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自閉症が文化をつくる | 竹中均

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伊藤若冲やアルチンボルド、アンディ・ウォーホルやエリック・サティ、ルイス・キャロルやコナン・ドイルらが生み出した文化には、時と場所を越えて不思議な共通点がある。ぴったりとはまらない人々がつくる、ぴったりとはまる文化とはどのようなものか。文化史の地層から「自閉文化」の鉱脈を掘り起こし、リアリズムと合理性に依存する「健常」で「定型」な近代を問い直す。



【目次】

はじめに

第1部 自閉症がつくる文化
第1章 若冲からチューリングへ
第2章 常数としてのマニエリスムと自閉症
第3章 自閉症とは何か
第4章 「自閉文化」の特徴

第2部 世界はそもそもパズルである
第5章 迷宮と蒐集──ルドルフ二世とアルチンボルド
第6章 「不思議の国」は「驚異の部屋」──ルイス・キャロルとアリス
第7章 名探偵・妖精・心霊──コナン・ドイルとホームズ
第8章 点と線──エリック・サティの奇想の音楽
第9章 缶詰が並んでいる──アンディ・ウォーホルの凍りついた宇宙
第10章 パズルと対位法──グレン・グールドの録音スタジオ
第11章 マシンと夢──村上春樹のジグソー・パズル
第12章 コンビニ空間──村田沙耶香と「世界の部品」
第13章 「おひとりさま」の可能性──上野千鶴子の「離脱の戦略」
第14章 ゲームと機械──榎宮祐のライトノベル異世界

第3部 ずれた世界でよりよく生きる
第15章 『アリス』のパラドクス──自己言及を字義通り生きる
第16章 笑いのワンダーランド──二つの世界
第17章 自閉症から認知症へ──プロセスと崩れ

おわりに

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四六判 ソフトカバー 270ページ

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