
酸っぱいブドウ/はりねずみ | ザカリーヤー・ターミル
¥2,530 税込
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(出版社による紹介)
暴力と抑圧がはびこる架空の街区を舞台に、現代シリア文学の重鎮が描く短篇集と中篇の二作を収録。
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『酸っぱいブドウ』
「短剣に斃る」──強欲で乱暴で慎みを欠き、くせ者揃いの住民で知られるクワイク街区。そこに暮らす片耳の男ヒドゥル・アッルーンは、自分の伴侶のように大事にしていた短剣を警察に没収されてしまう。
「隘路の外衣」──クワイク街区を抜けて近道しようとしたムフスィン・ファーイルは、黒い外衣をまとった女に道を訊かれる。知らないと答えると、突然その女の兄を名乗る男が現われ、因縁をつけられる。
「ハッラーウの末路」──床屋のサイード・ハッラーウは店を閉め、謎の黄色い錠剤を売っている。錠剤には魔法のような効能があり、街区に住む男たちは次々と中毒に陥るが、その成分や製造方法は誰にもわからない。
「八時」──ハナーン・ムルキーは一時間刻みで約束をこなす。正午には公園、一時にはある家、二時にはカフェ、三時には映画館、五時には婦人服店、六時にはレストランへ……多忙な娘が八時に帰宅するまでの半日を追う。
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『はりねずみ』
両親と兄と暮らす六歳の「僕」。シリアの子どもの殺伐とした日常を、コミカルかつシニカルに語る。
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[著者略歴]
ザカリーヤー・ターミル
1931年ダマスカス生まれ。13歳から製鉄工として働くかたわら独学で学び、図書館の本を濫読する生活を送る。1950年代後半から執筆活動を開始し1960年に第一短篇集『白馬のいななき』を刊行。以来、短篇小説、児童書などさまざまなジャンルで健筆をふるい、一躍シリア文学界を牽引する存在となる。アラブ文学に短篇小説というジャンルを確立した功労者でもあり、2009年の「アラブ短篇小説のためのカイロ会合」賞、2015年の「マフムード・ダルウィーシュ自由と創造」賞など受賞多数。1981年より英オックスフォード在住。
2015年、中東文学を紹介する英国の文芸誌「バニパル」でターミルの特集が組まれ、『酸っぱいブドウ』の一部の英訳が掲載された。他の作品は英語、フランス語、ドイツ語、ヘブライ語、中国語等に訳されている。
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四六判 ハードカバー 218ページ
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