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喫茶店のディスクール | オオヤミノル

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『珈琲の建設』から6年を経て刊行となった著者新刊。前作にも増してアクの強い語りが繰り広げられるが、金言も次から次へとこぼれ出すため、最後までぐいぐいと引っ張られるように読んでしまう。いい店とは何か、仕事とは、価格とは、ローカルとは。線を引きつつ、批評的に読むことで真価が発揮される一冊。

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われわれは一体誰と契約をしているのか?
SNSとグルメサイト、クラウンドファンディングとポイントカードに骨抜きにされた消費者万能の暗黒時代に模索する「いい店」の条件。自身の迷走を振り返りつつ、犬の目線で語る、経済、仕事、メディアにコミュニティ。金言だらけの与太話再び。

京都出身の焙煎人であり、京都[KAFE工船]、倉敷[カフェゲバ]などのカフェを営む著者が、街場の語り口で考える、この時代いかにして「いいお店」が成立するか。

情報消費、権威主義、労働者と消費者の物象化と疎外、シェアという名の労働力搾取まで、昨今の小商いにまで侵食する不可解な現象を、社会契約論にまでさかのぼり、共有地、贈与、ローカルなど広範囲にわたるキーワードとともに考察した、痛快かつ深い喫茶・小商い論。

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四六判変型 / 143P / 仮フランス装

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