとなります、地域別の送料は「送料を確認する」をご覧ください。
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[新装版]はじめての編集
¥1,980
ーーー 編集とは「企画を立て、人を集め、モノをつくる」ことであり、「言葉、イメージ、デザイン」を駆使したアンサンブルである── だれもが自分の人生を編集する時代を楽しむために、古今東西の原理原則を解き明かした編集のレシピ集。 本書まえがきより── みなさんが手にする本や雑誌、カタログ、パンフレット、フライヤー、そして日頃見ている数多くのウェブサイト、携帯サイト、電子書籍などのデジタル・コンテンツ──これらはすべて「編集」という行為を通してみなさんに届けられています。メディア上で、文章、写真、絵、そしてデザインなどを、見たり、読んだりするものすべてに編集が関わっています。それは紙媒体だけには限りません。次から次へと新しいメディアが誕生するにつれ、編集という領域は広がっています。 では編集とは何なのでしょう? 人生の半分以上を編集という仕事に費やしている僕も、この問いにはいまだにうまく答えられずにいます。 それは「音楽って何?」「芸術って何?」という問いかけに、それに一生を費やして追求している人たちが実はうまく答えられないのと似ているかもしれません。 しかし、あまりに曖昧模糊としたままでは仕事に差しさわりますから、僕は「編集」を次のように定義しています。 「企画を立て、人を集め、モノをつくる」こと。 この三つが揃っていれば、メディアを問わずその行為は編集なのだ、と僕は勝手に捉えています。 では映画や広告も編集なの? と疑問に思う人もいるでしょう。はい、それらも編集のひとつだと僕は考えています。映画監督は映像に特化した編集者であり、広告のクリエイティヴ・ディレクターは、広告に特化した編集者と言えるのではないかと。 この本はその広大と思われる編集の世界のすべてを語るものではありません。この本はあくまで入門書。 編集の仕事を志す若い人たちに向けて、日常に溢れていながらもあまり語られることのなかった編集の世界とその手法の魅力を解き明かそうと意図したものです。 ーーー 四六判変形 ソフトカバー・ビニール装 256ページ 送料:300円
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14歳からの自己啓発 | 尾崎 俊介
¥2,420
『カーネギー自伝』『学問のすすめ』『7つの習慣』 『ザ・シークレット』『思考は現実化する』 『夜と霧』 『人を動かす』『フロー体験』……自己啓発本を「文学」として読むと見えてくる、豊饒な世界。あらゆる自己啓発本が追い求めてきたたったひとつの「答え」とは? ~~~~~~~~ Q あなたは「自己啓発本」を読んだことがありますか? A まだ読んだことがない →人生を切り拓くための武器になってくれるはずです。 A 出世狙いの「下世話」な本だ →実は、古来の知恵や最先端の知見に基づくものも沢山あります。 A 人生の成功のため、よく読んでいる →自己啓発の本質を知れば、「悪い本」にだまされなくなります。 ~~~~~~~~ 四六判 ソフトカバー 352ページ 送料:300円
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アメリカは自己啓発本でできている | 尾崎俊介
¥3,080
ーーーーー アメリカンドリーム、スピリチュアル、宗教的熱狂、超健康志向、ポジティブ思考……。 建国の父フランクリン『自伝』からはじまる自己啓発本のベストセラーから見えるアメリカ。 【主な内容】 1. 自己啓発思想の誕生 厳格なカルヴァン主義ピューリタニズムの縛り/天国=現世において抱く幸福感/自己啓発本の王道「努力して成功する」 フランクリン『フランクリン自伝』、カーネギー『カーネギー自伝』、コヴィー『完訳7つの習慣』ほか 2. 引き寄せ系自己啓発本の誕生 「宇宙」エネルギーの登場/資本主義の欲望は「神の意志」/ 自分を変えれば世界が変わる「インサイド・アウト」 アレン『「原因」と「結果」の法則』、アトキンソン『引き寄せの法則』ほか 3. ポジティブであること 牧師によるポジティブ・シンキングの福音/「ポジティブ= 個人の結果責任」への転化/それでも人は、楽天的な方がいい? ピール『積極的考え方の力』、ジョンソン『チーズはどこへ消えた?』ほか 4.「お金持ちになろう!」アメリカの成功哲学 「金持ち指南」の自己啓発本/アメリカ流現実主義「セールスマンになれ!」/この世のすべては「売り物」である コンウェル『ダイヤモンドを探せ』、オグ・マンディーノ『世界最強の商人』ほか 5. 年長者が人生を説く父から息子への手紙 18世紀イギリス貴族の父から息子への手紙/なぜ父は息子・娘に手紙を書くのか ウォード『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』ほか 6. 日めくり式自己啓発本 ウーマン・リブ時代の日めくり式自己啓発本/シンプルな豊かさを求める フランクリン『プーア・リチャードの暦』、ガーウェイン『マインド・カレンダー』ほか 7. スポーツ界の自己啓発本 立身出世からダイエットへの転換/ジョギング・ワークアウトの登場/ビジネス・コーチング系自己啓発本の登場 ジェーン・フォンダ『ジェーン・フォンダのワークアウト』、ガルウェイ『インナーゲーム』、ほか 8. 自己啓発本界のトホホな面々 ーーーーー 四六判 ソフトカバー 272ページ 送料:300円
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自己啓発の教科書 禁欲主義からアドラー、引き寄せの法則まで
¥2,200
ーーー すべての自己啓発本は10パターンに分類できる!世界のビジネスリーダーが読んでいる自己啓発本の全系譜が、この1冊でだいたいわかる。 ー 今日、自己啓発は数十億ドル規模の世界的な産業となった。だが、自己啓発は今に始まった現象ではなく、長い歴史の積み重ねがある。何千年もの間、哲学者や賢者、神学者たちが、良い人生とは何かを考え、それを実現するための戦略を練っていた。 著者アナ・カタリーナ・シャフナーは、自己啓発の核となる考え方を10パターンに整理し、それらが文化や時代を超えてどのように進化してきたのか、そしてなぜ今も私たちの心に響き続けているのかを明らかにする。 ーーー 四六判 ソフトカバー 336ページ 送料:300円
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岐路の前にいる君たちに
¥1,760
私たちは何のために学ぶのか?どう生きていくのか?考えるきっかけを与える羅針盤のような言葉。哲学者で現せんだいメディアテーク館長の鷲田清一さんが大阪大学と京都市立芸術大学の学長時代に入学式と卒業式で贈った式辞集。大学に入学した時、大学を卒業する時、この本に出会えていたら良かったのに、と感じました。高校生で読むのもとても良いと思います、遠くを見通す視野を持つきかっけになるはずです。 【送料300円】