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表現主義の理論 危機の時代と本能の芸術 | 鈴木芳子

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(出版社による紹介)

いわゆる人間性がそこなわれ、生きている意味は何なのかと拭えぬ疑いに苦しむ人もいる。救いがたい利個主義者たちが力を弄んで不調和を生み出す。力への偏りは排他的体系へと人々を誘因し世は危さを孕む。理性に欺かれている時でない。感性に魅了さるべき時なのだ。今なお際立つ表現主義を学ぶ。

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【目次】

カラー口絵
はじめに 
  二十世紀の革命芸術/先行研究/危機の時代、本能の芸術

1章 表現主義の全体像 
  1フリードリヒ・マルクス・ヒューブナー「ドイツにおける表現主義」/2W・ムシュク『トラークルからブレヒトまで――表現主義の詩人たち』/3ヴァルデンと〈シュトゥルム〉、カール・クラウスについて/4〈ブリュッケ〉と「ブリュッケ・プログラム」

2章 新たなパトス 
 シュテファン・ツヴァイク「新たなパトス」

3章 表現主義と「醜」の美学 
  1ローゼンクランツの『醜の美学』/2醜の芸術的変容/3大都市のリアル/4ゴットフリート・ベンの詩集『死体公示所』⊃「美しい青春」

4章 救いがたい自我 
  1父祖の世代との対決/2新たな美の獲得/3都市と身体の相互浸透――カジミール・エトシュミットの「記憶する眼」/エトシュミット「文学的表現主義について」

5章  遊び心が世界を拓く――ヤーコプ・ファン・ホディス 104
  1言葉は主体の生きる場を拡張する詩「魔術師の追記:絞首台の歌」/2生と遊びは直結する/詩「世界の終わり」

6章 エルゼ・ラスカー=シューラーの詩的真実 
  詩三篇「この世を逃れて」/「古のチベット絨毯」/「夢 」/エルゼ・ラスカー=シューラーの夕べ――ベンのスピーチ

7章  カール・アインシュタインの「芸術を紐帯とする新たな世界像」 
  1模倣か創造か/「Roman(長篇小説)に関する所見」/2実験小説『ベビュカン』――哲学と道化芝居を同時存在させる試み/美術と文学を横断するキュビズム/3アートで繋がる分断なき世界

8章  破壊による創造と知的再構成――カール・アインシュタイン『二十世紀の芸術』の視座から 
  1フェルナン・レジェ/2ルートヴィヒ・マイトナー/マイトナーの「大都市像を描くための手引き」/†美の追求とパトスと権力

終章 
  1ゴットフリート・ベン「四十年後」/2クルト・ピントゥス「第二の残響」

あとがき 
主要参考文献 

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四六判 ハードカバー 208ページ
送料:300円

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