収納され続ける収納 生活者のデザイン史 | 北田聖子
¥2,090 税込
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収納がどのように語られてきたかの歴史を通して、人々がどのように生活をデザインしてきたかを探る本。2000年代、戦後から1990年代、明治後期から戦中と大きく三つのパートに分けて遡っていきます。著者の北田聖子さんは桑沢デザイン研究所で近代デザイン史を教えている方だそうで、桑沢出身の本屋として推したい一冊です。
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(出版社による紹介)
誰もがあたりまえに行っている行為「収納」。おもに住まいに関する収納を取り上げた書籍や雑誌の刊行はあとをたちません。なぜ収納の話題は尽きないのか。また、どうして私たちは物をどうにか収納しようとし続けるのか。
本書では、「住まいにおける収納がどのように語られてきたか」をテーマに、収納の歴史を3つの章と10のパートにわけて編成しています。私たちになじみのある現代から、過去にさかのぼるかたちで、時代ごとに変わっていく収納の意味や、それらがあらわれた文脈を、ことばを手がかりに取り上げます。
私たちは日々、デザインの所産である物を住まいのどこかに置いたり、隠したり、飾ったり、ときにはそのための収納用品を自らつくったりして、生活をかたちづくっています。収納の歴史は、名もなき人々のデザインの歴史でもあるのです。
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【目次】
第一章 二〇〇〇年代
・終わりなき暮らしの実験──ブロガーの収納
・収納の逆説──ミニマリストの収納
・日常と地続きの創造のありか──クリエイターの収納
・収納を語ることへのアンチテーゼ──ズボラニストの収納
第二章 戦後から九〇年代
・ファイリング・システムから問う過去の未来──研究者の収納
・子ども部屋という「夢」と手づくり──ティーンの収納
・「収納ベタ」への救いの手──プロの収納
第三章 明治後期から戦中
・「収納」を語ることのプロローグ──主婦の収納
・理想的な「生活」からみた収納の領分──建築家の収納
・繰り返されない日常での収納──国民の収納
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四六判変形 ソフトカバー 240ページ
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