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差別はたいてい悪意のない人がする | キム・ジヘ

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著者が非正規職員として働いていたころ、非正規職員のドアには紙をラミネート加工したネームプレートが、正規職員のドアには木に名前を刻んだネームプレートが付いていた。毎日ドアを開けるたびに自らの身分を思い知らされるようだった。二年半が経ったころ、正規職員の同僚にこの違いについて聞いてみると、彼はネームプレートが異なっていることにすら気付いていなかった。

悪意なき差別主義者がいかに作られるかについて考える第一部。
どのように差別が不可視化され、どのように「正当な差別」として偽装されるのかについて考える第二部。
第二部までの内容をもとに、差別に対する私たちの姿勢について語る第三部。


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あらゆる差別は、マジョリティには「見えない」。
日常の中にありふれた排除の芽に気づき、真の多様性と平等を考える思索エッセイ。


韓国で16万部突破のベストセラー!


☆各分野の識者が絶賛!☆

「日本語上手ですね」例えばそんな褒め言葉が、誰かに苦痛を与えることもある。
多数者が変わらずに済むことを優先する社会は、少数者から「痛い」という言葉すら奪う社会でもある。
これまでずっと無視してきた痛みに、私たち全員が向き合うための一冊。
――望月優大(「ニッポン複雑紀行」編集長)


「細かいことで差別だ偏見だと騒ぐ人が増えて、なんだか疲れる」と思ったことはありますか。
「騒ぐ人たちこそ、人を差別している」とも思うかもしれません。
どうしてこんなに“窮屈な”世の中になってしまったのか?
この本はそんな疑問に答え、頭を整理してくれます。
――小島慶子(エッセイスト)


差別は日常的にある。いい人でも悪い人でも差別をしてしまう。
偏った正義感こそが差別につながると、この本から学んだ。
私は「差別があるのは仕方ない」と諦めるのをやめたい。
まだ見たことのない、本当の公正な社会。それを目指す道すじをこの本が教えてくれる。
――伊是名夏子(コラムニスト、車いすユーザー)


善意、不安、無知、無関心、被害者意識……と様々な形で「バランスの是正」や
「差別の禁止」を阻んでいるマジョリティ〈多数派〉とはいったい誰なのか。
認めるのは苦しいけれど、それはおそらく俺たちのことだ。
――清田隆之(桃山商事代表)


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四六判 ソフトカバー 256ページ

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